ABOUT THE SPEAKER
Yves Morieux - Consultant
BCG's Yves Morieux researches how corporations can adapt to a modern and complex business landscape.

Why you should listen

Yves Morieux thinks deeply about what makes organizations work effectively. A senior partner in BCG’s Washington D.C. office and director of the BCG Institute for Organization, Morieux considers how overarching changes in structure can improve motivation for all who work there. His calls his approach "Smart Simplicity." Using six key rules, it encourages employees to cooperate in order to solve long-term problems. It isn’t just about reducing costs and increasing profit -- it’s about maximizing engagement through all levels of a company. Morieux has been featured in articles on organizational evolution in Harvard Business Review, The Economist, The Wall Street Journal, Fast Company and Le Monde.

More profile about the speaker
Yves Morieux | Speaker | TED.com
TED@BCG San Francisco

Yves Morieux: As work gets more complex, 6 rules to simplify

イブ・モリュー: 複雑化する企業環境、6つのスマート・ルールでシンプルに

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3,677,731 views

なぜ従業員は職場でみじめに感じ、やりがいを抱けずにいるのでしょうか? 今日のビジネスは、ますます複雑になってきており、伝統的なマネジメントはもはや時代遅れになっているからだと、イブ・モリューは語ります。だから、個々の社員の努力でもって、ウサギの巣穴のような複雑な相互依存を調整しないといけないのです。この熱いトークで、モリューは、「スマート・シンプル」であるための6つのスマート・ルールを提示します。(ルール1: 「同僚の仕事を理解する」)
- Consultant
BCG's Yves Morieux researches how corporations can adapt to a modern and complex business landscape. Full bio

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00:12
I have spent過ごした the last years
0
739
2000
私はここ何年も
00:14
trying試す to resolve解決する two enigmasエンギマ:
1
2739
2659
2つの謎を
解明しようとしてきました
00:17
Why is productivity生産性 so disappointing失望する
2
5398
4361
なぜ こんなに生産性が
落ちているのか?
00:21
in all the companies企業 where I work?
3
9759
1882
それも 私が仕事する
すべての会社―
00:23
I have worked働いた with more than 500 companies企業.
4
11641
3694
5百社以上において
起こっています
00:27
Despiteにもかかわらず all the technological技術的 advances進歩 --
5
15335
2445
これだけの
技術的進歩―
00:29
computersコンピュータ, I.T., communicationsコミュニケーション, telecommunications電気通信,
6
17780
3292
コンピュータ、IT、コミュニケーション
テレコミュニケーション
00:33
the Internetインターネット.
7
21072
2361
そして インターネットが
あるにもかかわらずです
00:35
Enigmaエニグマ number two:
8
23433
1398
2つ目の謎は
00:37
Why is there so little engagementエンゲージメント at work?
9
24831
3032
なぜ仕事に
やりがいが持てないのか?
00:40
Why do people feel so miserable悲惨な,
10
27863
2104
なぜ 従業員は皆
みじめに感じ
00:42
even actively積極的に disengaged離脱した?
11
29967
3650
あえて関わらないように
さえしているのか?
00:45
Disengaging離脱する their彼らの colleagues同僚.
12
33617
1524
同僚からも
距離を取り
00:47
Acting演技 againstに対して the interest利子 of their彼らの company会社.
13
35141
4731
まるで会社の利益に
反するようなことをしています
00:52
Despiteにもかかわらず all the affiliation所属 eventsイベント,
14
39872
4104
これだけ
様々な親睦行事や
00:56
the celebrationお祝い, the people initiativesイニシアチブ,
15
43976
3997
祝賀会 自主活動
01:00
the leadershipリーダーシップ development開発 programsプログラム to train列車
16
47973
2599
チームの活性化方法を学ぶ
管理職向けの
01:02
managersマネージャー on how to better motivate動機づける their彼らの teamsチーム.
17
50572
4384
リーダー養成プログラムが
用意されているにもかかわらずです
01:07
At the beginning始まり, I thought there was
18
54956
1738
当初 私は
これは―
01:08
a chickenチキン and egg issue問題:
19
56694
1969
鶏が先か卵が先かの問題だ
と思いました
01:10
Because people are lessもっと少なく engaged従事する,
they are lessもっと少なく productive生産的な.
20
58663
2552
やりがいがないから
生産性が低いのか
01:13
Or vice versaその逆, because they are lessもっと少なく productive生産的な,
21
61215
2237
それとも その逆で
生産性が低いから
01:15
we put more pressure圧力 and they are lessもっと少なく engaged従事する.
