15:58
TEDGlobal 2013

Marla Spivak: Why bees are disappearing

マーラ・スピヴァク: ハチが消えつつある理由

Filmed:

ミツバチは5,000万年もの間繁栄し、ひとつのコロニーには4万から5万のハチが驚くべき調和の中で生きています。7年前、ハチのコロニーが一斉に死滅し始めました。それは何故か?マーラ・スピヴァクが悲劇的な結果を生むかもしれない4つの理由を明らかにします。これは簡単な問題ではありません。ハチは世界の作物の3分の1を受粉しているのですから。もしかするとこのハチが、私達を映す鏡となってくれるかもしれません。

- Bees scholar
Marla Spivak researches bees’ behavior and biology in an effort to preserve this threatened, but ecologically essential, insect. Full bio

This is our life with bees,
これはハチがいるときの生活
00:12
and this is our life without bees.
これはハチがいないときの生活
00:16
Bees are the most important pollinators
ハチは花粉の運び手として
とても重要です
00:20
of our fruits and vegetables and flowers
果物 野菜 花や 家畜の餌となる
作物などの花粉を運びます
00:23
and crops like alfalfa hay that feed our farm animals.
果物 野菜 花や 家畜の餌となる
作物などの花粉を運びます
00:25
More than one third of the world's crop production
世界の作物生産の3分の1以上が
ハチの受粉に依存しています
00:29
is dependent on bee pollination.
世界の作物生産の3分の1以上が
ハチの受粉に依存しています
00:32
But the ironic thing is that bees are not out there
しかしハチが受粉するのは
私達の食糧のためではありません
00:34
pollinating our food intentionally.
しかしハチが受粉するのは
私達の食糧のためではありません
00:37
They're out there because they need to eat.
彼らは食事しているのです
00:40
Bees get all of the protein they need in their diet
ハチは必要なタンパク質を
全て花粉から摂取し
00:43
from pollen
ハチは必要なタンパク質を
全て花粉から摂取し
00:46
and all of the carbohydrates they need from nectar.
必要な炭水化物は全て
花の蜜から摂取します
00:47
They're flower-feeders,
花を食べているんです
00:50
and as they move from flower to flower,
ショッピングするように
花から花へ移動して
00:52
basically on a shopping trip at the local floral mart,
ショッピングするように
花から花へ移動して
00:54
they end up providing this valuable pollination service.
結果的に受粉が行われます
00:57
In parts of the world where there are no bees,
ハチがいない地域もしくは
ハチが受粉する品種がない地域では
01:02
or where they plant varieties that are not attractive to bees,
ハチがいない地域もしくは
ハチが受粉する品種がない地域では
01:04
people are paid to do the business of pollination by hand.
手作業で受粉することが
仕事になります
01:07
These people are moving pollen from flower to flower
花粉を花から花へ
筆を使って運びます
01:11
with a paintbrush.
花粉を花から花へ
筆を使って運びます
01:15
Now this business of hand pollination
こうした手作業の受粉は
現在それほど珍しくありません
01:17
is actually not that uncommon.
こうした手作業の受粉は
現在それほど珍しくありません
01:19
Tomato growers often pollinate their tomato flowers
トマトの栽培ではしばしば
携帯バイブレータを使用します
01:21
with a hand-held vibrator.
トマトの栽培ではしばしば
携帯バイブレータを使用します
01:25
Now this one's the tomato tickler. (Laughter)
今トマトをくすぐっているところです(笑)
01:27
Now this is because the pollen within a tomato flower
トマトの花粉は
おしべの葯の中に
01:31
is held very securely within
しっかりと閉じ込められているため
01:37
the male part of the flower, the anther,
しっかりと閉じ込められているため
01:38
and the only way to release this pollen is to vibrate it.
振動を与えなければ
花粉が出てこないからです
01:41
So bumblebees are one of the few kinds of bees in the world
マルハナバチは花を振動させる
世界でも数少ないハチです
01:44
that are able to hold onto the flower and vibrate it,
マルハナバチは花を振動させる
世界でも数少ないハチです
01:48
and they do this by shaking their flight muscles
音符のドに近い周波数で
飛翔筋を震わせて
01:51
at a frequency similar to the musical note C.
