ABOUT THE SPEAKER
Colin Grant - Author, historian
Colin Grant is an author and historian whose works focus on larger-than-life figures of the African diaspora.

Why you should listen
Colin Grant is an English historian and son of black Jamaican immigrants who explores the legacy of slavery and its effect on modern generations of the African diaspora. In Negro with a Hat: The Rise and Fall of Marcus Garvey Grant chronicles the life of the controversial Jamaican politician and his obsession with a "redeemed" Africa; in I & I: The Natural Mystics, Marley, Tosh and Wailer he explores the struggles faced by now legendary Rastafarian reggae artists the Wailers; and in his most recent book, Bageye at the Wheel, Grant confronts his own father in a memoir about his lifelong inner conflict with the immigrant experience.
Grant is also an Associate Fellow in the Centre for Caribbean Studies at the University of Warwick and a producer for BBC Radio.
More profile about the speaker
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Colin Grant: How our stories cross over

コリン・グラント: 気難しい父親の息子として

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コリン・グラントは、これまでの人生で、父親の世界と自分の世界のはざまで、感情の波間を漂ってきました。ジャマイカ出身の両親のもとでイングランドに生まれたグラントが、彼が育った移民コミュニティの中で共有された物語に目を向け、自分を拒んだ父親を許そうと思えるに至った過程を振り返ります。
- Author, historian
Colin Grant is an author and historian whose works focus on larger-than-life figures of the African diaspora. Full bio

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00:12
This is a photograph写真
0
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この写真には
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of a man whom for manyたくさんの years
1
2633
2816
私が何年も暗殺を企てた男が
00:17
I plottedプロットされた to kill殺します.
2
5449
3721
写っています
00:21
This is my fatherお父さん,
3
9170
3020
私の父―
00:24
Clintonクリントン Georgeジョージ "Bageyeバゲイ" Grant付与.
4
12190
3737
クリントン・ジョージ “バガイ” グラントです
00:27
He's calledと呼ばれる Bageyeバゲイ because he has
5
15927
2271
父が “バガイ (袋)” と呼ばれたのは
00:30
permanent永久的な bagsバッグ under his eyes.
6
18198
4160
常に目元の涙袋がたるんでいたからです
00:34
As a 10-year-old-歳, along一緒に with my siblings兄弟,
7
22358
2776
10歳だった私は 兄妹と一緒に
00:37
I dreamt夢を見た of scraping削る off the poison
8
25134
4116
ハエ取り紙から毒をこそげ取って
00:41
from fly-killerフライキラー paper into his coffeeコーヒー,
9
29250
3950
父のコーヒーに混ぜたり
00:45
grounded接地された down glassガラス and sprinkling振りかける it
10
33200
1855
ガラスを砕いて
00:47
over his breakfast朝ごはん,
11
35055
2989
父の朝食にかけたり
00:50
looseningゆるめる the carpetカーペット on the stairs階段
12
38044
1710
階段のカーペットを緩めておいて
00:51
so he would trip旅行 and breakブレーク his neckネック.
13
39754
3728
父が滑って首を折らないかと
思い巡らしていました
00:55
But come the day, he would always
14
43482
1627
しかし そうはうまくいかず
父はいつでも
00:57
skipスキップ that loose緩む stepステップ,
15
45109
2252
カーペットの緩んだ段をとばして歩き
00:59
he would always bow out of the house
16
47361
1829
コーヒーも朝食も満足にとらずに
01:01
withoutなし so much as a swig泳ぐ of coffeeコーヒー
17
49190
1840
背中を丸めて
01:03
or a bite一口 to eat食べる.
18
51030
2788
出かけて行くのでした
01:05
And so for manyたくさんの years,
19
53818
1286
何年もの間
01:07
I feared恐れる that my fatherお父さん would die死ぬ
20
55104
1960
私は自分が殺す機会を逸しているうちに
01:09
before I had a chanceチャンス to kill殺します him.
21
57064
2074
父が死ぬのではないかと恐れたものです
01:11
(Laughter笑い)
22
59138
4592
(笑)
01:15
Up until〜まで our mother asked尋ねた him to leave離れる
23
63730
2991
母が父に家から出ていってほしいと
01:18
and not come back,
24
66721
1657
告げるまで
01:20
Bageyeバゲイ had been a terrifying恐ろしい ogre.
25
68378
4256
バガイは恐ろしい怪物でした
01:24
He teetered盗まれた permanently永久に on the verge直前 of rage怒り,
26
72634
3585
父は常に怒りを爆発させる寸前の状態でした
01:28
ratherむしろ like me, as you see.
27
76219
3608
ご覧のとおり 私のような感じです
01:31
He worked働いた nights夜間 at VauxhallVauxhall Motorsモータ in Lutonルートン
28
79827
3300
父はルートンのヴォクソール・モータースで
夜間勤務をしていたので
01:35
and demanded要求された total合計 silence沈黙 throughout全体を通して the house,
29
83127
3159
家の中が完全に静かであることを求めました
01:38
so that when we came来た home from school学校
30
86286
2672
ですから 私たちは午後3時半に
01:40
at 3:30 in the afternoon午後, we would huddle集まる
31
88958
2040
学校から帰ると テレビのそばに
01:42
beside the TVテレビ, and ratherむしろ like safe-crackers安全なクラッカー,
32
90998
3250
寄り合って さながら金庫破りのように
01:46
we would twiddleつまらない with the volumeボリューム controlコントロール knobつまみ
33
94248
2486
テレビのボリュームを回して
01:48
on the TVテレビ so it was almostほぼ inaudible聞き取れない.
