ABOUT THE SPEAKER
Jinha Lee - Interaction designer, entrepreneur
Jinha Lee wants to weave digital computing into the flow of our physical reality.

Why you should listen

Jinha Lee is a Korean designer, inventor and entrepreneur. He is co-founder and chief product officer of Spatial, a company that's building a future where you can use your physical environment as a digital canvas.

Before founding Spatial, Lee developed pioneering 3D user interfaces at MIT and Microsoft, which brought him to the TED stage in 2013. An advocate for inclusive design, he co-designed the Bradley Timepiece, an innovative tactile wristwatch for the blind. At Samsung, he founded the Interactive Visualization Lab and led the redesign of Samsung smart TVs, turning them into a platform for artistic data visualization and collaboration. Lee was named one of the "35 innovators under 35" by the MIT Technology Review, was named one of the "32 greatest designers" by Fast Company and was named one of the "Young Global Leaders" by the World Economic Forum.

More profile about the speaker
Jinha Lee | Speaker | TED.com
TED2013

Jinha Lee: Reach into the computer and grab a pixel

ジンハ・リー: コンピューターの世界に手を伸ばしてピクセルをつまむ

Filmed:
1,855,833 views

私たちが日常的に触れている、物理的な世界とデジタル情報の間には、かつて大きな隔たりがありました。しかし、その壁はどんどん薄くなりつつあります。デザイナー兼エンジニアのジンハ・リーは、いっそその壁を取り払おうという取り組みを続けています。彼はこの短い、息をのむようなプレゼンテーションの中で、アイデアを次々と紹介してくれます。例えば、画面に感圧式のペンを突き立てて、三次元空間に立体を手で描きます。さらに、画面の内側にあるデジタルな物体に触れられるようにした、コンピューターで作業を行う環境の試作品を披露します。
- Interaction designer, entrepreneur
Jinha Lee wants to weave digital computing into the flow of our physical reality. Full bio

Double-click the English transcript below to play the video.