音符のドに近い周波数で
飛翔筋を震わせて
01:54
So they vibrate the flower, they sonicate it,
振動させることで
花に刺激を与えると
01:58
and that releases the pollen in this efficient swoosh,
シューッと効率的に花粉が放出され
02:01
and the pollen gathers all over the fuzzy bee's body,
ハチはふさふさした体全体に
花粉を集めて
02:04
and she takes it home as food.
食糧として巣に持ち帰ります
02:07
Tomato growers now put bumblebee colonies
現在のトマト栽培では
マルハナバチの巣を温室の中に入れ
02:09
inside the greenhouse to pollinate the tomatoes
受粉を行っています
02:12
because they get much more efficient pollination
自然な状態で行った方が
はるかに効率的で
02:15
when it's done naturally
自然な状態で行った方が
はるかに効率的で
02:17
and they get better quality tomatoes.
品質の良いトマトができるからです
02:18
So there's other, maybe more personal reasons,
そしてハチに関して
気になることがまだあります
02:22
to care about bees.
そしてハチに関して
気になることがまだあります
02:26
There's over 20,000 species of bees in the world,
ハチは世界に20,000種以上
みんな美しいものばかりです
02:27
and they're absolutely gorgeous.
ハチは世界に20,000種以上
みんな美しいものばかりです
02:31
These bees spend the majority of their life cycle
ほとんどのハチが一生の大半を
地中や植物の中に隠れて過ごしますが
02:34
hidden in the ground or within a hollow stem
ほとんどのハチが一生の大半を
地中や植物の中に隠れて過ごしますが
02:37
and very few of these beautiful species
その中でも高い社会性を
進化させた種がミツバチです
02:40
have evolved highly social behavior like honeybees.
その中でも高い社会性を
進化させた種がミツバチです
02:42
Now honeybees tend to be the charismatic representative
ほかの19,900の種にとっては
ミツバチはカリスマといえます
02:46
for the other 19,900-plus species
ほかの19,900の種にとっては
ミツバチはカリスマといえます
02:49
because there's something about honeybees
ミツバチには人々をひきつける
何かがあるからです
02:53
that draws people into their world.
ミツバチには人々をひきつける
何かがあるからです
02:55
Humans have been drawn to honeybees
有史以来
人間はミツバチに魅せられてきました
02:58
since early recorded history,
有史以来
人間はミツバチに魅せられてきました
03:00
mostly to harvest their honey,
素晴らしい天然甘味料である
ハチミツが採れるからです
03:02
which is an amazing natural sweetener.
素晴らしい天然甘味料である
ハチミツが採れるからです
03:04
I got drawn into the honeybee world
私がミツバチの世界に魅せられたのは
本当に偶然でした
03:07
completely by a fluke.
私がミツバチの世界に魅せられたのは
本当に偶然でした
03:09
I was 18 years old and bored,
18歳のとき退屈だったので
図書館でハチに関する本を借りて
03:11
and I picked up a book in the library on bees
18歳のとき退屈だったので
図書館でハチに関する本を借りて
03:13
and I spent the night reading it.
一晩かけて読みました
03:16
I had never thought about insects
昆虫の社会がこれほど複雑だとは
思いもしませんでした
03:18
living in complex societies.
昆虫の社会がこれほど複雑だとは
思いもしませんでした
03:20
It was like the best of science fiction come true.
まるでSFの世界だったのです
03:22
And even stranger, there were these people,
そしてハチを家族のように愛している
養蜂家の人達がいることを知りました
03:25
these beekeepers, that loved their bees like they were family,
そしてハチを家族のように愛している
養蜂家の人達がいることを知りました
03:28
and when I put down the book, I knew I had to see this for myself.
読み終えたとき 自分の目で
見ないといけないと思いました
03:32
So I went to work for a commercial beekeeper,
そこで養蜂場で働くことにしました
03:36
a family that owned 2,000 hives of bees in New Mexico.
ニューメキシコ州の一家で
2,000個のハチの巣を所有していました
03:38
And I was permanently hooked.
私は完全にはまってしまいました
03:42
Honeybees can be considered a super-organism,
ミツバチはまさにスーパー生物です
03:46
where the colony is the organism
コロニー自体が生き物で
03:49
and it's comprised of 40,000 to 50,000
コロニーには4万から5万匹の
ミツバチがいます
03:51
individual bee organisms.