22
63452
2191
プレッシャーをかけられ
やりがいが ないのか
01:17
But as we were doing our analysis分析
23
65643
1868
でも 分析を進めるうちに
01:19
we realized実現した that there was a common一般 rootルート cause原因
24
67511
1921
この2つの問題に
共通する根本原因が
01:21
to these two issues問題
25
69432
1383
あることに
気付きました
01:23
that relates関連する, in fact事実, to the basic基本的な
pillars of management管理.
26
70815
4556
その要因は
経営の基礎にも関わるものです
01:27
The way we organize整理する is basedベース on two pillars.
27
75371
3170
企業というものは
2つの柱で成り立っています
01:30
The hardハード -- structure構造, processesプロセス, systemsシステム.
28
78541
2753
「ハード」―組織、プロセス、制度
01:33
The soft柔らかい --
29
81294
1224
「ソフト」―
感情、心情、人間関係、性格 です
01:34
feelings感情, sentiments感情, interpersonal対人関係
relationships関係, traits形質, personality.
30
82518
5455
「ソフト」―
感情、心情、人間関係、性格 です
01:40
And wheneverいつでも a company会社
31
87973
1472
会社が
01:41
reorganizes再編成する, restructuresリストラ, reengineersリエンジニア,
32
89445
3710
組織再編や改革をし
01:45
goes行く throughを通して a cultural文化的 transformation変換 programプログラム,
33
93155
2448
風土改革プログラムを
行うときには 必ず
01:47
it chooses選択する these two pillars.
34
95603
2030
これら2つの柱を
対象とするわけです
01:49
Now, we try to refineリファイン them,
35
97633
2049
それらを
洗練したり
01:51
we try to combine結合する them.
36
99682
1896
組み合わせようと
するわけです
01:53
The realリアル issue問題 is --
37
101578
1628
真の問題は―
01:55
and this is the answer回答 to the two enigmasエンギマ --
38
103206
2037
これが2つの謎の
答えにもなるのですが―
01:57
these pillars are obsolete時代遅れの.
39
105243
2934
これらの柱は
時代遅れということです
02:00
Everything you read読む in businessビジネス books is basedベース
40
108177
2682
ビジネス書に
書いてあるのは
02:03
eitherどちらか on one or the other
41
110859
1665
すべて
いずれかの柱
02:04
or their彼らの combination組み合わせ.
42
112524
1267
または両方を
元にしていて
02:05
They are obsolete時代遅れの.
43
113791
1314
時代遅れなんです
02:07
How do they work
44
115105
2297
これらのアプローチを
02:09
when you try to use these approachesアプローチ
45
117402
2287
複雑になった今の企業に
使ったとしたら
02:11
in frontフロント of the new新しい complexity複雑 of businessビジネス?
46
119689
2148
どうなるでしょうか?
02:14
The hardハード approachアプローチ, basically基本的に
is that you start開始 from strategy戦略,
47
121837
2997
「ハード」のアプローチは
たいてい 戦略
02:17
requirements要件, structures構造, processesプロセス,
systemsシステム, KPIsKPI, scorecardsスコアカード,
48
124834
3629
要件、組織構造、プロセス
制度、KPI、実績表
02:20
committees委員会, headquarters本部, hubsハブ, clustersクラスタ,
49
128463
2877
委員会、本社、ハブ、クラスター
などから
02:23
you name it.
50
131340
1110
始めるわけです
02:24
I forgot忘れた all the metricsメトリック, incentivesインセンティブ, committees委員会,
middle中間 officesオフィス and interfacesインタフェース.
51
132450
5431
メトリクス、インセンティブ、委員会
調整組織、インターフェイスもありますね
02:30
What happens起こる basically基本的に on the left,
52
137881
1995
この左側で
何が起こっているかと言えば
02:32
you have more complexity複雑, the
new新しい complexity複雑 of businessビジネス.
53
139876
3264
ビジネスに さらに
新たな複雑さが加えられています
02:35
We need quality品質, costコスト, reliability信頼性, speed速度.
54
143140
4287
品質、コスト、信頼性、スピードも
必要になりますが
02:39
And everyすべて time there is a new新しい requirement要件,
55
147427
2386
こうした新しい要件が
追加されるたび
02:42
we use the same同じ approachアプローチ.
56
149813
1479
同じアプローチを
使っています
02:43
We create作成する dedicated専用 structure構造 processed処理された systemsシステム,
57
151292
3113
それを専門に行う
組織や制度を作り
02:46
basically基本的に to deal対処 with the
new新しい complexity複雑 of businessビジネス.
