ABOUT THE SPEAKER
Laura Snyder - Science historian
Laura Snyder weaves tales of Victorian-era scientists that have been described as “fit for Masterpiece Theater.”

Why you should listen

A work of history should be more than a collection of happenings, at least from Laura Snyder’s perspective. The Fulbright Scholar, historian of science and professor of philosophy at St. John's University believes histories should aim not only to tell a story, but also to transport a reader through time.

Snyder’s work presents three-dimensional characters that readers connect with. Her most recent book, The Philosophical Breakfast Club, traces the friendship of four 19th-century scientists who met at Cambridge: Charles Babbage (mathematics and computing), William Whewell (math economics), John Herschel (astronomy and photography) and Richard Jones (economy). Inspired by Francis Bacon's ideas, they coined the word “scientist” and were central in transforming science from the province of the amateur (practitioners were until then called "natural philosophers") to a professional system.

More profile about the speaker
Laura Snyder | Speaker | TED.com
TEDGlobal 2012

Laura Snyder: The Philosophical Breakfast Club

ローラ・スナイダー 「哲学朝食会」

Filmed:
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1812年、ケンブリッジ大学の4人の男性が朝食会に集まりました。この熱気に包まれた食事会は、後に新たな科学革命につながります。「科学者」という呼称を作るまで「自然哲学者」と呼ばれていた彼らが、この革命を通して科学研究に4つの原則を導入したのです。歴史家で哲学者のローラ・スナイダーが語るのは、彼ら4人の魅力的な逸話です。
- Science historian
Laura Snyder weaves tales of Victorian-era scientists that have been described as “fit for Masterpiece Theater.” Full bio

Double-click the English transcript below to play the video.