コロニーには4万から5万匹の
ミツバチがいます
03:54
Now this society has no central authority.
ミツバチの社会には
中央権力がありません
03:57
Nobody's in charge.
リーダーはいないのです
04:00
So how they come to collective decisions,
ではどのようにして
04:02
and how they allocate their tasks and divide their labor,
集団的な意思決定や
作業や労働の割り当てをし
04:04
how they communicate where the flowers are,
花の場所を知らせるのか
04:07
all of their collective social behaviors are mindblowing.
ミツバチの集団的な社会行動は
すべて衝撃的なものです
04:10
My personal favorite, and one that I've studied for many years,
個人的な好みから
私が長年研究しているのは
04:14
is their system of healthcare.
ハチのヘルスケア・システムです
04:18
So bees have social healthcare.
そう ハチの社会にも
ヘルスケアがあるんです
04:19
So in my lab, we study how bees keep themselves healthy.
ハチがどうやって健康管理を
しているのかを研究しています
04:23
For example, we study hygiene,
例えば衛生についていえば
04:27
where some bees are able to locate and weed out
病気のハチを巣から追い出すことで
04:30
sick individuals from the nest, from the colony,
病気のハチを巣から追い出すことで
04:32
and it keeps the colony healthy.
巣を健康に保ちます
04:36
And more recently, we've been studying resins
最近私達が研究しているのは
ハチが植物から収集する樹脂です
04:38
that bees collect from plants.
最近私達が研究しているのは
ハチが植物から収集する樹脂です
04:42
So bees fly to some plants and they scrape
ハチは植物の葉から
非常に粘着性のある樹脂を擦り取り
04:44
these very, very sticky resins off the leaves,
ハチは植物の葉から
非常に粘着性のある樹脂を擦り取り
04:47
and they take them back to the nest
巣に持ち帰ります
04:49
where they cement them into the nest architecture
巣を作るための
接着剤として使用するためです
04:51
where we call it propolis.
これはプロポリスと呼ばれています
04:54
We've found that propolis is a natural disinfectant.
このプロポリスは天然の
消毒剤・抗生物質であることがわかりました
04:56
It's a natural antibiotic.
このプロポリスは天然の
消毒剤・抗生物質であることがわかりました
05:01
It kills off bacteria and molds and other germs
コロニー内の細菌やカビ
その他の菌を殺すことができます
05:03
within the colony,
コロニー内の細菌やカビ
その他の菌を殺すことができます
05:06
and so it bolsters the colony health and their social immunity.
こうしてコロニーの健康と免疫が
支えられているのです
05:08
Humans have known about the power of propolis
人間は聖書の時代から
プロポリスの力を知っていました
05:12
since biblical times.
人間は聖書の時代から
プロポリスの力を知っていました
05:15
We've been harvesting propolis out of bee colonies
人間のための薬として
巣からプロポリスを収穫していますが
05:17
for human medicine,
人間のための薬として
巣からプロポリスを収穫していますが
05:20
but we didn't know how good it was for the bees.
ハチにとってどう良いのか
我々は知りませんでした
05:22
So honeybees have these remarkable natural defenses
ミツバチはこの驚くべき防御機能によって
05:26
that have kept them healthy and thriving
5000万年以上にわたって
健康と繁栄を保持してきたのです
05:30
for over 50 million years.
5000万年以上にわたって
健康と繁栄を保持してきたのです
05:32
So seven years ago, when honeybee colonies
7年前 始めはアメリカで
05:37
were reported to be dying en masse,
ミツバチのコロニーが
大量に死滅しつつあると報告されました
05:40
first in the United States,
ミツバチのコロニーが
大量に死滅しつつあると報告されました
05:42
it was clear that there was something really, really wrong.
何か異常が起きていることは明らかでした
05:44
In our collective conscience, in a really primal way,
常識的に考えて ハチは私達にとって
欠かすことのできない生き物です
05:48
we know we can't afford to lose bees.
常識的に考えて ハチは私達にとって
欠かすことのできない生き物です
05:51
So what's going on?
何が起こっているのでしょうか?
05:54
Bees are dying from multiple and interacting causes,
複数の要因が絡み合っているので
これから一つ一つ見ていきましょう
05:57
and I'll go through each of these.