58
154405
3238
その新しい複雑性に
対処させます
02:49
The hardハード approachアプローチ creates作成する just complicatedness複雑さ
59
157643
3739
ハードのアプローチは
単に組織を
02:53
in the organization組織.
60
161382
1838
複雑にするだけです
02:55
Let's take an example.
61
163220
1578
例をあげてみましょう
02:56
An automotive自動車 company会社, the engineeringエンジニアリング division分割
62
164798
2896
ある自動車メーカーの
技術部門が
02:59
is a five-dimensional五次元 matrixマトリックス.
63
167694
1792
5次元マトリクス組織
だとしましょう
03:01
If you open開いた any cell細胞 of the matrixマトリックス,
64
169486
2032
そのマトリクスの
マスを1つ開けると
03:03
you find another別の 20-dimensional次元 matrixマトリックス.
65
171518
3013
さらに20次元マトリクスが
出てきます
03:06
You have Mr. Noiseノイズ, Mr. Petrolガソリン Consumption消費,
66
174531
2863
騒音担当
燃費担当や―
03:09
Mr. Anti-Collision反衝突 Propertiesプロパティ.
67
177394
1958
衝突防止部材担当
がいます
03:11
For any new新しい requirement要件,
68
179352
1830
新しい要件が
追加されるたび
03:13
you have a dedicated専用 function関数
69
181182
1875
それ専門の機能を作り
03:15
in charge電荷 of aligning整列 engineersエンジニア againstに対して
70
183057
2789
その新しい要件と
技術者とを
03:18
the new新しい requirement要件.
71
185846
1548
調整する役目を
担わせます
03:19
What happens起こる when the new新しい
requirement要件 emerges出現する?
72
187394
2599
新しい要件が出てくると
どうなるのでしょう?
03:22
Some years ago, a new新しい requirement要件
73
189993
2092
数年前
ある新しい要件が
03:24
appeared出現した on the marketplace市場:
74
192085
1847
市場で求められるように
なりました
03:26
the length長さ of the warranty保証 period期間.
75
193932
2151
保証期間の延長です
03:28
So thereforeしたがって、 the new新しい requirement要件 is repairability修理可能性,
76
196083
2935
この新しい要件で求められるのは
「修復性」とも言え
03:31
making作る cars easy簡単 to repair修復.
77
199018
1500
修理しやすくする
ことでした
03:32
Otherwiseさもないと when you bring持参する the car
to the garageガレージ to fix修正する the light,
78
200518
4006
ライトの不具合で
車を修理に出しても
03:36
if you have to remove除去する the engineエンジン
79
204524
2257
もしエンジンを
外さなければ
03:38
to accessアクセス the lightsライト,
80
206781
1329
ライトを
触れない状況だと
03:40
the car will have to stay滞在 one week週間 in the garageガレージ
81
208110
2439
車の修理が
2時間ですむところを
03:42
instead代わりに of two hours時間, and the
warranty保証 budget予算 will explode爆発する.
82
210549
2887
1週間もかかり
たちまち予算も膨れ上がります
03:45
So, what was the solution溶液 usingを使用して the hardハード approachアプローチ?
83
213436
2945
ハードのアプローチによる
解決策は何だったかというと
03:48
If repairability修理可能性 is the new新しい requirement要件,
84
216381
3050
修復性という
新しい要件に対して
03:51
the solution溶液 is to create作成する a new新しい function関数,
85
219431
2089
新しい機能を
作ることでした
03:53
Mr. Repairability償還可能性.
86
221520
2173
つまり 修復性担当を
置くわけです
03:55
And Mr. Repairability償還可能性 creates作成する
the repairability修理可能性 processプロセス.
87
223693
3943
修復性担当は
修復性を担保するための工程を作り
03:59
With a repairability修理可能性 scorecardスコアカード,
with a repairability修理可能性 metricメトリック
88
227636
3858
修復性の評価指標や
メトリクスが生まれ
04:03
and eventually最終的に repairability修理可能性 incentiveインセンティブ.
89
231494
2814
修復性を推進する
インセンティブまで定めます
04:06
That came来た on top of 25 other KPIsKPI.
90
234308
3764
他の25のKPIを抑え
修復性がトップに躍り出ます
04:10
What percentageパーセンテージ of these people is variable変数 compensation補償?
91
238072
3506
変動報酬制で
どれくらい影響を受けるかと言えば
04:13
Twenty20 percentパーセント at most最も, divided分割された by 26 KPIsKPI,
92
241578
3827
最大で20%で
それを26のKPIで割れば
04:17
repairability修理可能性 makes作る a difference of 0.8 percentパーセント.