34
96734
2793
ほとんど聞こえないくらいの
音量に合わせたものです
01:51
And at times, when we were like this,
35
99527
2311
時には 家の中で
01:53
so much "Shhhシャー," so much "Shhhシャー"
36
101838
2432
「シーッ」と声を潜めてばかりいたので
01:56
going on in the house
37
104270
1865
「シーッ」と声を潜めてばかりいたので
01:58
that I imagined想像した us to be like
38
106135
1975
その様子は まるで
02:00
the Germanドイツ人 crewクルー of a U-boatUボート
39
108110
3500
ドイツ軍兵士がUボートで
02:03
creeping忍び寄る along一緒に the edgeエッジ of the ocean海洋
40
111610
2492
こっそりと海面に近づいていくようだと
02:06
whilstしばらく up above上の, on the surface表面,
41
114102
1816
思っていました
一方 その上の水面には
02:07
HMSHMS Bageyeバゲイ patrolledパトロール
42
115918
3745
英国海軍軍艦のバガイ号が
02:11
ready準備完了 to dropドロップ death charges料金
43
119663
2127
静寂を乱す者に
02:13
at the first sound of any disturbance外乱.
44
121790
3987
爆雷を落とすべく
待ち構えているのです
02:17
So that lessonレッスン was the lessonレッスン that
45
125777
2935
これが教えてくれた教訓は
02:20
"Do not drawドロー attention注意 to yourselfあなた自身
46
128712
1448
「家でも外でも
02:22
eitherどちらか in the home or outside外側 of the home."
47
130160
2264
人目を引くようなことをするな」
というものでした
02:24
Maybe it's a migrant移民 lessonレッスン.
48
132424
2686
これは あるいは移民であるがゆえの
教訓であったかもしれません
02:27
We were to be below以下 the radarレーダー,
49
135110
3170
私たちはレーダーの監視下に置かれており
02:30
so there was no communicationコミュニケーション, really,
50
138280
1495
コミュニケーションらしいものは
02:31
betweenの間に Bageyeバゲイ and us and us and Bageyeバゲイ,
51
139775
3161
バガイと私たちの間に
まるでありませんでした
02:34
and the sound that we most最も looked見た forward前進 to,
52
142936
2608
私たちが心待ちにしていた音はというと―
02:37
you know when you're a child and you want
53
145544
1754
あなた方が子供の頃は
02:39
your fatherお父さん to come home
and it's all going to be happyハッピー
54
147298
3438
父親が帰ってくるのが嬉しくて
02:42
and you're waiting待っている for that sound of the doorドア opening開ける.
55
150736
1754
ドアが開く音を待ちかねていたことでしょう
02:44
Well the sound that we looked見た forward前進 to
56
152490
1256
私たちが楽しみにしていた音は
02:45
was the clickクリック of the doorドア closing閉鎖,
57
153746
1893
ドアがかちっと閉まる音でした
02:47
whichどの meant意味した he'd彼は gone行った and would not come back.
58
155639
4708
バガイは出て行って
もう帰ってこないのだとわかる音です
02:52
So for three decades数十年,
59
160347
3459
30年の間
02:55
I never laid敷かれた eyes on my fatherお父さん, norまた he on me.
60
163806
3041
私と父が互いを目にすることは
ありませんでした
02:58
We never spokeスポーク to each other for three decades数十年,
61
166847
1768
30年間 互いに話すことも
ありませんでしたが
03:00
and then a coupleカップル of years ago, I decided決定しました
62
168615
1801
数年前 私は
03:02
to turn順番 the spotlightスポットライト on him.
63
170416
4271
彼に目を向けることを決めました
03:06
"You are beingであること watched見た.
64
174687
1888
「お前は見られているんだ
03:08
Actually実際に, you are.
65
176575
1856
本当に
03:10
You are beingであること watched見た."
66
178431
2064
見られているんだぞ」
03:12
That was his mantraマントラ to us, his children子供.
67
180495
2664
これは父が 私たち子供に
言い聞かせていた呪文でした
03:15
Time and time again he would say this to us.
68
183159
1673
何度も何度も聞かされました
03:16
And this was the 1970s, it was Lutonルートン,
69
184832
3103
これは時代が1970年代で
場所がルートンという
彼がヴォクソール・モータースに
勤めていた街であり
03:19
where he worked働いた at VauxhallVauxhall Motorsモータ,
70
187935
1629
03:21
and he was a Jamaicanジャマイカ人.
71
189564
1827
彼がジャマイカ人だったからです
03:23
And what he meant意味した was,
72
191391
1059
父が言いたかったのは
03:24
you as a child of a Jamaicanジャマイカ人 immigrant移民
73
192450
2111
「ジャマイカ系移民の子供として
03:26
are beingであること watched見た
74
194561
1918
お前たちは その振る舞いと
03:28
to see whichどの way you turn順番, to see whetherかどうか
75
196479
1657
ステレオタイプに当てはまるかどうかが
03:30
you conform適合 to the hostホスト nation's国の stereotypeステレオタイプ of you,
76
198136
4119
見られているんだ」ということでした
03:34
of beingであること feckless無防備な, work-shy仕事が恥ずかしがり屋,
77
202255
2600
無責任で 仕事嫌いで
03:36
destined運命の for a life of crime犯罪.
78
204855
2561
そのうち犯罪を犯すに違いない
というものです
03:39
You are beingであること watched見た,
79
207416
1734
「お前たちは見られているんだから
03:41
so confound混乱する their彼らの expectations期待 of you.
80
209150
4343
彼らの期待を裏切ってやれ」というのです
03:45
To that end終わり, Bageyeバゲイ and his friends友達,
81
213493
4278
その意味においては
バガイとその友人は―
03:49
mostly主に Jamaicanジャマイカ人,
82
217771
1655
ほとんどがジャマイカ人でしたが―
03:51
exhibited展示した a kind種類 of Jamaicanジャマイカ人 bellaベラ figuraフィギュラ:
83
219426
3754
ジャマイカ人として立派な印象を残しました
03:55
Turn順番 your bestベスト side to the world世界,
84
223180
2614
世間には自分の最も良い側面と
03:57
showショー your bestベスト face to the world世界.
85
225794
2274
良い顔を見せろ というものです
04:00
If you have seen見た some of the imagesイメージ
86
228068
1774
40年代や50年代にやってきた
04:01
of the Caribbeanカリブ海 people arriving到着
87
229842
2136
カリブ系の人々の
04:03
in the '40s and '50s,
88
231978
1652
写真を見たことがあれば
多くの男性がトリルビー帽を
かぶっていることに
04:05
you mightかもしれない have noticed気づいた that a lot of the men男性
89
233630
1396
04:07
wear着る trilbiesトリル.