複数の要因が絡み合っているので
これから一つ一つ見ていきましょう
06:02
The bottom line is,
重要な要因としては
06:04
bees dying reflects a flowerless landscape
花が咲かない土地の増加と
食糧制度の機能不全があります
06:06
and a dysfunctional food system.
花が咲かない土地の増加と
食糧制度の機能不全があります
06:10
Now we have the best data on honeybees,
ミツバチに関する良いデータがあるので
例として見ていきましょう
06:13
so I'll use them as an example.
ミツバチに関する良いデータがあるので
例として見ていきましょう
06:15
In the United States, bees in fact have been
実は 第二次世界大戦以降
アメリカではハチがずっと減少してきています
06:17
in decline since World War II.
実は 第二次世界大戦以降
アメリカではハチがずっと減少してきています
06:21
We have half the number of managed hives
現在 国内で飼われているハチの巣の数は
06:24
in the United States now compared to 1945.
1945年と比べると
半数しかありません
06:26
We're down to about two million hives of bees, we think.
約200万まで減少したと考えています
06:29
And the reason is, after World War II,
その理由は第二次世界大戦後
農業のやり方を変えたことです
06:33
we changed our farming practices.
その理由は第二次世界大戦後
農業のやり方を変えたことです
06:35
We stopped planting cover crops.
クローバーやアルファルファなどの
間作物を植えるのをやめたのです
06:39
We stopped planting clover and alfalfa,
クローバーやアルファルファなどの
間作物を植えるのをやめたのです
06:41
which are natural fertilizers that fix nitrogen in the soil,
これらは 土壌に窒素を固定するための
天然の肥料となります
06:44
and instead we started using synthetic fertilizers.
その代わりに使用し始めたのが
合成肥料です
06:48
Clover and alfalfa are highly nutritious food plants for bees.
クローバーやアルファルファはハチにとって
栄養価の高い食糧でした
06:52
And after World War II, we started using herbicides
また 戦後 農場の雑草駆除に
除草剤が使用され始めました
06:57
to kill off the weeds in our farms.
また 戦後 農場の雑草駆除に
除草剤が使用され始めました
07:01
Many of these weeds are flowering plants
多くの雑草は開花植物で
ハチの生存に必要なものでした
07:03
that bees require for their survival.
多くの雑草は開花植物で
ハチの生存に必要なものでした
07:06
And we started growing larger and larger crop monocultures.
さらに 私達は広大な単一栽培を
増やしていったのです
07:09
Now we talk about food deserts,
「食料砂漠」とは
07:14
places in our cities, neighborhoods that have no grocery stores.
食料品店がない地域のことですが
07:17
The very farms that used to sustain bees
かつてハチを支えてきた農場は
07:21
are now agricultural food deserts,
いまやハチにとって
「食料砂漠」です
07:25
dominated by one or two plant species
トウモロコシや大豆などの
ほんの数種に占拠されているからです
07:28
like corn and soybeans.
トウモロコシや大豆などの
ほんの数種に占拠されているからです
07:31
Since World War II, we have been systematically
第二次世界大戦以降
ハチの生存に必要な開花植物の多くを
07:33
eliminating many of the flowering plants
第二次世界大戦以降
ハチの生存に必要な開花植物の多くを
07:36
that bees need for their survival.
計画的に排除してきました
07:39
And these monocultures extend even to crops
単一栽培はアーモンドのような
ハチに適した作物にまで拡大しました
07:42
that are good for bees, like almonds.
単一栽培はアーモンドのような
ハチに適した作物にまで拡大しました
07:45
Fifty years ago, beekeepers would take a few colonies,
50年前は 養蜂家がアーモンド園に
連れて行くハチの巣はごくわずかでした
07:48
hives of bees into the almond orchards, for pollination,
50年前は 養蜂家がアーモンド園に
連れて行くハチの巣はごくわずかでした
07:52
and also because the pollen in an almond blossom
アーモンドの花は 花粉がタンパク質に富み
07:55
is really high in protein. It's really good for bees.
ハチに適していました
07:59
Now, the scale of almond monoculture
アーモンドの単一栽培が広まった今では
08:03
demands that most of our nation's bees,
150万以上のハチの巣を
アメリカ中から輸送し
08:07
over 1.5 million hives of bees,
150万以上のハチの巣を
アメリカ中から輸送し
08:10
be transported across the nation
アーモンドを受粉させる必要があります
08:12
to pollinate this one crop.