93
245405
4097
修復性に相当するのは
0.8%です
04:21
What difference did it make in their彼らの actions行動,
94
249502
2060
それにより
どう行動が変わるでしょう?
04:23
their彼らの choices選択肢 to simplify簡略化する? Zeroゼロ.
95
251562
2622
簡素化する選択は?
何も変わりません
04:26
But what occurs発生する for zeroゼロ impact影響?
Mr. Repairability償還可能性, processプロセス,
96
254184
3665
でも 何の影響もないことに
修復性担当を置き
04:30
scorecardスコアカード, evaluation評価, coordination調整
with the 25 other coordinatorsコーディネーター
97
257849
4673
プロセス 成績評価を作り
他の25指標の担当とも連携します
04:34
to have zeroゼロ impact影響.
98
262522
1896
何の効果も
ないことにです
04:36
Now, in frontフロント of the new新しい complexity複雑 of businessビジネス,
99
264418
2541
企業環境の
複雑さを前に
04:39
the only solution溶液 is not drawingお絵かき boxesボックス
100
266959
2937
組織図に箱を書き入れ
指揮命令系統を
04:42
with reporting報告 lines.
101
269896
2426
描いたところで
何も解決しません
04:44
It is basically基本的に the interplay相互作用する.
102
272322
3085
解決策は
相互作用にあります
04:47
How the parts部品 work together一緒に.
103
275407
2571
どのようにして
協働するかです
04:50
The connections接続, the interactionsインタラクション, the synapsesシナプス.
104
277978
4732
どう つながり
交わり シナプス結合するかです
04:54
It is not the skeletonスケルトン of boxesボックス,
it is the nervous神経質な systemシステム
105
282710
4503
入れ物の骨格ではなく
神経系統の問題で
04:59
of adaptiveness適応性 and intelligenceインテリジェンス.
106
287213
3037
どのように適応し
知性を働かせられるかです
05:02
You know, you could call it cooperation協力, basically基本的に.
107
290250
2900
これを「協力」と
呼ぶこともできますね
05:05
Wheneverいつでも people cooperate協力する,
108
293150
2539
皆が協力をすれば
05:07
they use lessもっと少なく resourcesリソース. In everything.
109
295689
3928
リソースも少なくてすみます
全てにおいて
05:11
You know, the repairability修理可能性 issue問題
110
299617
2532
修復性の問題
というのは
05:14
is a cooperation協力 problem問題.
111
302149
2752
つまるところ
協力の問題なんです
05:17
When you design設計 cars, please take into accountアカウント
112
304901
3221
車を設計するときに
考えないといけないのは
05:20
the needsニーズ of those who will repair修復 the cars
113
308122
2708
アフターセールスにおける
05:23
in the after sales販売 garagesガレージ.
114
310830
3107
修理担当者たちの
ニーズです
05:26
When we don't cooperate協力する we need more time,
115
313937
2617
協力しなければ
余計に時間もかかり
05:28
more equipment装置, more systemsシステム, more teamsチーム.
116
316554
3782
設備も システムも
チームももっと必要になります
05:32
We need -- When procurement調達, supply供給
chain, manufacturing製造 don't cooperate協力する
117
320336
5091
資材調達やサプライチェーン
製造が協力しなければ
05:37
we need more stock株式, more inventories棚卸資産,
more workingワーキング capital資本.
118
325427
2778
在庫も 棚卸資産も
運営資金も多く必要になります
05:40
Who will pay支払う for that?
119
328205
1941
誰がその負担を
するのでしょう?
05:42
Shareholders株主? Customers顧客?
120
330146
1962
株主ですか?
消費者ですか?
05:44
No, they will refuseごみ.
121
332108
1331
負担するわけがありません
05:45
So who is left?
The employees従業員,
122
333439
2809
では誰が残ったかといえば
従業員です
05:48
who have to compensate補償する throughを通して their彼らの superスーパー
123
336248
2708
従業員が
超個人的な努力でもって
05:51
individual個人 efforts尽力 for the lack欠如 of cooperation協力.
124
338956
3320
協力不足に対する
穴埋めをしないといけないんです
05:54
Stress応力, burnoutバーンアウト, they are
overwhelmed圧倒される, accidents事故.
125
342276
3668
ストレス 燃え尽き 重圧
事故が起こって当然です
05:58
No wonderワンダー they disengage離れる.