00:12
Throughout全面的に the history歴史 of computersコンピュータ
0
457
3124
コンピューターが誕生して以来
00:15
we've私たちは been striving努力する to shorten短くする the gapギャップ betweenの間に us
1
3581
3247
人間とデジタルデータとの
「壁」を減らす努力が―
00:18
and digitalデジタル information情報,
2
6828
1594
積み重ねられました
00:20
the gapギャップ betweenの間に our physical物理的 world世界
3
8422
1834
物体が存在する現実世界と
00:22
and the world世界 in the screen画面
4
10256
1798
画面の中の世界との壁です
00:24
where our imagination想像力 can go wild野生.
5
12054
2842
画面ならば 想像を自由に
膨らませられますね
00:26
And this gapギャップ has become〜になる shorter短い,
6
14896
3927
そして 壁は少しずつ薄くなっていきました
00:30
shorter短い, and even shorter短い,
7
18823
2765
どんどん薄くなって
00:33
and now this gapギャップ is shortened短縮された down
8
21588
1486
ついに 極薄になりました
00:35
to lessもっと少なく than a millimeterミリメートル,
9
23074
1468
わずか 1ミリ以下になり
00:36
the thickness厚さ of a touch-screenタッチスクリーン glassガラス,
10
24542
1878
画面のガラスだけです
00:38
and the powerパワー of computing計算
11
26420
1450
コンピューターの力を
00:39
has become〜になる accessibleアクセス可能な to everyoneみんな.
12
27870
4903
誰でも簡単に使えるようになりました
00:44
But I wondered疑問に思った, what if there could be no boundary境界 at all?
13
32773
5039
では仮に 壁が全然なくなれば
どうなるでしょう
00:49
I started開始した to imagine想像する what this would look like.
14
37812
3744
どんなことができるのか
想像するようになりました
00:53
First, I created作成した this toolツール
15
41556
2451
最初は このツールを作りました
00:56
whichどの penetrates浸透する into the digitalデジタル spaceスペース,
16
44007
2509
デジタル空間側へ
突き抜けるペンです
00:58
so when you press押す it hardハード on the screen画面,
17
46516
2091
スクリーンに強く押し付けると
01:00
it transfers移転 its physical物理的 body into pixelsピクセル.
18
48607
3333
物理的に縮んだ部分が
画面の中にピクセルとなって表示されます
01:03
Designersデザイナー can materialize実現する their彼らの ideasアイデア
19
51940
2112
デザイナーは 3D プリンターで
01:06
directly直接 in 3D,
20
54052
1696
アイデアをすぐに 実体化できます
01:07
and surgeons外科医 can practice練習 on virtualバーチャル organs器官
21
55748
2552
外科医なら
画面の中の「仮想臓器」で
01:10
underneath下の the screen画面.
22
58300
2224
手技の練習ができます
01:12
So with this toolツール, this boundary境界 has been broken壊れた.
23
60524
4897
このツールを使って このとおり
「壁」をなくすことができました
01:17
But our two hands still remain残る outside外側 the screen画面.
24
65421
2967
ただし これでもまだ
両手は画面の外にあります
01:20
How can you reachリーチ inside内部 and interact相互作用する
25
68388
2484
画面の中へ
手を入れられないでしょうか?
01:22
with the digitalデジタル information情報
26
70872
1427
デジタルデータの操作を―
01:24
usingを使用して the full満員 dexterity器用 of our hands?
27
72299
3004
直接 両手で行うには
どうすればいいでしょう?
01:27
At Microsoftマイクロソフト Applied適用された Sciences科学,
28
75303
2302
マイクロソフトの研究部門 ASG で
メンターのカティと
01:29
along一緒に with my mentor指導者 Catiカティ BoulangerBoulanger,
29
77605
1916
新種のコンピューターを
01:31
I redesigned再設計された the computerコンピューター
30
79521
1271
共同で設計しました
01:32
and turned回した a little spaceスペース above上の the keyboardキーボード
31
80792
2881
キーボードの上のスペースを
01:35
into a digitalデジタル workspaceワークスペース.
32
83673
2365
“デジタル作業空間”にしました
01:38
By combining結合する a transparentトランスペアレント display表示 and depth深さ camerasカメラ
33
86038
2311
透ける画面と
デプスカメラを組み合わせて
01:40
for sensingセンシング your fingers and face,
34
88349
1840
操作者の指や顔を認識します
01:42
now you can liftリフト up your hands from the keyboardキーボード
35
90189
2234
キーボードに触れずに
操作ができます
01:44
and reachリーチ inside内部 this 3D spaceスペース
36
92423
2914
3D 空間の中へ手を入れて