アーモンドを受粉させる必要があります
08:15
And they're trucked in in semi-loads,
積荷として運ばれた後は
また引き上げなければなりません
08:18
and they must be trucked out,
積荷として運ばれた後は
また引き上げなければなりません
08:20
because after bloom, the almond orchards
アーモンドの花の時期が終わると
08:23
are a vast and flowerless landscape.
単一栽培のアーモンド園は 広大な
花のない大地になってしまうからです
08:25
Bees have been dying over the last 50 years,
この50年でハチの数は減っているのに
08:31
and we're planting more crops that need them.
私達はハチの受粉を必要とする作物の
栽培を増やしています
08:33
There has been a 300 percent increase in crop production
ハチの受粉を必要とする作物の生産量は
4倍になりました
08:37
that requires bee pollination.
ハチの受粉を必要とする作物の生産量は
4倍になりました
08:41
And then there's pesticides.
そして殺虫剤の問題があります
08:45
After World War II, we started using pesticides
第二次世界大戦後
殺虫剤が大規模に使用され始めました
08:48
on a large scale, and this became necessary
第二次世界大戦後
殺虫剤が大規模に使用され始めました
08:51
because of the monocultures that put out a feast
単一栽培は害虫にとってごちそうなので
殺虫剤が必要になったのです
08:54
for crop pests.
単一栽培は害虫にとってごちそうなので
殺虫剤が必要になったのです
08:58
Recently, researchers from Penn State University
ペンシルベニア州立大学の
最近の研究では
09:00
have started looking at the pesticide residue
ハチが食糧として持ち帰る花粉内の
残留殺虫剤が調べられました
09:03
in the loads of pollen that bees carry home as food,
ハチが食糧として持ち帰る花粉内の
残留殺虫剤が調べられました
09:06
and they've found that every batch of pollen
ミツバチが収集する花粉全てに
少なくとも6種の殺虫剤が検出されました
09:10
that a honeybee collects
ミツバチが収集する花粉全てに
少なくとも6種の殺虫剤が検出されました
09:13
has at least six detectable pesticides in it,
ミツバチが収集する花粉全てに
少なくとも6種の殺虫剤が検出されました
09:15
and this includes every class of insecticides,
ここには除草剤や殺菌剤の他
09:19
herbicides, fungicides,
不活性成分や非表示成分も含まれていて
09:23
and even inert and unlabeled ingredients
不活性成分や非表示成分も含まれていて
09:26
that are part of the pesticide formulation
そちらの方が有効成分より有毒なこともあります
09:29
that can be more toxic than the active ingredient.
そちらの方が有効成分より有毒なこともあります
09:32
This small bee is holding up a large mirror.
そしてハチが指標となっているわけです
09:36
How much is it going to take to contaminate humans?
人間にはどの程度影響があるのでしょうか?
09:42
One of these class of insecticides,
殺虫剤の一種であるネオニコチノイドが
現在世界で注目を集めています
09:46
the neonicontinoids,
殺虫剤の一種であるネオニコチノイドが
現在世界で注目を集めています
09:49
is making headlines around the world right now.
殺虫剤の一種であるネオニコチノイドが
現在世界で注目を集めています
09:51
You've probably heard about it.
聞いたことがあるかもしれませんが
これは新種の殺虫剤で
09:53
This is a new class of insecticides.
聞いたことがあるかもしれませんが
これは新種の殺虫剤で
09:54
It moves through the plant so that a crop pest,
植物内に取り込まれるため
09:56
a leaf-eating insect,
葉を食べた虫は
致死量に達し死ぬことになります
10:00
would take a bite of the plant
葉を食べた虫は
致死量に達し死ぬことになります
10:01
and get a lethal dose and die.
葉を食べた虫は
致死量に達し死ぬことになります
10:02
If one of these neonics, we call them,
このネオニコチノイドが高濃度で
土壌などにまかれた場合
10:06
is applied in a high concentration,
このネオニコチノイドが高濃度で
土壌などにまかれた場合
10:08
such as in this ground application,
このネオニコチノイドが高濃度で
土壌などにまかれた場合
10:11
enough of the compound moves through the plant
多くの殺虫成分が植物内に入り
10:13
and gets into the pollen and the nectar,
ハチが食べる
花粉やハチミツに達します
10:16
where a bee can consume, in this case,
ハチが食べる
花粉やハチミツに達します
10:18
a high dose of this neurotoxin
ハチは高濃度の神経毒によって
けいれんを起こして死んでしまいます
10:20
that makes the bee twitch and die.