00:12
I'd like you to come back with me for a moment瞬間
0
797
2654
少しの間 皆さんを
19世紀にお連れしましょう
00:15
to the 19thth century世紀,
1
3451
2024
少しの間 皆さんを
19世紀にお連れしましょう
00:17
specifically具体的に to June六月 24, 1833.
2
5475
4448
日付は1833年6月24日です
00:21
The Britishイギリス人 Association協会 for the Advancementアドバンス of Science科学
3
9923
3055
英国科学振興協会の
3回目の会議が
00:24
is holdingホールディング its third三番 meeting会議 at the University大学 of Cambridgeケンブリッジ.
4
12978
3791
ケンブリッジ大学で
開かれているところです
00:28
It's the first night of the meeting会議,
5
16769
2211
会議1日目の夜 ―
00:30
and a confrontation対決 is about to take place場所
6
18980
2863
その後の科学を変える ―
00:33
that will change変化する science科学 forever永遠に.
7
21843
3608
議論が始まろうとしていました
00:37
An elderly高齢者, white-haired白髪 man standsスタンド up.
8
25451
2977
立ちあがったのは
白髪の老人です
00:40
The membersメンバー of the Association協会 are shockedショックを受けた to realize実現する
9
28428
3462
会員達は
その男性が詩人の
00:43
that it's the poet詩人 Samuelサミュエル Taylorテイラー ColeridgeColeridge,
10
31890
3024
S・T・コールリッジだと
気づいて驚愕します
00:46
who hadn'tなかった even left his house in years until〜まで that day.
11
34914
4960
彼はそれまで何年も
自宅から出たことはありません
00:51
They're even more shockedショックを受けた by what he says言う.
12
39874
2896
彼の発言を聞いて
さらに驚愕します
00:54
"You must必須 stop calling呼び出し yourselvesあなた自身 naturalナチュラル philosophers哲学者."
13
42770
5436
「君達は『自然哲学者』という
呼び名を返上すべきだ」
01:00
ColeridgeColeridge feltフェルト that true真実 philosophers哲学者 like himself彼自身
14
48206
3044
コールリッジの考えでは
自分のような真の哲学者は
01:03
pondered熟した the cosmos宇宙 from their彼らの armchairs肘掛け椅子.
15
51250
3048
アームチェアに座って
宇宙について考えるけれど
01:06
They were not muckingマッキング around in the fossil化石 pitsピット
16
54298
2456
振興協会員のように
化石の産地をうろついたり
01:08
or conducting導く messy厄介な experiments実験 with electrical電気 piles
17
56754
3364
手を汚して電堆で
実験などしないというのです
01:12
like the membersメンバー of the Britishイギリス人 Association協会.
18
60118
2972
手を汚して電堆で
実験などしないというのです
01:15
The crowd群集 grew成長しました angry怒っている and began始まった to complain文句を言う loudly大声で.
19
63090
4587
次第に聴衆の感情は高ぶり
不満を述べはじめました
01:19
A young若い Cambridgeケンブリッジ scholar学者 named名前 Williamウィリアム Whewellウィルウェル stood立っていた up
20
67677
3378
ウィリアム・ヒューエルという
若いケンブリッジの学者が
01:23
and quieted静か the audience聴衆.
21
71055
2216
立ちあがって聴衆をなだめ
01:25
He politely丁寧に agreed同意した that an appropriate適切な name
22
73271
2827
振興協会員にふさわしい名称は
01:28
for the membersメンバー of the association協会 did not exist存在する.
23
76098
3816
確かに存在していないと
丁寧に述べました
01:31
"If 'philosophers'「哲学者」 is taken撮影 to be too wideワイド and lofty高尚な a term期間,"
24
79914
5544
「『哲学者』という呼び方が
幅広く高尚過ぎると言うなら ―
01:37
he said, "then, by analogy類推 with 'artist'アーティスト,'
25
85458
4816
"artist"(芸術家)という
呼び名にならって
01:42
we mayかもしれない form 'scientist'科学者.'"
26
90274
3940
"scientist"(科学者)という
言葉を作ってはどうでしょう」
01:46
This was the first time the wordワード scientist科学者
27
94214
2629
この時初めて公の場で
"scientist"という言葉が使われたのです
01:48
was uttered発声した in publicパブリック,
28
96843
1854
この時初めて公の場で
"scientist"という言葉が使われたのです
01:50
only 179 years ago.
29
98697
3596
わずか179年前のことです
01:54
I first found見つけた out about this confrontation対決 when I was in graduate卒業 school学校,
30
102293
3145
私は この議論について
大学院生の時に知り
01:57
and it kind種類 of blew吹っ飛んだ me away.
31
105438
2044
心底驚きました
01:59
I mean, how could the wordワード scientist科学者
32
107482
2184
なぜ"scientist"という ―
02:01
not have existed存在した until〜まで 1833?
33
109666
3489
言葉が1833年まで
存在しなかったのか?
02:05
What were scientists科学者 calledと呼ばれる before?
34
113155
2191
それまでは
どう呼ばれていたのか?
02:07
What had changedかわった to make a new新しい name necessary必要
35
115346