126
345944
2824
従業員が関わりたがらないのも
分かります
06:00
How do the hardハード and the soft柔らかい
try to foster育てる cooperation協力?
127
348768
3797
協力を高めるために
ハード面、ソフト面から何ができるでしょう?
06:04
The hardハード: In banks銀行, when there is a problem問題
128
352565
4630
ハード面から行きましょう
例えば 銀行で
06:09
betweenの間に the back office事務所 and the frontフロント office事務所,
129
357195
3060
事務管理部門と顧客窓口部門との間で
問題がありますが
06:12
they don't cooperate協力する. What is the solution溶液?
130
360255
2090
お互い協力しません
どうすればいいでしょう?
06:14
They create作成する a middle中間 office事務所.
131
362345
3095
ミドル・オフィス(調整部門)
を作ります
06:17
What happens起こる one year later後で?
132
365440
2036
1年後
どうなっているでしょう
06:19
Instead代わりに of one problem問題
betweenの間に the back and the frontフロント,
133
367476
2008
事務管理・顧客窓口部門間の
1つの問題が
06:21
now I have two problems問題.
134
369484
1354
今や2つに
なっています
06:23
Betweenの間に the back and the middle中間
135
370838
1123
事務管理とミドル・オフィス
06:24
and betweenの間に the middle中間 and the frontフロント.
136
371961
2216
顧客窓口とミドル・オフィスで
それぞれ問題ができ
06:26
Plusプラス I have to pay支払う for the middle中間 office事務所.
137
374177
2465
さらにミドル・オフィスでも
コストが発生しています
06:28
The hardハード approachアプローチ is unableできない to foster育てる cooperation協力.
138
376642
3258
ハードのアプローチでは
協力は高められません
06:32
It can only add追加する new新しい boxesボックス,
new新しい bones骨格 in the skeletonスケルトン.
139
379900
4436
ハードでは 新しい入れ物を作るだけ
骨格に骨を増やすだけです
06:36
The soft柔らかい approachアプローチ:
140
384336
1635
ソフトアプローチは
どうでしょう
06:38
To make people cooperate協力する, we need
to make them like each other.
141
385971
3829
協力させるため
お互いに仲良くなり
06:42
Improve改善する interpersonal対人関係 feelings感情,
142
389800
1694
相手への感情を
良いものにします
06:43
the more people like each other,
the more they will cooperate協力する.
143
391494
2956
互いに好きであれば
協力しやすいからです
06:46
It is totally完全に wrong違う.
144
394450
1771
でも これは
全くの間違いです
06:48
It is even counterproductive逆効果.
145
396221
2400
非生産的
でさえあります
06:50
Look, at home I have two TVsテレビ. Why?
146
398621
2416
うちにはテレビが2台あります
なぜでしょう?
06:53
Precisely正確に not to have to cooperate協力する with my wife.
147
401037
2872
ずばり 妻と協力しなくて
いいからです
06:56
(Laughter笑い)
148
403909
1640
(笑)
06:57
Not to have to impose課す tradeoffsトレードオフ to my wife.
149
405549
2904
妻とトレードオフ(取引)しなくて
すむようにしているんです
07:00
And why I try not to impose課す tradeoffsトレードオフ to my wife
150
408453
4010
なぜトレードオフしないように
しているかと言えば
07:04
is precisely正確に because I love my wife.
151
412463
2667
まさに
妻を愛しているからです
07:07
If I didn't love my wife, one TVテレビ would be enough十分な:
152
415130
3225
妻を愛していなければ
テレビは1台で十分です
07:10
You will watch my favoriteお気に入り footballフットボール gameゲーム,
153
418355
2495
「お前は 僕の好きな
サッカーの試合を見るんだ
07:13
if you are not happyハッピー, how is the book or the doorドア?
154
420850
2555
嫌なら 本を読むか
出て行きなさい」というんです
07:15
(Laughter笑い)
155
423405
1203
(笑)
07:16
The more we like each other,
156
424608
1881
お互いに
好意を持っているほど
07:18
the more we avoid避ける the realリアル cooperation協力
157
426489
2613
厳しいトレードオフで
関係を締め付けるような
07:21
that would strain our relationships関係
by imposing堂々たる toughタフ tradeoffsトレードオフ.
158
429102
4174
真実の協力は
避けるようになります
07:25
And we go for a second二番 TVテレビ or we escalateエスカレート
159
433276
3007
テレビを
2台にしなければ
07:28
the decision決定 above上の for arbitration仲裁.
160
436283
2924
エスカレートして
調停に行ってしまいますよ
07:31
Definitely絶対に, these approachesアプローチ are obsolete時代遅れの.