01:47
and grabつかむ pixelsピクセル with your bare hands.
37
95337
2500
ピクセルも 素手でつかめます
01:49
(Applause拍手)
38
97837
2971
(拍手)
01:52
Because windows and filesファイル have a positionポジション in the realリアル spaceスペース,
39
100808
4206
ウィンドウとファイルは
空間の中に浮かんでいます
01:57
selecting選択する them is as easy簡単 as grabbingつかむ a book off your shelf.
40
105014
3359
ファイルを選ぶのは
棚から本を取るような 簡単な操作です
02:00
Then you can flipフリップ throughを通して this book
41
108373
2153
選んだ本のページを
めくりながら
02:02
while highlighting強調表示 the lines, words言葉
42
110526
1717
下の仮想タッチパッドを使って
02:04
on the virtualバーチャル touchタッチ padパッド below以下 each floatingフローティング window.
43
112243
2564
行や語句を選ぶこともできます
02:06
Architects建築家 can stretchストレッチ or rotate回転する the modelsモデル
44
114807
2535
建築物のモデルを
じかに両手で引き延ばしたり―
02:09
with their彼らの two hands directly直接.
45
117342
2425
回転させたりすることもできます
02:11
So in these examples,
46
119767
1620
ここまでの例は―
02:13
we are reaching到達 into the digitalデジタル world世界.
47
121387
2737
デジタルの世界に
人間が入ろうとする試みでした
02:16
But how about reversing逆転 its role役割
48
124124
2346
ここで 発想を逆転させましょう
02:18
and having持つ the digitalデジタル information情報 reachリーチ us instead代わりに?
49
126470
4819
デジタルデータを画面から飛び出させて
人間に近づけてもいいのでは?
02:23
I'm sure manyたくさんの of us have had the experience経験
50
131289
1756
ネットで買い物をして―
02:25
of buying買う and returning返す itemsアイテム onlineオンライン.
51
133045
2423
予想と違ったので
返品した経験はないですか?
02:27
But now you don't have to worry心配 about it.
52
135468
1793
もう気にしなくてもよくなります
02:29
What I got here is an onlineオンライン augmented増強された fittingフィッティング roomルーム.
53
137261
4822
ここで「拡張試着室」をお見せしましょう
着けているイメージを
02:34
This is a view見る that you get from
54
142083
1902
こんな風に見ることができます
02:35
head-mountedヘッドマウント or see-throughシースルー display表示
55
143985
1744
空間上の位置を
02:37
when the systemシステム understands理解する the geometryジオメトリ of your body.
56
145729
5147
システムが認識して ヘッド・マウント・ディスプレー
またはシー・スルーの画面に合成して表示されます
02:42
Taking取る this ideaアイディア furtherさらに, I started開始した to think,
57
150876
3551
このアイデアを
もっとふくらませようと考えました
02:46
instead代わりに of just seeing見る these pixelsピクセル in our spaceスペース,
58
154427
3369
ピクセルを触ることができる空間に
単に表示するだけでなく―
02:49
how can we make it physical物理的
59
157796
1522
実体を持たせられないか?
02:51
so that we can touchタッチ and feel it?
60
159318
4262
そうすれば 触ったり
感じたりすることができます
02:55
What would suchそのような a future未来 look like?
61
163580
3049
これが実現したら
どんな未来になるだろう?
02:58
At MITMIT Mediaメディア Labラボ, along一緒に with my advisor顧問 Hiroshiヒロシ Ishii石井
62
166629
3658
MIT のメディアラボで
相談役の石井 裕さんやー
03:02
and my collaborator協力者 Rehmiレミ Post役職,
63
170287
2023
共同研究者のレミ・ポストと一緒に
03:04
we created作成した this one physical物理的 pixelピクセル.
64
172310
3644
ピクセルを実体化しました
03:07
Well, in this case場合, this spherical球状 magnet磁石
65
175954
2624
今回 この球形の磁石は
私たちが作り出した空間の中で
03:10
acts行為 like a 3D pixelピクセル in our spaceスペース,
66
178578
2352
自由に動くピクセルとして
振る舞います
03:12
whichどの means手段 that bothどちらも computersコンピュータ and people
67
180930
2904
コンピューター側からも操作できて
手でも動かせます
03:15
can move動く this objectオブジェクト to anywhereどこでも
68
183834
1898
この小さな空間内なら
03:17
within以内 this little 3D spaceスペース.
69
185732
1969
どこへでも移動できます
03:19
What we did was essentially基本的に canceling取り消す gravity重力
70
187701
3492
私たちがここで実現したことは