3325
新たな名前が
その時 必要になったのは
02:10
precisely正確に at that moment瞬間?
36
118671
3130
どのような変化が原因か?
02:13
Prior前の to this meeting会議, those who studied研究した the naturalナチュラル world世界
37
121801
3094
この会議以前は
才能あるアマチュアが
02:16
were talented才能のある amateursアマチュア.
38
124895
2172
自然界を研究していました
02:19
Think of the country clergyman牧師 or squireスクワイヤ
39
127067
2288
チャールズ・ダーウィンのように
02:21
collecting収集する his beetlesカブトムシ or fossils化石,
40
129355
2513
地方の聖職者や地主をしながら
02:23
like Charlesチャールズ Darwinダーウィン, for example,
41
131868
2295
昆虫や化石を収集したり
02:26
or, the hired雇われた help of a nobleman貴族, like Josephジョセフ Priestleyプリーストリー,
42
134163
4176
ランズダウン侯爵の司書で
酸素を発見した ―
02:30
who was the literary文学 companionコンパニオン
43
138339
2356
ジョゼフ・プリーストリーのように
02:32
to the Marquisマーキス of Lansdowneランズダウン
44
140695
2160
ジョゼフ・プリーストリーのように
02:34
when he discovered発見された oxygen酸素.
45
142855
2872
貴族の助手だったのです
02:37
After this, they were scientists科学者,
46
145727
2800
この会議以降 彼らは科学者になりました
02:40
professionals専門家 with a particular特に scientific科学的 method方法,
47
148527
3834
つまり科学特有の方法と目的
学会 予算をもった ―
02:44
goalsゴール, societies社会 and funding資金調達.
48
152361
3735
専門家になったのです
02:48
Much of this revolution革命 can be traced追跡された to four4つの men男性
49
156096
3276
この革命の大きな源となったのが
02:51
who met会った at Cambridgeケンブリッジ University大学 in 1812:
50
159372
3259
1812年にケンブリッジ大学で
出会った4人の人物 ―
02:54
Charlesチャールズ Babbageバベッジ, Johnジョン Herschelハーシェル, Richardリチャード Jonesジョーンズ and Williamウィリアム Whewellウィルウェル.
51
162631
4555
C・バベッジ J・ハーシェル
R・ジョーンズ W・ヒューエルです
02:59
These were brilliantブリリアント, driven駆動される men男性
52
167186
2477
聡明かつ野心的で
03:01
who accomplished達成された amazing素晴らしい things.
53
169663
3272
数々の優れた業績を挙げました
03:04
Charlesチャールズ Babbageバベッジ, I think known既知の to most最も TEDstersTEDsters,
54
172935
2999
たぶん皆さんもご存じの
チャールズ・バベッジは
03:07
invented発明された the first mechanical機械的 calculator電卓
55
175934
2795
初の機械式計算機や
03:10
and the first prototypeプロトタイプ of a modernモダン computerコンピューター.
56
178729
4023
現在のコンピュータの
原型を発明しました
03:14
Johnジョン Herschelハーシェル mappedマップされた the stars of the southern南方の hemisphere半球,
57
182752
4060
ジョン・ハーシェルは
南半球の星を記録し
03:18
and, in his spareスペア time, co-invented共同発明 photography写真.
58
186812
4230
余暇を利用して
写真の開発にも一役買いました
03:23
I'm sure we could all be that productive生産的な
59
191042
2148
私達もFacebookや
Twitterの時間を減らせば
03:25
withoutなし Facebookフェイスブック or TwitterTwitter to take up our time.
60
193190
2884
同じ位 創造性豊かに
なれるかも知れません
03:28
Richardリチャード Jonesジョーンズ becameなりました an important重要 economistエコノミスト
61
196074
3290
リチャード・ジョーンズは
大経済学者となり
03:31
who later後で influenced影響を受け Karlカール Marxマルクス.
62
199364
2527
後にマルクスに影響を与えました
03:33
And Whewellウィルウェル not only coined造られた the term期間 scientist科学者,
63
201891
3522
ヒューエルは"scientist"以外に
03:37
as well as the words言葉 anodeアノード, cathode陰極 and ionイオン,
64
205413
4035
陽極 陰極 イオンといった
言葉を造っただけでなく
03:41
but spearheaded先導する international国際 big大きい science科学
65
209448
3036
地球規模の潮汐に関する ―
03:44
with his globalグローバル research研究 on the tides.
66
212484
3096
国際的研究を率いました
03:47
In the Cambridgeケンブリッジ winter of 1812 and 1813,
67
215580
3712
1812-13年の冬 ケンブリッジで
03:51
the four4つの met会った for what they calledと呼ばれる philosophical哲学的 breakfasts朝食.
68
219292
3763
この4人が集まって
「哲学朝食会」を開きました
03:55
They talked話した about science科学
69
223055
1760
話題は科学について ―
03:56
and the need for a new新しい scientific科学的 revolution革命.
70
224815
3122
そして新たな科学革命の
必要性についてです
03:59
They feltフェルト science科学 had stagnated停滞した
71
227937
1891
彼らは17世紀の科学革命以降 ―
04:01