161
439207
4709
当然 これらのアプローチは
時代遅れです
07:36
To deal対処 with complexity複雑, to enhance強化する the nervous神経質な systemシステム,
162
443916
3783
複雑さに対処し
神経系統の拡張を図るため
07:39
we have created作成した what we call
the smartスマート simplicity単純さ approachアプローチ
163
447699
3262
「スマート・シンプル・アプローチ」を
編み出しました
07:43
basedベース on simple単純 rulesルール.
164
450961
1520
シンプルなルールを使います
07:44
Simpleシンプル ruleルール number one:
165
452481
2262
1つ目のルールは
07:46
Understandわかる what othersその他 do.
166
454743
3025
「同僚の仕事を理解する」
07:49
What is their彼らの realリアル work?
167
457768
1897
同僚がやっていることは何か?
07:51
We need to go beyond超えて the boxesボックス,
168
459665
3635
既成概念に
とらわれず
07:55
the jobジョブ descriptions説明, beyond超えて the surface表面
169
463300
4018
職務記述書に
書いてあることや
07:59
of the containerコンテナ, to understandわかる the realリアル contentコンテンツ.
170
467318
3505
表面的なことだけでなく
本当の中身を理解するのです
08:03
Me, designerデザイナー, if I put a wire here,
171
470823
2708
設計者であれば
ここにワイヤーを付ければ
08:05
I know that it will mean that we will have to
172
473531
2003
ライトを触るには
08:07
remove除去する the engineエンジン to accessアクセス the lightsライト.
173
475534
2566
エンジンを外さないといけないと
わかります
08:10
Second二番目, you need to reenforce強化する integratorsインテグレータ.
174
478100
2848
2つ目のルールは
「まとめ役を強化する」です
08:13
Integratorsインテグレータ are not middle中間
officesオフィス, they are managersマネージャー,
175
480948
3860
まとめ役にするのは
ミドル・オフィスではなく マネージャです
08:17
existing既存の managersマネージャー that you reinforce強化する
176
484808
1761
今いるマネージャの
権限を強化し
08:18
so that they have powerパワー and interest利子
177
486569
2434
自らの権限で
利害関係を持ち
08:21
to make othersその他 cooperate協力する.
178
489003
2163
他者に協力させられるように
するのです
08:23
How can you reinforce強化する your
managersマネージャー as integratorsインテグレータ?
179
491166
3732
どうすれば マネージャを
まとめ役にできるでしょうか?
08:27
By removing除去する layers.
180
494898
1475
間にある階層を
取り除くのです
08:28
When there are too manyたくさんの layers
181
496373
1364
階層が
多すぎる場合
08:29
people are too far遠い from the actionアクション,
182
497737
1550
現場から遠くなるため
08:31
thereforeしたがって、 they need KPIsKPI, metricsメトリック,
183
499287
2114
KPIやメトリクスなどを必要とし
08:33
they need poor貧しい proxies代理 for reality現実.
184
501401
4328
現実に対して
権限移譲も弱いものになります
08:37
They don't understandわかる reality現実
185
505729
1602
現実を
理解していませんから
08:39
and they add追加する the complicatedness複雑さ of metricsメトリック, KPIsKPI.
186
507331
3100
メトリクス KPIなど
複雑なものを導入するのです
08:42
By removing除去する rulesルール -- the biggerより大きい we are,
187
510431
2452
ルールをなくすことです
組織が大きければ大きいほど
08:45
the more we need integratorsインテグレータ,
188
512883
1633
より多くの
まとめ役が必要になります
08:46
thereforeしたがって、 the lessもっと少なく rulesルール we must必須 have,
189
514516
2321
ですから ルールは
少ない方が良いのです
08:49
to give discretionary自由裁量 powerパワー to managersマネージャー.
190
516837
3894
マネージャに
裁量権を与えるんです
08:52
And we do the opposite反対の --
191
520731
1127
でも 現実は
違います
08:54
the biggerより大きい we are, the more rulesルール we create作成する.
192
521858
2186
組織が大きくなるにつれ
ルールを量産し
08:56
And we end終わり up with the Encyclopedia百科事典
Britannicaブリタニカ of rulesルール.
193
524044
3250
ブリタニカ辞典並みの
ルールを抱えるわけです
08:59
You need to increase増加する the quanitity量り気 of powerパワー
194
527294
2100
そして「権限を拡大する」
ことも必要です
09:01
so that you can empower力を与える everybodyみんな
195
529394
1728
皆に権限を
委譲して
09:03
to use their彼らの judgment判定, their彼らの intelligenceインテリジェンス.