90
235026
1889
気付いたでしょう
04:08
Now, there was no tradition伝統
of wearing着る trilbiesトリル in Jamaicaジャマイカ.
91
236915
3641
ジャマイカにはトリルビー帽をかぶる
習慣はありません
04:12
They invented発明された that tradition伝統 for their彼らの arrival到着 here.
92
240556
2943
この国にやってくる際に
伝統を作り出したのです
04:15
They wanted to projectプロジェクト themselves自分自身 in a way
93
243499
1767
彼らは自分たちが
このように見られたいという姿を
04:17
that they wanted to be perceived知覚される,
94
245266
2334
投影したかったのです
04:19
so that the way they looked見た
95
247600
1431
そのために 彼らの見た目と
04:21
and the names名前 that they gave与えた themselves自分自身
96
249031
2943
自ら名乗る名前が
04:23
defined定義された them.
97
251974
1672
彼らを定義づけました
04:25
So Bageyeバゲイ is bald脱毛 and has baggyぼろぼろ eyes.
98
253646
5489
バガイは髪がなく 目には涙袋がありました
04:31
Tidyきちんとした Bootsブーツ is very fussyうるさい about his footwear履物.
99
259135
4012
“Tidy boots (きれいなブーツ)” は
靴に気をつかいました
04:35
Anxious不安な is always anxious不安.
100
263147
2712
“Anxious (心配性)” は心配性でした
04:37
Clockクロック has one arm longerより長いです than the other.
101
265859
2729
“Clock (時計)” は片方の腕が
もう片方より長かったのです
04:40
(Laughter笑い)
102
268588
3648
(笑)
04:44
And my all-time常時 favoriteお気に入り was the
guy they calledと呼ばれる Summerwearサマーウェア.
103
272236
3374
私の1番のお気に入りは
“Summerwear (夏服)” と呼ばれた男です
04:47
When Summerwearサマーウェア came来た to this country
104
275610
1834
“夏服” は60年代初頭に
04:49
from Jamaicaジャマイカ in the early早い '60s, he insisted主張した
105
277444
2119
ジャマイカからイングランドにやってくると
04:51
on wearing着る light summer suitsスーツ,
106
279563
2377
どんな天気であっても
夏用の薄手のスーツを
04:53
no matter問題 the weather天気,
107
281940
1656
着るといってきかなかったのです
04:55
and in the courseコース of researching研究している their彼らの lives人生,
108
283596
1338
彼らの人生を調査する間に
04:56
I asked尋ねた my momママ, "Whateverなんでも
becameなりました of Summerwearサマーウェア?"
109
284934
2976
私は母に「“夏服” はどうなったの?」
と尋ねました
04:59
And she said, "He caught捕らえられた a coldコールド and died死亡しました." (Laughter笑い)
110
287910
4827
母は「風邪をひいて死んでしまったわ」
と言いました (笑)
05:04
But men男性 like Summerwearサマーウェア
111
292737
1856
しかし “夏服” のような男たちは
05:06
taught教えた us the importance重要度 of styleスタイル.
112
294593
1462
スタイルの重要性を教えてくれます
05:08
Maybe they exaggerated誇張した their彼らの styleスタイル
113
296055
2122
彼らはスタイルを強調したかもしれません
05:10
because they thought that they were not considered考慮される
114
298177
3216
自分たちがあまり洗練されていないと
思われていると
05:13
to be quiteかなり civilized文明化された,
115
301393
2104
考えたためです
05:15
and they transferred移転した that generational世代間 attitude姿勢
116
303497
2816
そして彼らはその世代の態度や不安を
05:18
or anxiety不安 onto〜に us, the next generation世代,
117
306313
2600
私たち 次の世代に引き継ぎました
05:20
so much so that when I was growing成長する up,
118
308913
2187
ですから 私が育った時代には
05:23
if ever on the televisionテレビ newsニュース or radio無線
119
311100
2373
テレビのニュースやラジオで
05:25
a report報告する came来た up about a black person
120
313473
1508
黒人が犯罪を犯したという
05:26
committingコミットする some crime犯罪
121
314981
1684
ニュースがあれば―
05:28
a mugging強盗, a murder殺人, a burglary強盗
122
316665
3664
ひったくり 殺人 強盗など―
05:32
we wincedウィンチド along一緒に with our parents,
123
320329
3552
私たちは両親と共にたじろいだのです
05:35
because they were letting〜する the side down.
124
323881
2664
なぜなら 彼らが
世間体を傷つけているからです
05:38
You did not just represent代表する yourselfあなた自身.
125
326545
1453
皆 自分を代表しているだけでなく
05:39
You represented代表的な the groupグループ,
126
327998
1742
グループを代表しているのです
05:41
and it was a terrifying恐ろしい thing to come to terms条項 with,
127
329740
4508
自分も もしかしたら同じような目で
05:46
in a way, that maybe you were going
128
334248
2264
見られるかもしれないということは
05:48
to be perceived知覚される in the same同じ light.
129
336512
4144
ある意味で 受け入れるのが恐ろしいことでした
05:52
So that was what needed必要な to be challenged挑戦した.
130
340656
3772
ですから そのことに
立ち向かわねばならなかったのです
05:56
Our fatherお父さん and manyたくさんの of his colleagues同僚
131
344428
4281
私たちの父やその同僚の多くは
06:00
exhibited展示した a kind種類 of transmission送信 but not receiving受信.
132
348709
3461
発信はしていても 受信することは
ありませんでした
06:04
They were built建てられた to transmit送信する but not receive受け取る.
133
352170
2222
彼らは発信する能力はあっても
受信はできなかったのです
06:06
We were to keep quiet静か.
134
354392
2851
私たちは沈黙するほかありませんでした
06:09
When our fatherお父さん did speak話す to us,
135
357243
1353
父が私たちに話して来るときは
06:10
it was from the pulpit説教壇 of his mindマインド.