since以来 the days日々 of the scientific科学的 revolution革命 that had happened起こった
72
229828
3252
彼らは17世紀の科学革命以降 ―
04:05
in the 17thth century世紀.
73
233080
2238
科学が停滞していると感じていました
04:07
It was time for a new新しい revolution革命,
74
235318
2066
4人が起こすと誓った
新たな革命が
04:09
whichどの they pledged約束 to bring持参する about,
75
237384
2124
必要な時期でした
04:11
and what's so amazing素晴らしい about these guys is,
76
239508
2721
彼らのすごいところは
04:14
not only did they have these
77
242229
1783
大学生のような
04:16
grandiose壮大な undergraduate学部 dreams,
78
244012
2593
壮大な夢を抱いただけでなく
04:18
but they actually実際に carried運ばれた them out,
79
246605
2240
夢を遥かに超えることを
04:20
even beyond超えて their彼らの wildest野生の dreams.
80
248845
3048
実現したことです
04:23
And I'm going to tell you today今日
81
251893
1092
これからお話しするのは
彼らが実現した4つの大きな変革です
04:24
about four4つの majorメジャー changes変更 to science科学 these men男性 made.
82
252985
4957
これからお話しするのは
彼らが実現した4つの大きな変革です
04:29
About 200 years before,
83
257942
2423
『証拠に基づく帰納的方法』
200年ほど前には
04:32
Francisフランシス Baconベーコン and then, later後で, Isaacアイザック Newtonニュートン,
84
260365
2728
フランシス・ベーコン
その後にはニュートンが
04:35
had proposed提案された an inductive誘導性の scientific科学的 method方法.
85
263093
3712
科学の帰納的方法を
提案していました
04:38
Now that's a method方法 that starts開始する from
86
266805
2537
帰納的方法とは観察と実験から
04:41
observations観察 and experiments実験
87
269342
2455
帰納的方法とは観察と実験から
04:43
and moves動き to generalizations一般化 about nature自然 calledと呼ばれる naturalナチュラル laws法律,
88
271797
3472
自然に関する一般法則
つまり自然律を導きます
04:47
whichどの are always subject主題 to revisionリビジョン or rejection拒絶
89
275269
2484
これは新たな証拠が得られれば
04:49
should new新しい evidence証拠 arise発生する.
90
277753
2545
修正あるいは否定されます
04:52
Howeverしかしながら, in 1809, Davidデビッド Ricardoリカルド muddied泥だらけの the waters
91
280298
5383
ところが1809年に
デビッド・リカードが
04:57
by arguing議論する that the science科学 of economics経済
92
285681
2949
経済学においては演繹的方法を
05:00
should use a different異なる, deductive演繹的 method方法.
93
288630
3149
使うべきと主張しました
05:03
The problem問題 was that an influential影響力のある groupグループ at Oxfordオックスフォード
94
291779
3679
そして影響力のある
オックスフォードの学者達が
05:07
began始まった arguing議論する that because it worked働いた so well in economics経済,
95
295458
4081
始めた主張が問題となります
05:11
this deductive演繹的 method方法 oughtすべきだ to be applied適用された
96
299539
2670
「演繹法が経済学で
機能するなら ―
05:14
to the naturalナチュラル sciences科学 too.
97
302209
2674
自然科学にも応用すべきだ」
05:16
The membersメンバー of the philosophical哲学的 breakfast朝ごはん clubクラブ disagreed不一致.
98
304883
3656
「哲学朝食会」の面々は
これに反発しました
05:20
They wrote書きました books and articles記事 promoting促進する inductive誘導性の method方法
99
308539
3282
彼らは科学の全分野で
帰納法を用いることを
05:23
in all the sciences科学
100
311821
1632
本や論文を通じて説き ―
05:25
that were widely広く read読む by naturalナチュラル philosophers哲学者,
101
313453
2858
自然哲学者 大学生
一般大衆に
05:28
university大学 students学生の and membersメンバー of the publicパブリック.
102
316311
3422
広く読まれました
05:31
Reading読書 one of Herschel'sハーシェル books
103
319733
1756
ハーシェルの本は
05:33
was suchそのような a watershed流域 moment瞬間 for Charlesチャールズ Darwinダーウィン
104
321489
2790
ダーウィンにとって
重要な転機となりました
05:36
that he would later後で say, "Scarcelyほとんどない anything in my life
105
324279
3797
彼は後に こう言っています
「あれほど影響を受けたものは
05:40
made so deep深い an impression印象 on me.
106
328076
2587
一生を通じて
他に見当たらない
05:42
It made me wish望む to add追加する my mightかもしれない
107
330663
2608
彼の本を読んで
私も自然科学の知識を
05:45
to the accumulated蓄積された store格納 of naturalナチュラル knowledge知識."
108
333271
3528
蓄積することに貢献したいと
感じたのだから」
05:48
It alsoまた、 shaped形をした Darwin'sダーウィン scientific科学的 method方法,
109
336799
3112