196
531122
2986
彼らの判断力や知性を
活用します
09:06
You must必須 give more cardsカード to people
197
534108
2151
皆に もっとカードを
与えないといけません
09:08
so that they have the criticalクリティカルな mass質量 of cardsカード
198
536259
3357
皆が リスクを取って
協力をし
09:11
to take the riskリスク to cooperate協力する,
199
539616
1959
絶縁状態から
抜け出すの必要な
09:13
to move動く out of insulation絶縁.
200
541575
1755
カードを持てるように
するのです
09:15
Otherwiseさもないと, they will withdraw撤退する. They will disengage離れる.
201
543330
2364
そうでなければ
皆 引きこもり 関わろうとしません
09:17
These rulesルール, they come from gameゲーム theory理論
202
545694
2246
こうしたルールは
ゲーム理論や
09:20
and organizational組織的 sociology社会学.
203
547940
2228
組織社会学に
もとづいています
09:22
You can increase増加する the shadow of the future未来.
204
550168
2852
「『将来の影』を感じさせる」
こともできます
09:25
Create作成する feedbackフィードバック loopsループ that expose公開する people
205
553020
2901
フィードバック・ループを作り
社員に
09:28
to the consequences結果 of their彼らの actions行動.
206
555921
2601
自らの行動の結果を
感じさせるのです
09:30
This is what the automotive自動車 company会社 did
207
558522
1944
先ほどの自動車メーカーも
これを行いました
09:32
when they saw that Mr. Repairability償還可能性 had no impact影響.
208
560466
2790
修復性担当は意味がない
と悟ったからです
09:35
They said to the design設計 engineersエンジニア:
209
563256
1635
設計者に
こう言ったのです
09:37
Now, in three years, when the new新しい
car is launched打ち上げ on the market市場,
210
564891
4695
「3年後 この新車が
市場に出る頃
09:41
you will move動く to the after sales販売
networkネットワーク, and become〜になる in charge電荷
211
569586
2944
君はアフターセールスに
異動して
09:44
of the warranty保証 budget予算,
212
572530
2375
保証業務予算の
責任者となるんだ
09:47
and if the warranty保証 budget予算 explodes爆発する,
213
574905
3379
もし保証予算が
オーバーすることになったら
09:50
it will explode爆発する in your face. (Laughter笑い)
214
578284
2667
君が責任を取るんだよ」と
(笑)
09:53
Much more powerful強力な than 0.8
percentパーセント variable変数 compensation補償.
215
580951
5941
報酬が 0.8%変動するよりも
よっぽど効果的でしょう
09:59
You need alsoまた、 to increase増加する reciprocity相互主義,
216
586892
3722
「相互依存を高める」
ことも必要です
10:02
by removing除去する the buffersバッファー that make us self-sufficient自給自足.
217
590614
3715
自己完結してしまうような
緩衝領域を取り上げます
10:06
When you remove除去する these buffersバッファー,
218
594329
2472
こうした緩衝域を
取り上げれば
10:09
you holdホールド me by the nose, I holdホールド you by the ear.
219
596801
2997
あなたは私の鼻を
私はあなたの耳をつかむ状況になり
10:11
We will cooperate協力する.
220
599798
1382
協力をせざるを
得ませんから
10:13
Remove削除する the second二番 TVテレビ.
221
601180
1540
2台目のテレビを
なくすのです
10:14
There are manyたくさんの second二番 TVsテレビ at work
222
602720
2244
職場には
2台目のテレビがたくさんあって
10:17
that don't create作成する value,
223
604964
1301
価値を
生み出していません
10:18
they just provide提供する dysfunctional機能不全 self-sufficiency自給自足.
224
606265
4688
ただ 機能不全を起こす
自己充足性をもたらすだけです
10:23
You need to reward褒賞 those who cooperate協力する
225
610953
2429
次に必要なのはこれです
「協力した社員に報い
10:25
and blame責任 those who don't cooperate協力する.
226
613382
1679
協力しない社員に
その責めを負わせる」
10:27
The CEO最高経営責任者(CEO) of The Legoレゴ Groupグループ,
227
615061
3069
レゴ社のCEOである
10:30
Jorgenヨルゲン Vigヴィグ KnudstorpKnudstorp, has a great way to use it.
228
618130
2823
ヨアン・ヴィー・クヌッドストープは
それをうまく使っています
10:33
He says言う, blame責任 is not for failure失敗,
229
620953
2905
彼いわくは
責められるべきは失敗ではなく
10:36
it is for failing失敗する to help or ask尋ねる for help.