136
358596
2865
説教であることが常でした
06:13
They clungつまむ to certainty確実 in the belief信念
137
361461
1588
確かな信念にしがみついていたため
06:15
that doubt疑問に思う would undermine衰弱させる them.
138
363049
4129
疑いが生まれれば
台無しになってしまいます
06:19
But when I am workingワーキング in my house
139
367178
3591
私が家で仕事をして
06:22
and writing書き込み, after a day's日々 writing書き込み, I rushラッシュ downstairs階下
140
370769
3851
1日中 書き物をしたあとに
下の階に降りて行き
06:26
and I'm very excited興奮した to talk about
Marcusマーカス Garveyガーベイ or Bobボブ Marleyマーリー
141
374620
3306
興奮して マーカス・ガーヴィーや
ボブ・マーリーの話をすると
06:29
and words言葉 are trippingトリッピング out of my mouth like butterflies
142
377926
2864
言葉が蝶のように次々と出てきます
06:32
and I'm so excited興奮した that my children子供 stop me,
143
380790
2496
私があまりにも興奮しているので
子供たちは私を止めて
06:35
and they say, "Dadパパ, nobody誰も cares心配."
144
383286
3680
「お父さん 誰も興味ないよ」と言います
06:38
(Laughter笑い)
145
386966
3990
(笑)
06:42
But they do careお手入れ, actually実際に.
146
390956
1914
でも 子供たちは
本当は興味があるのです
06:44
They crossクロス over.
147
392870
1563
行き会う時がくるのです
06:46
Somehow何とか they find their彼らの way to you.
148
394433
2507
どうにかして 父親のもとに
やってくる時がくるのです
06:48
They shape形状 their彼らの lives人生 accordingに従って
to the narrative物語 of your life,
149
396940
3604
子供たちはあなたが語る人生を通して
自分たちの人生を形作ります
06:52
as I did with my fatherお父さん and my mother, perhapsおそらく,
150
400544
4026
私が父や母の人生から学んだように
06:56
and maybe Bageyeバゲイ did with his fatherお父さん.
151
404570
2614
そしてバガイが その父親から学んだように
06:59
And that was clearerより明確な to me
152
407184
1642
このことは 私が
07:00
in the courseコース of looking at his life
153
408826
2958
父の人生を振り返るうちに
はっきりとしてきました
07:03
and understanding理解, as they say,
154
411784
3056
そして ネイティブアメリカンが
07:06
the Nativeネイティブ Americansアメリカ人 say,
155
414840
1312
よく言うように
07:08
"Do not criticize批判する the man until〜まで you can walk歩く
156
416152
1629
「相手のモカシンを履いて歩かずに
07:09
in his moccasinsモカシン."
157
417781
2312
相手を批判してはならない」のだと
わかったのです
07:12
But in conjuring思い通りの his life, it was okay
158
420093
2899
父の人生を掘り起こす中で
07:14
and very straightforward簡単 to portray描く
159
422992
3268
1970年代のイングランドにおける
07:18
a Caribbeanカリブ海 life in Englandイングランド in the 1970s
160
426260
2980
カリブ系移民の生活を描くのは
実に簡単でした
07:21
with bowlsボウル of plasticプラスチック fruitフルーツ,
161
429240
4984
ボウルに入ったプラスチックの果物
07:26
polystyreneポリスチレン ceiling天井 tilesタイル,
162
434224
3064
ポリスチレンの天井
07:29
setteesセット permanently永久に sheathedシース
163
437288
2288
配達されたときについてきた
07:31
in their彼らの transparentトランスペアレント coversカバー
that they were delivered配信された in.
164
439576
3372
透明な覆いがかかったままのソファ
07:34
But what's more difficult難しい to navigateナビゲートする
165
442948
1852
ですが もっと理解しがたいのは
07:36
is the emotional感情の landscape風景
166
444800
1492
異なる世代間の
07:38
betweenの間に the generations世代,
167
446292
1970
感情のひだであり
07:40
and the old古い adage敬意 that with age年齢 comes来る wisdom知恵
168
448262
4738
老齢と共に知恵がつくという古いことわざは
07:45
is not true真実.
169
453000
2045
真実ではないのです
07:47
With age年齢 comes来る the veneerベニヤ of respectability尊敬
170
455045
3483
老齢と共に訪れるのは
世間体といううわべと
07:50
and a veneerベニヤ of uncomfortable不快な truths真実.
171
458528
3368
不快な真実といううわべです
07:53
But what was true真実 was that my parents,
172
461896
2772
真実であったのは 私の両親―
07:56
my mother, and my fatherお父さん went行った along一緒に with it,
173
464668
2476
私の母と父はそのうわべと共にあり
07:59
did not trust信頼 the state状態 to educate教育する me.
174
467144
2768
国が私に授ける教育を
信頼しなかったということです
08:01
So listen to how I sound.
175
469912
2490
私の発音をよく聞いてください
08:04
They determined決定 that they would
send送信する me to a privateプライベート school学校,
176
472402
4282
両親は私を私立の学校に入れると
決めていましたが
08:08
but my fatherお父さん worked働いた at VauxhallVauxhall Motorsモータ.
177
476684
1757
父が働いていたのは
ヴォクソール・モータースです
08:10
It's quiteかなり difficult難しい to fund基金 a privateプライベート school学校 education教育
178
478441
3791
私立校の学費を払い
08:14
and feedフィード his army of children子供.
179
482232
2640
何人もの子供たちを食べさせるのは
困難でした
08:16
I remember思い出す going on to the school学校
180
484872
1984
私は学校の入学試験を受けに行き
08:18
for the entranceエントランス exam試験, and my fatherお父さん said
181
486856
2124
父が神父さんに―
08:20
to the priest祭司 — it was a Catholicカトリック school学校
182
488980
3600
カトリック系の学校でした―
こう言ったのを覚えています
08:24
he wanted a better "heducation報道" for the boy男の子,
183
492580
4227
息子には良い「ちょういく(教育)」を
受けさせたいと
08:28
but alsoまた、, he, my fatherお父さん,
184
496807
2928
ですが 父は
08:31
never even managed管理された to passパス wormsワーム,
185
499735
2640
蟯虫検査もパスしたことがなかったので
08:34
never mindマインド entranceエントランス exams試験.