その本は ダーウィンとその仲間たちの
05:51
as well as that used by his peers同僚.
110
339911
3859
科学的な手法を確立したのです
05:55
[Science科学 for the publicパブリック good]
111
343770
1778
『公益のための科学』
05:57
Previously以前, it was believed信じる that scientific科学的 knowledge知識
112
345548
2594
かつて科学知識は
王や女王のため ―
06:00
oughtすべきだ to be used for the good of the kingキング or queen女王,
113
348142
2633
あるいは個人の利益のために
06:02
or for one's一人 own自分の personal個人的 gain利得.
114
350775
2913
使われるべきとされていました
06:05
For example, ship captainsキャプテン needed必要な to know
115
353688
2703
例えば船長は
06:08
information情報 about the tides in order注文 to safely安全に dockドック at portsポート.
116
356391
4187
船を安全に着岸させるために
潮汐の知識が必要でしたが
06:12
HarbormastersHarbormasters would gatherギャザー this knowledge知識
117
360578
2193
港湾管理人は その知識を集めて
06:14
and sell売る it to the ship captainsキャプテン.
118
362771
3016
船長に売っていたのです
06:17
The philosophical哲学的 breakfast朝ごはん clubクラブ changedかわった that,
119
365787
2608
哲学朝食会は協力して
06:20
workingワーキング together一緒に.
120
368395
1350
これを変えました
06:21
Whewell'sウィルウェル worldwide世界的に study調査 of the tides
121
369745
2080
ヒューエルの世界的潮汐調査により
06:23
resulted結果 in publicパブリック tide tablesテーブル and tidal maps地図
122
371825
3138
公的な潮汐表と潮汐地図が完成し
06:26
that freely自由に provided提供された the harbormasters'ハーバーマスターズ ' knowledge知識
123
374963
2987
港湾管理人だけが持っていた
知識を 全ての船長が
06:29
to all ship captainsキャプテン.
124
377950
2101
自由に得られるようになりました
06:32
Herschelハーシェル helped助けた by making作る tidal observations観察
125
380051
2802
ハーシェルも南アフリカ沿岸で
06:34
off the coast海岸 of South Africaアフリカ,
126
382853
1968
潮汐観測を行いました
06:36
and, as he complained不平を言う to Whewellウィルウェル,
127
384821
2350
激しい高波で
埠頭から落ちてしまったと
06:39
he was knockedノックアウト off the docksドック during a violent暴力的な high高い tide for his troubleトラブル.
128
387171
5152
ヒューエルに
こぼしたそうです
06:44
The four4つの men男性 really helped助けた each other in everyすべて way.
129
392323
2728
4人はあらゆる面で
助け合いました
06:47
They alsoまた、 relentlessly絶え間なく lobbiedロビー the Britishイギリス人 government政府
130
395051
3312
英国政府に働きかけ
バベッジが考案した ―
06:50
for the moneyお金 to buildビルドする Babbage'sバベッジ enginesエンジン
131
398363
2636
機械を作る
資金を得ようとしました
06:52
because they believed信じる these enginesエンジン
132
400999
1991
彼の機械は社会にとって
06:54
would have a huge巨大 practical実用的な impact影響 on society社会.
133
402990
3834
極めて有用だと考えたからです
06:58
In the days日々 before pocketポケット calculators電卓,
134
406824
2620
電卓が開発される前は
07:01
the numbers数字 that most最も professionals専門家 needed必要な --
135
409444
3336
銀行家や保険代理業者
船長や技師といった ―
07:04
bankers銀行家, insurance保険 agentsエージェント, ship captainsキャプテン, engineersエンジニア
136
412780
3608
専門家が
必要な数値を知るには
07:08
were to be found見つけた in lookup見上げる books like this,
137
416388
3084
数字で埋めつくされた ―
07:11
filled満たされた with tablesテーブル of figures数字.
138
419472
2396
早見表を調べる
必要がありました
07:13
These tablesテーブル were calculated計算された
139
421868
2408
このような早見表は
決まった手順で
07:16
usingを使用して a fixed一定 procedure手順 over and over
140
424276
2919
何度も計算を行う
パートの労働者 ―
07:19
by part-timeパートタイム workers労働者 known既知の as -- and this is amazing素晴らしい -- computersコンピュータ,
141
427195
4669
「コンピュータ」達が
作っていました
07:23
but these calculations計算 were really difficult難しい.
142
431864
2879
数値の計算は
極めて難しいものでした
07:26
I mean, this nautical航海 almanacアルマナック
143
434743
2248
この航海暦には
07:28
published出版された the lunar differences相違 for everyすべて month of the year.
144
436991
3870
毎月の月の変化が
1年分載っています
07:32
Each month required必須 1,365 calculations計算,
145
440861
4666
1か月分で1,365回の
計算が必要で
07:37
so these tablesテーブル were filled満たされた with mistakes間違い.
146
445527
2984