ハチは高濃度の神経毒によって
けいれんを起こして死んでしまいます
10:23
In most agricultural settings, on most of our farms,
多くの農家では
10:27
it's only the seed that's coated with the insecticide,
ネオニコチノイドがかかっているのは
種の部分だけなので
10:30
and so a smaller concentration moves through the plant
植物内に入り
花粉やハチミツにたどり着くのは
10:34
and gets into the pollen and nectar,
ほんの低濃度です
10:37
and if a bee consumes this lower dose,
それをハチが食べたとしたら
何も起こらないかもしれませんし
10:39
either nothing happens
それをハチが食べたとしたら
何も起こらないかもしれませんし
10:42
or the bee becomes intoxicated and disoriented
中毒となり 混乱して帰り道が
わからなくなるかもしれません
10:43
and she may not find her way home.
中毒となり 混乱して帰り道が
わからなくなるかもしれません
10:47
And on top of everything else, bees have
そして重要なのは ハチには固有の
病気や寄生虫があることです
10:50
their own set of diseases and parasites.
そして重要なのは ハチには固有の
病気や寄生虫があることです
10:53
Public enemy number one for bees is this thing.
ハチにとって最大の天敵はこれなんです
10:55
It's called varroa destructor.
バロアデストラクター(バロアダニ)と言います
その名の通り
10:58
It's aptly named.
バロアデストラクター(バロアダニ)と言います
その名の通り
11:00
It's this big, blood-sucking parasite
体の大きな
血を吸う寄生虫で
11:01
that compromises the bee's immune system
ミツバチの免疫システムを破壊し
ウイルスを注入します
11:04
and circulates viruses.
ミツバチの免疫システムを破壊し
ウイルスを注入します
11:06
Let me put this all together for you.
わかりやすく説明すると
11:09
I don't know what it feels like to a bee
大きな吸血寄生虫が体中をかけまわり
ウイルスに感染することが
11:12
to have a big, bloodsucking parasite running around on it,
大きな吸血寄生虫が体中をかけまわり
ウイルスに感染することが
11:14
and I don't know what it feels like to a bee to have a virus,
ハチにとってどんな気分なのかはわかりませんが
11:17
but I do know what it feels like when I have a virus, the flu,
インフルエンザにかかったときを
考えてみてください
11:20
and I know how difficult it is for me to get
栄養のあるものを買おうとしても
食料品店に行くのが大変です
11:25
to the grocery store to get good nutrition.
栄養のあるものを買おうとしても
食料品店に行くのが大変です
11:29
But what if I lived in a food desert?
もし食糧砂漠に住んでいたら
11:31
And what if I had to travel a long distance
つまり食料品店まで行くのに
長距離を移動しないといけなくて
11:34
to get to the grocery store,
つまり食料品店まで行くのに
長距離を移動しないといけなくて
11:37
and I finally got my weak body out there
弱った体でたどり着き
食糧を手に入れたとしても
11:39
and I consumed, in my food,
弱った体でたどり着き
食糧を手に入れたとしても
11:42
enough of a pesticide, a neurotoxin,
中には神経毒の殺虫剤が入っていて
帰り道がわからなくなるとしたら?
11:44
that I couldn't find my way home?
中には神経毒の殺虫剤が入っていて
帰り道がわからなくなるとしたら?
11:47
And this is what we mean by multiple
これこそが複数に絡み合う
死因の正体です
11:49
and interacting causes of death.
これこそが複数に絡み合う
死因の正体です
11:53
And it's not just our honeybees.
ミツバチだけではありません
11:56
All of our beautiful wild species of bees
トマトを受粉するマルハナバチを含む
11:58
are at risk, including those tomato-pollinating bumblebees.
全ての美しい野生種が
危機に瀕しています
12:01
These bees are providing backup for our honeybees.
これらのハチはミツバチの代役となります
12:06
They're providing the pollination insurance
ミツバチとともに受粉を担う
12:09
alongside our honeybees.
保険となっているのです
12:11
We need all of our bees.
全てのハチが私達にとって必要なのです
12:13
So what are we going to do?