186
502375
2620
入学試験のことは気にも留めませんでした
08:36
But in order注文 to fund基金 my education教育,
187
504995
1945
私の学費を捻出するため
08:38
he was going to have to do some dodgyドギー stuffもの,
188
506940
2723
父は危ない仕事にも
手を出さねばならず
08:41
so my fatherお父さん would fund基金 my education教育
189
509663
3102
父は私の学費のために
08:44
by tradingトレーディング in illicit不法 goods from the back of his car,
190
512765
3604
車のトランクから
非合法な商品を売ったのです
08:48
and that was made even more trickyトリッキー because
191
516369
1432
これはさらに厄介な状況になりました
08:49
my fatherお父さん, that's not his car by the way.
192
517801
2160
ちなみに これは父の車ではありません
08:51
My fatherお父さん aspired熱望する to have a car like that,
193
519961
1808
父はそのような車を
手に入れたいと望んでいましたが
08:53
but my fatherお父さん had a beaten-up打たれました Miniミニ,
194
521769
2076
父の車はボロボロのミニで
08:55
and he never, beingであること a
Jamaicanジャマイカ人 coming到来 to this country,
195
523845
4498
移民としてこの国にやってきた
ジャマイカ人である父は
09:00
he never had a driving運転 licenseライセンス,
196
528343
2353
運転免許証がなく
09:02
he never had any insurance保険 or road道路 tax税金 or MOTMOT.
197
530696
3564
車両保険や道路税や
車検などもありませんでした
09:06
He thought, "I know how to driveドライブ;
198
534260
1939
父は「運転の仕方を知っているのに
09:08
why do I need the state's州の validation検証?"
199
536199
3080
どうして国の認可が要ると言うのか?」
と考えていたのです
09:11
But it becameなりました a little trickyトリッキー when
we were stopped停止 by the police警察,
200
539279
2232
しかし 警察に車を止められた時などは
厄介なことになりました
09:13
and we were stopped停止 a lot by the police警察,
201
541511
2213
そして実際私たちは
よく警察に止められました
09:15
and I was impressed感動した by the way
202
543724
1217
ところで 私も父の警官への対応には
09:16
that my fatherお父さん dealt配られた with the police警察.
203
544941
1899
感心していました
09:18
He would promote促進する the policeman警官 immediatelyすぐに,
204
546840
2808
父はその警官をすぐさま昇進させたのです
09:21
so that P.C. BloggsBloggs becameなりました Detective探偵 Inspectorインスペクタ BloggsBloggs
205
549648
4087
つまり会話の中でブロッグス巡査を
09:25
in the courseコース of the conversation会話
206
553735
1184
警部補と呼び
09:26
and wave us on merrily陽気に.
207
554919
1984
そうすると 陽気に見逃してくれるのです
09:28
So my fatherお父さん was exhibiting出展 what we in Jamaicaジャマイカ
208
556903
1868
父はジャマイカで言うところの
09:30
calledと呼ばれる "playing遊ぶ foolばか to catchキャッチ wise賢い."
209
558771
4182
「賢くやるためにバカなふりをする」というのを
実践していたのです
09:34
But it lent貸された alsoまた、 an ideaアイディア
210
562953
3369
しかし これは同時に
09:38
that actually実際に he was beingであること diminished減少した
211
566322
1806
警官から父が軽く見られたり
09:40
or belittled悲惨な by the policeman警官
212
568128
2304
見くびられるということでもあり
09:42
as a 10-year-old-歳 boy男の子, I saw that —
213
570432
1817
10歳の私にも それはわかりました
09:44
but alsoまた、 there was an ambivalenceアンビバレンス towards方向 authority権限.
214
572249
2571
しかし 権威に対する
相反する感情もあったのです
09:46
So on the one handハンド, there was
215
574820
1645
一方では
09:48
a mockingモッキング of authority権限,
216
576465
1627
権威をばかにしていながら
09:50
but on the other handハンド, there was a deference尊敬
217
578092
2316
もう一方では 権威に
09:52
towards方向 authority権限,
218
580408
1821
従ってもいました
09:54
and these Caribbeanカリブ海 people
219
582229
1955
そして こうしたカリブ系の人々は
09:56
had an overbearing圧倒 obedience従順 towards方向 authority権限,
220
584184
4137
大仰なまでに権威に服従しており
10:00
whichどの is very striking印象的な, very strange奇妙な in a way,
221
588321
2208
これはある意味で とても目立ち
とても奇妙でした
10:02
because migrants移民 are very courageous勇気のある people.
222
590529
3104
なぜなら移民というのはとても
勇気のある人々だからです
10:05
They leave離れる their彼らの homes. My fatherお父さん and my mother
223
593633
2760
彼らは祖国を離れるのですから
私の両親は
10:08
left Jamaicaジャマイカ and they traveled旅行した 4,000 milesマイル,
224
596393
3927
ジャマイカを離れて 4千マイルも旅をして
10:12
and yetまだ they were infantilized幼児化された by travel旅行.
225
600320
3824
その移動によって 子供じみてしまいました
10:16
They were timid臆病な,
226
604144
1768
引っ込み思案になり
10:17
and somewhereどこかで along一緒に the lineライン,
227
605912
1449
そのせいか どういうわけか
10:19
the naturalナチュラル order注文 was reversed逆転した.
228
607361
1841
自然の順序が反対になってしまいました
10:21
The children子供 becameなりました the parents to the parent.