230
623858
4535
協力しないことや
協力を求められないことにあります
10:40
It changes変更 everything.
231
628393
2379
これにより
全てが変わります
10:42
Suddenly突然 it becomes〜になる in my
interest利子 to be transparentトランスペアレント
232
630772
2520
自らの弱さや 業績見通しを
さらけだすことこそ
10:45
on my realリアル weaknesses弱点, my realリアル forecast予測,
233
633292
2040
自分の利益
になるのです
10:47
because I know I will not be blamed非難された if I fail失敗します,
234
635332
2086
失敗しても
責められることはなく
10:49
but if I fail失敗します to help or ask尋ねる for help.
235
637418
3868
協力を怠り 協力を求められないことで
責められるのですから
10:53
When you do this, it has a lot of implications意義
236
641286
2927
これをすることで
どんな組織設計をするか
10:56
on organizational組織的 design設計.
237
644213
2945
いろんな示唆を
得ることができます
10:59
You stop drawingお絵かき boxesボックス, dotted点在 lines, full満員 lines;
238
647158
2418
組織図に箱や点線 実線を
描いていくのをやめ
11:01
you look at their彼らの interplay相互作用する.
239
649576
1390
相互作用に
目を向けるのです
11:03
It has a lot of implications意義 on financial金融 policiesポリシー
240
650966
2979
財務政策も
見直す必要が
11:06
that we use.
241
653945
1214
出てくるでしょう
11:07
On human人間 resourceリソース management管理 practices実践.
242
655159
2622
人材管理においても
そうです
11:09
When you do that, you can manage管理する complexity複雑,
243
657781
2424
これをすることで
複雑性を管理し
11:12
the new新しい complexity複雑 of businessビジネス,
244
660205
1593
事業の新しい複雑さを
管理する一方
11:13
withoutなし getting取得 complicated複雑な.
245
661798
2933
さらなる複雑化を
避けることができます
11:16
You create作成する more value with lower低い costコスト.
246
664731
3650
低コストで
より高い価値を生み出せ
11:20
You simultaneously同時に improve改善する
performanceパフォーマンス and satisfaction満足 at work
247
668381
4574
同時に 仕事のパフォーマンスと
満足度も高まります
11:25
because you have removed除去された the common一般 rootルート cause原因
248
672955
2729
両者に共通して
複雑さを招く原因を
11:27
that hinders妨げる bothどちらも.
249
675684
1616
取り除いたからです
11:29
Complicatedness複雑さ: This is your
battle戦い, businessビジネス leaders指導者.
250
677300
4710
ビジネスリーダーの皆さん
複雑性とは あなた自身の戦いです
11:34
The realリアル battle戦い is not againstに対して competitors競合他社.
251
682010
2827
真の戦いは
競合相手に対するものではないんです
11:37
This is rubbishごみ, very abstract抽象.
252
684837
2421
そんなのは
くだらない 抽象的なものです
11:39
When do we meet会う competitors競合他社 to fight戦い them?
253
687258
2663
いつ競合相手に会って
競争をするのですか?
11:42
The realリアル battle戦い is againstに対して ourselves自分自身,
254
689921
2901
真の戦いは
我々自身の中にあります
11:45
againstに対して our bureaucracy官僚, our complicatedness複雑さ.
255
692822
3354
官僚主義や複雑さと
戦うのです
11:48
Only you can fight戦い, can do it.
256
696176
3157
そして これをできるのは
あなただけです
11:51
Thank you.
257
699333
2087
ありがとうございました
11:53
(Applause拍手)
258
701420
2692
(拍手)
Translated by Yuko Yoshida
Reviewed by Takafusa Kitazume

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ABOUT THE SPEAKER
Yves Morieux - Consultant
BCG's Yves Morieux researches how corporations can adapt to a modern and complex business landscape.

Why you should listen

Yves Morieux thinks deeply about what makes organizations work effectively. A senior partner in BCG’s Washington D.C. office and director of the BCG Institute for Organization, Morieux considers how overarching changes in structure can improve motivation for all who work there. His calls his approach "Smart Simplicity." Using six key rules, it encourages employees to cooperate in order to solve long-term problems. It isn’t just about reducing costs and increasing profit -- it’s about maximizing engagement through all levels of a company. Morieux has been featured in articles on organizational evolution in Harvard Business Review, The Economist, The Wall Street Journal, Fast Company and Le Monde.

More profile about the speaker
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