誤りが多く見られます
07:40
Babbage'sバベッジ difference engineエンジン was the first mechanical機械的 calculator電卓
147
448511
4165
バベッジの階差機関は
このような表なら常に正しく
07:44
devised考案された to accurately正確に compute計算する any of these tablesテーブル.
148
452676
3979
計算できるように設計された
初の機械式計算機です
07:48
Two modelsモデル of his engineエンジン were built建てられた in the last 20 years
149
456655
3536
ロンドン科学博物館では
バベッジの設計図を元に
07:52
by a teamチーム from the Science科学 Museum博物館 of Londonロンドン
150
460191
2760
この20年で2種類の
機械を制作しました
07:54
usingを使用して his own自分の plans予定.
151
462951
1683
この20年で2種類の
機械を制作しました
07:56
This is the one now at the Computerコンピューター History歴史 Museum博物館 in Californiaカリフォルニア,
152
464634
4138
1台は今 カリフォルニアの
コンピュータ歴史博物館にあり ―
08:00
and it calculates計算する accurately正確に. It actually実際に works作品.
153
468772
3707
実際に正確な計算ができます
08:04
Later後で, Babbage'sバベッジ analytical分析的な engineエンジン
154
472479
2615
後に構想された解析機関は
08:07
was the first mechanical機械的 computerコンピューター in the modernモダン senseセンス.
155
475094
4285
初めての機械式の
現代的な意味でのコンピュータで
08:11
It had a separate別々の memory記憶 and central中央 processorプロセッサー.
156
479379
2954
独立したメモリと
中央演算装置を備えていました
08:14
It was capable可能な of iteration反復, conditional条件付き branching分岐
157
482333
3453
繰り返しや条件分岐 ―
08:17
and parallel平行 processing処理,
158
485786
1472
並行処理ができ
08:19
and it was programmableプログラム可能な usingを使用して punched穿孔された cardsカード,
159
487258
2972
パンチ・カードを使った
プログラムが可能でした
08:22
an ideaアイディア Babbageバベッジ took取った from Jacquard'sジャカード loom織機.
160
490230
3472
バベッジがジャガード織機から
得たアイデアです
08:25
Tragically悲劇的に, Babbage'sバベッジ enginesエンジン never were built建てられた in his day
161
493702
4236
残念ながら 当時バベッジの機械は
制作されませんでした
08:29
because most最も people thought that
162
497938
2187
そんな機械が社会の役に
立つはずがないと
08:32
non-human非ヒト computersコンピュータ would have no usefulness使いやすさ
163
500125
2895
そんな機械が社会の役に
立つはずがないと
08:35
for the publicパブリック.
164
503020
1582
考える人が
ほとんどだったのです
08:36
[New新しい scientific科学的 institutions機関]
165
504602
2012
『新しい科学団体』
08:38
Founded創業 in Bacon'sベーコン time, the Royalロイヤル Society社会 of Londonロンドン
166
506614
3505
ベーコンの時代に設立された
王立協会は
08:42
was the foremost一番 scientific科学的 society社会 in Englandイングランド
167
510119
2997
イングランドのみならず
世界的にもトップレベルの
08:45
and even in the rest残り of the world世界.
168
513116
2241
科学学会でした
08:47
By the 19thth century世紀, it had become〜になる
169
515357
2465
19世紀には
会員制クラブ化していて
08:49
a kind種類 of gentleman's紳士 clubクラブ
170
517822
1833
19世紀には
会員制クラブ化していて
08:51
populated人口 mainly主に by antiquarians古代人, literary文学 men男性 and the nobility貴族.
171
519655
5007
好古家や学者や貴族が
主たるメンバーでした
08:56
The membersメンバー of the philosophical哲学的 breakfast朝ごはん clubクラブ
172
524662
2153
哲学朝食会の人々は
08:58
helped助けた form a number of new新しい scientific科学的 societies社会,
173
526815
3014
英国科学振興協会を含む
新たな多くの団体の
09:01
includingを含む the Britishイギリス人 Association協会.
174
529829
2400
結成を支援しました
09:04
These new新しい societies社会 required必須
175
532229
2383
新しい団体では
会員は現役の研究者で
09:06
that membersメンバー be activeアクティブ researchers研究者 publishing出版 their彼らの results結果.
176
534612
3490
研究結果の公表が
必要とされました
09:10
They reinstated復職 the tradition伝統 of the Q&A
177
538102
2840
論文発表後に
質疑の時間を設ける ―
09:12
after scientific科学的 papers論文 were read読む,
178
540942
2270
伝統も復活しました
09:15
whichどの had been discontinued中断した by the Royalロイヤル Society社会
179
543212
2320
王立協会では
09:17
as beingであること ungentlemanly紳士的に.
180
545532
2905
「紳士的でない」として
やめていた慣習です
09:20
And for the first time, they gave与えた women女性 a foot in the doorドア of science科学.
181
548437
4896
また これらの団体は初めて
科学を女性に開放しました
09:25