では何をすればいいのでしょうか?
12:15
What are we going to do about this big bee bummer
私達がハチに与えた災難に対し
何をすればいいのでしょうか?
12:18
that we've created?
私達がハチに与えた災難に対し
何をすればいいのでしょうか?
12:20
It turns out, it's hopeful. It's hopeful.
まだまだ希望はあります
12:22
Every one of you out there can help bees
2つの簡単で直接的な方法で
誰でもハチを助けることができます
12:26
in two very direct and easy ways.
2つの簡単で直接的な方法で
誰でもハチを助けることができます
12:30
Plant bee-friendly flowers,
ハチに優しい花を植えること
12:34
and don't contaminate these flowers,
そしてハチの食糧となる花を
殺虫剤で汚染しないことです
12:37
this bee food, with pesticides.
そしてハチの食糧となる花を
殺虫剤で汚染しないことです
12:39
So go online and search for flowers
お住まいの地域に自生する花を
ネットで検索してそれを植えてください
12:42
that are native to your area and plant them.
お住まいの地域に自生する花を
ネットで検索してそれを植えてください
12:45
Plant them in a pot on your doorstep.
玄関先の植木鉢や庭の芝生
家の前の通りなどに植えてください
12:49
Plant them in your front yard, in your lawns,
玄関先の植木鉢や庭の芝生
家の前の通りなどに植えてください
12:51
in your boulevards.
玄関先の植木鉢や庭の芝生
家の前の通りなどに植えてください
12:53
Campaign to have them planted in public gardens,
公共の庭園やコミュニティ空間
牧草地に植えるよう呼びかけてください
12:55
community spaces, meadows.
公共の庭園やコミュニティ空間
牧草地に植えるよう呼びかけてください
12:59
Set aside farmland.
農地を守ってください
13:01
We need a beautiful diversity of flowers
春から秋の生育期間に花を咲かせる
美しい多種多様な花が必要です
13:03
that blooms over the entire growing season,
春から秋の生育期間に花を咲かせる
美しい多種多様な花が必要です
13:06
from spring to fall.
春から秋の生育期間に花を咲かせる
美しい多種多様な花が必要です
13:08
We need roadsides seeded in flowers for our bees,
道端に花を植えるのは
ハチのためだけでなく
13:10
but also for migrating butterflies and birds
移動する蝶や鳥の他
野生動物のためでもあります
13:13
and other wildlife.
移動する蝶や鳥の他
野生動物のためでもあります
13:17
And we need to think carefully about putting back in
土壌やハチに栄養を与えるためには
間作物に戻すことも考えなければなりません
13:19
cover crops to nourish our soil
土壌やハチに栄養を与えるためには
間作物に戻すことも考えなければなりません
13:22
and nourish our bees.
土壌やハチに栄養を与えるためには
間作物に戻すことも考えなければなりません
13:25
And we need to diversify our farms.
そうして農場を多様化する必要があるのです
13:28
We need to plant flowering crop borders and hedge rows
開花作物で生垣の塀を作ることで
13:32
to disrupt the agricultural food desert
農業の食糧砂漠化を防ぎ
13:36
and begin to correct the dysfunctional food system
機能不全した食糧システムを
修正し始める必要があります
13:39
that we've created.
機能不全した食糧システムを
修正し始める必要があります
13:43
So maybe it seems like a really small countermeasure
花を植えるだけなんて
大したことないように見えますが
13:45
to a big, huge problem -- just go plant flowers --
花を植えるだけなんて
大したことないように見えますが
13:48
but when bees have access to good nutrition,
ハチが栄養を手に入れられるようになれば
13:51
we have access to good nutrition
ハチの受粉を通して私達も
栄養を手に入れられるようになります
13:54
through their pollination services.
ハチの受粉を通して私達も
栄養を手に入れられるようになります
13:56
And when bees have access to good nutrition,
ハチが栄養を手に入れられるようになれば
13:59
they're better able to engage their own natural defenses,
何百万年も培ってきた免疫やヘルスケアを
よりよく活用できるようになります
14:01
their healthcare,
何百万年も培ってきた免疫やヘルスケアを
よりよく活用できるようになります
14:05
that they have relied on for millions of years.