229
609202
3487
子供たちが両親の親のようになったのです
10:26
The Caribbeanカリブ海 people came来た to
this country with a five-year5年 plan計画:
230
614646
2497
カリブ系の人々は5年計画で
この国にやってきました
10:29
they would work, some moneyお金, and then go back,
231
617143
1999
仕事をして お金を貯めたら
戻るつもりでいたのです
10:31
but the five years becameなりました 10, the 10 becameなりました 15,
232
619142
2823
しかし 5年のつもりが10年になり
10年が15年になりました
10:33
and before you know it,
you're changing変化 the wallpaper壁紙,
233
621965
2345
そして気づかぬうちに
壁紙を変えるようになり
10:36
and at that pointポイント, you know you're here to stay滞在.
234
624310
3632
ある時点で もうここに留まるのだと
思うようになるのです
10:39
Althoughしかし、 there's still the kind種類 of temporariness一時的
235
627942
2464
それでも 私の両親はどこかしら
10:42
that our parents feltフェルト about beingであること here,
236
630406
2447
一時的に滞在しているだけだ
といったところがありましたが
10:44
but we children子供 knew知っていた that the gameゲーム was up.
237
632853
4187
私たち子供はそんな遊びは
もう終わったと知っていました
10:49
I think there was a feeling感じ that
238
637040
2758
私が思うに 両親が
10:51
they would not be ableできる to continue持続する with the ideals理想
239
639798
5350
思い描いていた人生の理想を
10:57
of the life that they expected期待される.
240
645148
2007
抱き続けるわけにはいかないだろうと
感じていたのです
10:59
The reality現実 was very much different異なる.
241
647155
1982
現実は ずっと異なっていました
11:01
And alsoまた、, that was true真実 of the reality現実
242
649137
2074
そして それは私の教育という試みにおける
11:03
of trying試す to educate教育する me.
243
651211
1418
現実についてもそうでした
11:04
Having持つ started開始した the processプロセス,
my fatherお父さん did not continue持続する.
244
652629
4062
自ら始めておきながら
父は途中で投げ出してしまいました
11:08
It was left to my mother to educate教育する me,
245
656691
2728
私の教育は母の手にゆだねられ
11:11
and as Georgeジョージ Lamming跛行 would say,
246
659419
2721
ジョージ・ラミングならこう言うでしょう
11:14
it was my mother who fathered育ち me.
247
662140
3779
「私の父親役を務めたのは母であった」と
11:17
Even in his absence不在, that old古い mantraマントラ remained残った:
248
665919
2342
父が不在であっても
例の呪文は健在でした
11:20
You are beingであること watched見た.
249
668261
1687
「お前は見られているんだぞ」と
11:21
But suchそのような ardent熱烈な watchfulness注意深い can lead to anxiety不安,
250
669948
3202
しかし そこまでの用心深さは
不安感へつながりかねません
11:25
so much so that years later後で, when I was investigating調査中
251
673150
2249
実際に 何年も後になって
11:27
why so manyたくさんの young若い black men男性
252
675399
1314
多くの若い黒人男性たちが
11:28
were diagnosed診断された with schizophrenia統合失調症,
253
676713
2131
統合失調症の診断を受けている理由を
調査していたときに―
11:30
six6 times more than they oughtすべきだ to be,
254
678844
2507
実に平均の6倍もの多さなのですが―
11:33
I was not surprised驚いた to hear聞く the psychiatrist精神科医 say,
255
681351
3272
精神科医の言葉を聞いても驚きませんでした
11:36
"Blackブラック people are schooled教育を受けた in paranoiaパラノイア."
256
684623
4458
「黒人はパラノイアを刷り込まれている」
と言うのです
11:41
And I wonderワンダー what Bageyeバゲイ would make of that.
257
689081
3871
父 バガイならこれを聞いて
何と言うだろうかと思います
11:44
Now I alsoまた、 had a 10-year-old-歳 son息子,
258
692952
2527
私にも10歳の息子がいたので
11:47
and turned回した my attention注意 to Bageyeバゲイ
259
695479
2849
バガイに関心がわき
11:50
and I went行った in searchサーチ of him.
260
698328
1376
父を探すことにしました
11:51
He was back in Lutonルートン, he was now 82,
261
699704
3602
父はルートンに戻っており
82歳になっていました
11:55
and I hadn'tなかった seen見た him for 30-odd-odd years,
262
703306
3640
私は30数年間 会っていませんでした
11:58
and when he opened開かれた the doorドア,
263
706946
1598
父がドアを開けると
12:00
I saw this tiny小さな little man with lambent傲慢, smiling笑う eyes,
264
708544
3904
そこにいたのは この背の小さな
目に柔らかい笑みを浮かべた男性でした
12:04
and he was smiling笑う, and I'd never seen見た him smileスマイル.
265
712448
2343
父が微笑むのを見たことが
それまでありませんでした
12:06
I was very disconcerted恐ろしい by that.
266
714791
3048
私は父の笑みにうろたえました
12:09
But we sat座っている down, and he had
a Caribbeanカリブ海 friend友人 with him,
267
717839
3061
しかし 一緒に腰をかけて
父はカリブ系の友人と一緒に
12:12
talking話す some old古い time talk,
268
720900
2555
昔話をしていたところでした
12:15
and my fatherお父さん would look at me,
269
723455
2474
父は私に目を向けました
12:17
and he looked見た at me as if I would
270
725929
1654
父が私を見る目は まるで私が
12:19
miraculously奇跡的に disappear姿を消す as I had arisen発生した.
271
727583
3644
現れたとき同様に 今にも
消えてしまうんじゃないかといったようでした
12:23
And he turned回した to his friend友人, and he said,
272
731227
2236
それから友人の方を向き
父はこう言いました
12:25
"This boy男の子 and me have a deep深い, deep深い connection接続,
273
733463
2960
「この子と私は深い深い絆で結ばれているんだ―
12:28
deep深い, deep深い connection接続."
274
736423
2960
それは深い絆でね」
でも私はそんな絆を
感じたことはありませんでした
12:31
But I never feltフェルト that connection接続.
275
739383
1397
12:32
If there was a pulseパルス, it was very weak弱い
276
740780
2779
鼓動のようなものがあったにしても
とても弱いか―
12:35
or hardlyほとんど at all.