Membersメンバー were encouraged奨励 to bring持参する their彼らの wives,
182
553333
2660
英国科学振興協会では
会員が自分の
09:27
daughters and sisters姉妹 to the meetings会議 of the Britishイギリス人 Association協会,
183
555993
3926
妻 娘 姉妹を会合に
同伴するよう奨励されました
09:31
and while the women女性 were expected期待される to attend出席する
184
559919
2770
当初 女性は公開講座や
イベントにだけ
09:34
only the publicパブリック lectures講義 and the socialソーシャル eventsイベント like this one,
185
562689
3841
出席するものと
考えられていましたが
09:38
they began始まった to infiltrate浸潤する the scientific科学的 sessionsセッション as well.
186
566530
4109
次第に科学の授業にも
姿を見せるようになりました
09:42
The Britishイギリス人 Association協会 would later後で be the first
187
570639
2884
後に科学振興協会は
09:45
of the majorメジャー national全国 science科学 organizations組織 in the world世界
188
573523
3644
国レベルの科学機関としては
世界で初めて
09:49
to admit認める women女性 as full満員 membersメンバー.
189
577167
2705
女性を会員として受け入れました
09:51
[External外部 funding資金調達 for science科学]
190
579872
1441
『外部からの資金援助』
09:53
Up to the 19thth century世紀,
191
581313
1395
19世紀までは
09:54
naturalナチュラル philosophers哲学者 were expected期待される to pay支払う
192
582708
2312
実験器具や材料は
自然哲学者が
09:57
for their彼らの own自分の equipment装置 and supplies用品.
193
585020
2313
自前で用意するものでした
09:59
Occasionallyときどき, there were prizes賞品,
194
587333
2463
時々 賞金が出ることは
ありました
10:01
suchそのような as that given与えられた to Johnジョン Harrisonハリソン in the 18thth century世紀,
195
589796
3329
18世紀に「経度問題」を
解決したジョン・ハリソンに
10:05
for solving解決する the so-calledいわゆる longitude経度 problem問題,
196
593125
3083
与えられた賞金は
その一例です
10:08
but prizes賞品 were only given与えられた after the fact事実,
197
596208
2845
ただ成果があがるまで
賞金は出ませんでした
10:11
when they were given与えられた at all.
198
599053
1784
ただ成果があがるまで
賞金は出ませんでした
10:12
On the advice助言 of the philosophical哲学的 breakfast朝ごはん clubクラブ,
199
600837
2904
哲学朝食会の助言により
10:15
the Britishイギリス人 Association協会 began始まった to use the extra余分な moneyお金
200
603741
3311
科学振興協会は
会合で集まった余剰の資金を
10:19
generated生成された by its meetings会議 to give grants助成金
201
607052
2674
天文学 潮汐調査 化石魚 ―
10:21
for research研究 in astronomy天文学, the tides, fossil化石 fish,
202
609726
3222
船の建造など
様々な分野の研究に対する ―
10:24
shipbuilding造船, and manyたくさんの other areasエリア.
203
612948
2827
助成金として使いました
10:27
These grants助成金 not only allowed許可された
204
615775
1775
これにより資金の乏しい人が
10:29
lessもっと少なく wealthy裕福な men男性 to conduct行動 research研究,
205
617550
2343
研究できるように
なったばかりでなく
10:31
but they alsoまた、 encouraged奨励 thinking考え outside外側 the boxボックス,
206
619893
2936
既存の問題に
取り組むだけでない ―
10:34
ratherむしろ than just trying試す to solve解決する one pre-setプリセット question質問.
207
622829
4073
型にはまらない
発想を促したのです
10:38
Eventually最終的に, the Royalロイヤル Society社会
208
626902
2399
その後 王立協会や
10:41
and the scientific科学的 societies社会 of other countries followed続く suitスーツ,
209
629301
3409
他の国の科学団体も
その例にならいました
10:44
and this has become〜になる -- fortunately幸いにも it's become〜になる --
210
632710
2848
現在の科学の世界では
10:47
a majorメジャー part of the scientific科学的 landscape風景 today今日.
211
635574
4750
幸いにも
これが主流になっています
10:52
So the philosophical哲学的 breakfast朝ごはん clubクラブ
212
640324
3014
哲学朝食会は
10:55
helped助けた invent発明する the modernモダン scientist科学者.
213
643338
3147
現代の科学者を生む
きっかけとなりました
10:58
That's the heroicヒロイック part of their彼らの storyストーリー.
214
646485
3228
それが彼らの物語の
成果の部分です
11:01
There's a flipフリップ side as well.
215
649713
2939
その反面 ―
11:04
They did not foresee予見する at least少なくとも one consequence結果
216
652652
2984
自分達が起こした革命の
11:07
of their彼らの revolution革命.
217
655636
2536
結果の一部は彼らには
予見できませんでした
11:10
They would have been deeply深く dismayed恐ろしい