基本的に物体への重力を打ち消して
03:23
and controlling制御する the movement移動 by combining結合する
71
191193
2139
動きを制御することでした
03:25
magnetic磁気 levitation浮上 and mechanical機械的 actuation起動
72
193332
2824
手段としては
磁力による浮揚と機械的作動と―
03:28
and sensingセンシング technologiesテクノロジー.
73
196156
2477
動作検知の技術を組み合わせました
03:30
And by digitallyデジタル的に programmingプログラミング the objectオブジェクト,
74
198633
2505
物体制御用のプログラムを
作ることで
03:33
we are liberating解放する the objectオブジェクト from constraints制約
75
201138
2777
時間と空間の制約から
物体が解放されます
03:35
of time and spaceスペース, whichどの means手段 that now,
76
203915
3435
つまり
こんなことができるようになります
03:39
human人間 motions動き can be recorded記録された and playedプレーした back
77
207350
3896
人間の動きを記録して
その動きを再現できます
03:43
and left permanently永久に in the physical物理的 world世界.
78
211246
3619
また 現実の世界の動きとして
いつまでも残しておけます
03:46
So choreography振り付け can be taught教えた physically物理的に over distance距離
79
214865
3033
すると ダンスの振付を
遠い場所からでも教えてもらえるし
03:49
and Michaelマイケル Jordan'sヨルダン famous有名な shooting射撃 can be replicated複製された
80
217898
2525
名選手の伝説のシュートも
再現できます
03:52
over and over as a physical物理的 reality現実.
81
220423
3549
映像ではなく実体をもった動きとして
何度でも再現できます
03:55
Students学生の can use this as a toolツール
82
223972
2180
これを学生の教材に応用すれば
03:58
to learn学ぶ about the complex複合体 conceptsコンセプト
83
226152
1942
複雑な概念も分かりやすくなります
04:00
suchそのような as planetary遊星の motionモーション, physics物理,
84
228094
4084
例えば 惑星の動きや
物理の分野が考えられます
04:04
and unlike違う computerコンピューター screensスクリーン or textbooks教科書,
85
232178
2819
また コンピューターの画面や
教科書と違って
04:06
this is a realリアル, tangible有形 experience経験
86
234997
2482
立体なら
現実感のある体験ができます
04:09
that you can touchタッチ and feel, and it's very powerful強力な.
87
237479
3658
触ったり感じたりしたことから
得る印象は 強烈です
04:13
And what's more excitingエキサイティング
88
241137
1982
実は
コンピューターの中にあるー
04:15
than just turning旋回 what's currently現在 in the computerコンピューター physical物理的
89
243119
3348
データを実体化することよりも
楽しみなことがあります
04:18
is to start開始 imagining想像する how programmingプログラミング the world世界
90
246467
3189
新しい種類の世界を
プログラムすることで
04:21
will alter変更する even our daily毎日 physical物理的 activitiesアクティビティ.
91
249656
3696
身体を健康に保つ運動のやり方すら
変わりそうだと想像することです
04:27
(Laughter笑い)
92
255460
2483
(笑)
04:29
As you can see, the digitalデジタル information情報
93
257943
2756
お見せしたとおり
デジタルな情報は
04:32
will not just showショー us something
94
260699
1518
物体に変えられます
04:34
but it will start開始 directly直接 acting演技 upon〜に us
95
262217
2110
画面の中だけの存在ではありません
04:36
as a part of our physical物理的 surroundings周囲
96
264327
2299
私たちの日常生活に溶け込めます
04:38
withoutなし disconnecting切断する ourselves自分自身 from our world世界.
97
266626
4198
人間が画面にかじりついて
現実を忘れる必要はなくなります
04:42
Today今日, we started開始した by talking話す about the boundary境界,
98
270824
4346
今日は デジタル世界と現実の間の
壁の話から始めましたが
04:47
but if we remove除去する this boundary境界,
99
275170
2680
この壁を
取り除いてしまえば
04:49
the only boundary境界 left is our imagination想像力.
100
277850
3888
残る壁は 私たちが抱く
想像力の限界だけかもしれません
04:53
Thank you.
101
281738
1248
ありがとうございました
04:54
(Applause拍手)
102
282986
5085
(拍手)
Translated by Kaori Nozaki
Reviewed by Akinori Oyama

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Jinha Lee - Interaction designer, entrepreneur
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