277
743559
2824
ほとんどなかったも同然でした
12:38
And I almostほぼ feltフェルト in the courseコース of that reunion再会
278
746383
1840
この再会の間中 私は
12:40
that I was auditioningオーディション to be my father's父親 son息子.
279
748223
4617
父の息子になるためのオーディションを
受けているような気分でした
12:44
When the book came来た out,
280
752840
1992
本が出版されると
12:46
it had fairフェア reviewsレビュー in the national全国 papers論文,
281
754832
1736
全国各紙でいい書評をもらいましたが
12:48
but the paper of choice選択 in Lutonルートン is not The Guardianガーディアン,
282
756568
3272
ルートンで新聞と言えば
ガーディアン紙ではありません
12:51
it's the Lutonルートン Newsニュース,
283
759840
2287
ルートン・ニューズ紙です
12:54
and the Lutonルートン Newsニュース ran走った the headline見出し about the book,
284
762127
3776
そして この本について
ルートン・ニューズ紙が選んだ見出しは
12:57
"The Book That May5月 Healヒール a 32-Year-Old-歳 Riftリフト."
285
765903
5219
「32年に及ぶ不和を癒やす一冊」でした
13:03
And I understood理解された that could alsoまた、 represent代表する
286
771122
3312
これは世代間の不和をも意味するのだと
13:06
the riftリフト betweenの間に one generation世代 and the next,
287
774434
1903
私は理解しました
13:08
betweenの間に people like me and my father's父親 generation世代,
288
776337
4004
私のような人々と
父の世代の人々との不和です
13:12
but there's no tradition伝統 in Caribbeanカリブ海 life
289
780341
2248
しかしカリブ系の生活には
13:14
of memoirs紀要 or biographies伝記.
290
782589
2104
回顧録や伝記といった伝統はありません
13:16
It was a tradition伝統 that you didn't
chatチャット about your businessビジネス in publicパブリック.
291
784693
4084
自らの私生活については
公に語らないのが伝統なのです
13:20
But I welcomed歓迎 that titleタイトル, and I thought actually実際に, yes,
292
788777
4656
しかし 私はこの見出しを
喜んで受け入れましたし
13:25
there is a possibility可能性 that this
293
793433
1896
実際に この本が
かつては語られなかったようなことを
13:27
will open開いた up conversations会話
that we'd結婚した never had before.
294
795329
4193
語るきっかけを生み出す
可能性があると思いました
13:31
This will close閉じる the generation世代 gapギャップ, perhapsおそらく.
295
799522
4204
この本が世代間の差を
埋めてくれるかもしれない―
13:35
This could be an instrument計器 of repair修復.
296
803726
2527
この本が修理道具となってくるかもしれないと
思ったのです
13:38
And I even began始まった to feel that this book
297
806253
2401
そして この本は私の父にとっては
13:40
mayかもしれない be perceived知覚される by my fatherお父さん
298
808654
2888
子としての深い愛情を示す行為だと
13:43
as an act行為 of filial孝行 devotion献身.
299
811542
4176
受け取られるかもしれないと
感じ始めました
13:47
Poor悪い, deluded欺かれた foolばか.
300
815718
3735
なんと哀れな浅はかな考えでしょうか
13:51
Bageyeバゲイ was stung刺された by what he perceived知覚される to be
301
819453
4041
バガイは自らの短所が公にさらされたことに
13:55
the publicパブリック airing放映 of his shortcomings欠点.
302
823494
2859
ひどく傷つきました
13:58
He was stung刺された by my betrayal裏切り,
303
826353
2901
父は私の裏切りに傷つき
14:01
and he went行った to the newspapers新聞 the next day
304
829254
2072
翌日 新聞社を訪れて
14:03
and demanded要求された a right of reply応答,
305
831326
1184
応酬する権利を要求しました
14:04
and he got it with the headline見出し
306
832510
2232
そして 見出しにこう出たのです
14:06
"Bageyeバゲイ Bites咬傷 Back."
307
834742
3160
「バガイ反撃に出る」と
14:09
And it was a coruscatingコルサージュ accountアカウント of my betrayal裏切り.
308
837902
2968
そして その記事は私の裏切りを
鮮やかに切り捨てました
14:12
I was no son息子 of his.
309
840870
2878
私は彼の息子などではなく
14:15
He recognized認識された in his mindマインド that his colors
310
843748
2081
父は自らの肌の色によって
地を這うような生活を強いられたと考えており
それを許すことができなかったのだといいます
14:17
had been draggedドラッグされた throughを通して the
mud, and he couldn'tできなかった allow許す that.
311
845829
2368
14:20
He had to restoreリストア his dignity尊厳, and he did so,
312
848197
2585
彼は尊厳を取り戻さなければならず
実際に取り戻しました
14:22
and initially当初, althoughただし、 I was disappointed失望した,
313
850782
2428
私は始めこそ がっかりしましたが
14:25
I grew成長しました to admire賞賛する that stanceスタンス.
314
853210
1680
その立場を敬うようになりました
14:26
There was still fire火災 bubblingバブリング throughを通して his veins静脈,
315
854890
3403
もう82歳でありながら 父の身体にはまだ
14:30
even thoughしかし he was 82 years old古い.
316
858293
3617
炎に沸き立つような血が流れていたのです
14:33
And if it meant意味した that we would now returnリターン
317
861910
2562
そして これが再び30年の沈黙へと
14:36
to 30 years of silence沈黙,
318
864472
3231
戻ることを意味しているのであれば
14:39
my fatherお父さん would say, "If it's so, then it's so."
319
867703
5960
父ならこう言うでしょう
「そういうものなら そうなんだろう」と
14:45
Jamaicansジャマイカ人 will tell you that
there's no suchそのような thing as facts事実,
320
873663
3192
ジャマイカ人は 事実などというものはなく
14:48
there are only versionsバージョン.
321
876855
2025
様々な見解があるだけだと言うでしょう
14:50
We all tell ourselves自分自身 the versionsバージョン of the storyストーリー
322
878880
2481
私たちは自分が
14:53
that we can bestベスト liveライブ with.