218
658172
2376
科学と文化の他の分野が
11:12
by today's今日の disjunction分離 betweenの間に science科学 and the rest残り of culture文化.
219
660548
4484
断絶した現在の状況を見たら
彼らはがっかりすることでしょう
11:17
It's shockingショッキング to realize実現する
220
665032
2657
驚くべきことに
11:19
that only 28 percentパーセント of Americanアメリカ人 adults大人
221
667689
3340
アメリカでは基礎的な
科学知識をもっているのは
11:23
have even a very basic基本的な levelレベル of science科学 literacyリテラシー,
222
671029
3551
成人のわずか28%に過ぎません
11:26
and this was testedテストされた by asking尋ねる simple単純 questions質問 like,
223
674580
3071
この結果は ごく簡単な
質問を通して得られました
11:29
"Did humans人間 and dinosaurs恐竜 inhabit住む the Earth地球 at the same同じ time?"
224
677651
3809
「人間と恐竜が
一緒に住んでいた時期はあるか?」
11:33
and "What proportion割合 of the Earth地球 is covered覆われた in water?"
225
681460
4762
「地球上の何割が
水におおわれているか?」
11:38
Once一度 scientists科学者 becameなりました membersメンバー of a professional専門家 groupグループ,
226
686222
3993
科学者が専門家集団になると
11:42
they were slowlyゆっくり walled壁の off from the rest残り of us.
227
690215
3365
次第に その他の人々との間に
壁ができました
11:45
This is the unintended意図しない consequence結果 of the revolution革命
228
693580
3927
これは哲学朝食会の
面々も予期しなかった ―
11:49
that started開始した with our four4つの friends友達.
229
697507
3035
革命の副作用です
11:52
Charlesチャールズ Darwinダーウィン said,
230
700542
1793
ダーウィンは言いました
11:54
"I sometimes時々 think that general一般 and popular人気 treatises論文
231
702335
4085
「一般向けの論文も
元の論文と同様に
11:58
are almostほぼ as important重要 for the progress進捗 of science科学
232
706420
2769
科学の進歩にとって重要である」
12:01
as original元の work."
233
709189
1587
科学の進歩にとって重要である」
12:02
In fact事実, "Origin原点 of Species" was written書かれた
234
710776
3114
実際 『種の起源』は
一般向けに書かれ
12:05
for a general一般 and popular人気 audience聴衆,
235
713890
2109
実際 『種の起源』は
一般向けに書かれ
12:07
and was widely広く read読む when it first appeared出現した.
236
715999
3893
出版当初から
広く読まれていました
12:11
Darwinダーウィン knew知っていた what we seem思われる to have forgotten忘れた,
237
719892
4011
ダーウィンは
私達が忘れかけている ―
12:15
that science科学 is not only for scientists科学者.
238
723903
4419
「科学は科学者だけのものではない」
ということを理解していたのです
12:20
Thank you.
239
728322
1621
ありがとうございました
12:21
(Applause拍手)
240
729943
5247
(拍手)
Translated by Kazunori Akashi
Reviewed by Mamoru Ichikawa

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ABOUT THE SPEAKER
Laura Snyder - Science historian
Laura Snyder weaves tales of Victorian-era scientists that have been described as “fit for Masterpiece Theater.”

Why you should listen

A work of history should be more than a collection of happenings, at least from Laura Snyder’s perspective. The Fulbright Scholar, historian of science and professor of philosophy at St. John's University believes histories should aim not only to tell a story, but also to transport a reader through time.

Snyder’s work presents three-dimensional characters that readers connect with. Her most recent book, The Philosophical Breakfast Club, traces the friendship of four 19th-century scientists who met at Cambridge: Charles Babbage (mathematics and computing), William Whewell (math economics), John Herschel (astronomy and photography) and Richard Jones (economy). Inspired by Francis Bacon's ideas, they coined the word “scientist” and were central in transforming science from the province of the amateur (practitioners were until then called "natural philosophers") to a professional system.

More profile about the speaker
Laura Snyder | Speaker | TED.com

Data provided by TED.

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