何百万年も培ってきた免疫やヘルスケアを
よりよく活用できるようになります
14:06
So the beauty of helping bees this way, for me,
こうした方法で
ハチを助けることの素晴らしさは
14:11
is that every one of us needs to behave
誰もがハチの社会のように
振る舞う必要があることです
14:15
a little bit more like a bee society, an insect society,
誰もがハチの社会のように
振る舞う必要があることです
14:20
where each of our individual actions
個々の行動が
大きな問題の解決に貢献します
14:25
can contribute to a grand solution,
個々の行動が
大きな問題の解決に貢献します
14:28
an emergent property,
これを創発特性といいますが
14:31
that's much greater than the mere sum
個々の行動を単に合計したものより
ずっと大きな成果が得られます
14:32
of our individual actions.
個々の行動を単に合計したものより
ずっと大きな成果が得られます
14:34
So let the small act of planting flowers
だから花を植えたり
殺虫剤をなくすという小さな行動を
14:37
and keeping them free of pesticides
だから花を植えたり
殺虫剤をなくすという小さな行動を
14:42
be the driver of large-scale change.
大規模な変化への駆動力にしていきましょう
14:46
On behalf of the bees, thank you.
ハチに代わってお礼を申し上げます
ありがとうございました
14:50
(Applause)
(拍手)
14:53
Chris Anderson: Thank you. Just a quick question.
クリス・アンダーソン: ありがとうございました
少し質問してもよろしいですか
14:57
The latest numbers on the die-off of bees,
ハチの死滅に関する最新の数字ですが
15:01
is there any sign of things bottoming out?
減少に歯止めがかかる兆候は見られますか?
15:04
What's your hope/depression level on this?
どういった見通しを持たれていますか?
15:06
Maria Spivak: Yeah.
マーラ・スピヴァク: はい
15:09
At least in the United States,
少なくともアメリカでは
15:10
an average of 30 percent of all bee hives
毎年冬に全てのハチの巣の
平均30%が失われています
15:12
are lost every winter.
毎年冬に全てのハチの巣の
平均30%が失われています
15:14
About 20 years ago,
約20年前は15%の減少でした
15:16
we were at a 15-percent loss.
約20年前は15%の減少でした
15:18
So it's getting precarious.
だんだん危険になってきています
15:20
CA: That's not 30 percent a year, that's --
MS: Yes, thirty percent a year.
CA: 年に30%ではなく それは―
MS: いいえ 年に30%です
15:22
CA: Thirty percent a year.
MS: But then beekeepers are able to divide their colonies
CA: 年に30%
MS: でも養蜂家達はコロニーを分割できますので
15:25
and so they can maintain the same number,
数を一定に調整できるのです
15:29
they can recuperate some of their loss.
損失があっても回復できます
15:31
We're kind of at a tipping point.
我々は転換点にいます
15:34
We can't really afford to lose that many more.
もうこれ以上失うことはできません
15:35
We need to be really appreciative
全国の養蜂家の方たちに本当に感謝しています
15:38
of all the beekeepers out there. Plant flowers.
どうか花を植えてください
15:40
CA: Thank you.
CA: ありがとうございました
15:43
(Applause)
(拍手)
15:44
Translated by Hidehito Sumitomo
Reviewed by Wataru Narita

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About the Speaker:

Marla Spivak - Bees scholar
Marla Spivak researches bees’ behavior and biology in an effort to preserve this threatened, but ecologically essential, insect.

Why you should listen

Bees pollinate a third of our food supply -- they don’t just make honey! -- but colonies have been disappearing at alarming rates in many parts of the world due to the accumulated effects of parasitic mites, viral and bacterial diseases, and exposure to pesticides and herbicides. Marla Spivak, University of Minnesota professor of entomology and 2010 MacArthur Fellow, tries as much as possible to think like bees in her work to protect them. They’re “highly social and complex” creatures, she says, which fuels her interest and her research.

Spivak has developed a strain of bees, the Minnesota Hygienic line, that can detect when pupae are infected and kick them out of the nest, saving the rest of the hive. Now, Spivak is studying how bees collect propolis, or tree resins, in their hives to keep out dirt and microbes. She is also analyzing how flowers’ decline due to herbicides, pesticides and crop monoculture affect bees’ numbers and diversity. Spivak has been stung by thousands of bees in the course of her work.

More profile about the speaker
Marla Spivak | Speaker | TED.com