323
881361
2855
一番信じたい見解に基づいた話を
するだけのことなのです
14:56
Each generation世代 buildsビルド up an edifice建造物
324
884216
2527
各世代の生み出す体系は
14:58
whichどの they are reluctant嫌な or sometimes時々 unableできない
325
886743
2067
自ら解体したがらなかったり
15:00
to disassemble解体する,
326
888810
2308
時に解体不可能であるものですが
15:03
but in the writing書き込み, my versionバージョン of the storyストーリー
327
891118
3646
本の中で 私の見解から語った物語は
15:06
began始まった to change変化する,
328
894764
2068
変化し始め
15:08
and it was detached分離された from me.
329
896832
3994
私の手から離れていきました
15:12
I lost失われた my hatred憎しみ of my fatherお父さん.
330
900826
2929
私の父に対する憎しみは消えました
15:15
I did no longerより長いです want him to die死ぬ or to murder殺人 him,
331
903755
4484
父が死ねばいいとか
殺したいと思わなくなり
15:20
and I feltフェルト free無料,
332
908239
4244
自由になったように感じました
15:24
much freer自由 than I'd ever feltフェルト before.
333
912483
4864
以前よりずっと自由になったのです
15:29
And I wonderワンダー whetherかどうか that freedness自由
334
917347
1880
私は この自由な感覚が父にも
15:31
could be transferred移転した to him.
335
919227
2915
伝わらないだろうかと考えました
15:36
In that initial初期 reunion再会,
336
924218
4352
初めての再会で
15:40
I was struck打たれた by an ideaアイディア that I had
337
928570
2376
私は自分が幼い頃の写真を
15:42
very few少数 photographs写真 of myself私自身
338
930946
3444
ほとんど持っていないことに
15:46
as a young若い child.
339
934390
2374
衝撃を受けました
15:48
This is a photograph写真 of me,
340
936764
2190
これは私が
15:50
nine9人 months数ヶ月 old古い.
341
938954
2317
9ヶ月の頃の写真です
15:53
In the original元の photograph写真,
342
941271
1922
元の写真では
15:55
I'm beingであること held開催 up by my fatherお父さん, Bageyeバゲイ,
343
943193
2953
私は父 バガイに抱き上げられていますが
15:58
but when my parents separated分離された, my mother
344
946146
2244
両親が離婚したときに
16:00
excised切除された him from all aspects側面 of our lives人生.
345
948390
2770
母はあらゆる生活の側面から父を除外しました
16:03
She took取った a pairペア of scissorsはさみ and cutカット
him out of everyすべて photograph写真,
346
951160
4064
母はハサミですべての写真から
父を切り取り
16:07
and for years, I told myself私自身
the truth真実 of this photograph写真
347
955224
3542
何年もの間 この写真は
私がひとりぼっちで
16:10
was that you are alone単独で,
348
958766
3004
誰にも支えられていないのだと
16:13
you are unsupportedサポートされていない.
349
961770
2800
語っているのだと
自分に言い聞かせていました
16:16
But there's another別の way of looking at this photograph写真.
350
964570
2272
ですが この写真には別の見方もあったのです
16:18
This is a photograph写真 that has the potential潜在的な
351
966842
2576
これは再会する可能性を
16:21
for a reunion再会,
352
969418
2504
持っている写真―
16:23
a potential潜在的な to be reunited再会された with my fatherお父さん,
353
971922
2788
父と再び出会う可能性を持った写真なのです
16:26
and in my yearning憧れ to be held開催 up by my fatherお父さん,
354
974710
4064
そして父に抱き上げられたいという思いから
16:30
I held開催 him up to the light.
355
978774
2500
私は父を白日のもとにさらしたのでした
16:33
In that first reunion再会,
356
981274
2936
最初の再会では
16:36
it was very awkward厄介な and tense時制 moments瞬間,
357
984210
2302
とてもぎこちなく緊張する瞬間ばかりで
16:38
and to lessen軽減する the tensionテンション,
358
986512
1342
緊張を和らげるために
16:39
we decided決定しました to go for a walk歩く.
359
987854
3338
散歩に行くことにしました
16:43
And as we walked歩いた, I was struck打たれた
360
991192
2001
一緒に歩くうちに 私は
16:45
that I had reverted戻った to beingであること the child
361
993193
2271
今や父よりずっと背が高いにもかかわらず
16:47
even thoughしかし I was now towering優しく above上の my fatherお父さん.
362
995464
3493
自分が子どもに戻ったように感じました
16:50
I was almostほぼ a foot taller背の高い than my fatherお父さん.
363
998957
2251
私は父より30センチくらい背が高いのです
16:53
He was still the big大きい man,
364
1001208
2608
父はいまだに大きい人なので
16:55
and I tried試した to match一致 his stepステップ.
365
1003816
4721
父の足取りに遅れまいとしました
17:00
And I realized実現した that he was walking歩く
366
1008537
1577
そして私は父がいまだに
17:02
as if he was still under observation観察,
367
1010114
2776
誰かに見られているような歩き方を
することに気づきましたが
17:04
but I admired賞賛された his walk歩く.
368
1012890
2911
父の足取りに感心しました
17:07
He walked歩いた like a man
369
1015801
2328
父の足取りはまるで
17:10
on the losing負け side of the F.A. Cupカップ Final最後の
370
1018129
2871
F.A. カップファイナルで
2位に甘んじたチームが
17:13
mounting取り付け the stepsステップ to collect集める his condolence弔慰 medalメダル.
371
1021000
3952
壇上へ2位のメダルを
取りに上がるかのようでした
17:16
There was dignity尊厳 in defeat敗北.
372
1024952
3624
敗北の中にも威厳があったのです
17:20
Thank you.
373
1028576
2417
ありがとうございました
17:22
(Applause拍手)
374
1030993
878
(拍手)
Translated by Moe Shoji
Reviewed by Misaki Sato

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ABOUT THE SPEAKER
Colin Grant - Author, historian
Colin Grant is an author and historian whose works focus on larger-than-life figures of the African diaspora.

Why you should listen
Colin Grant is an English historian and son of black Jamaican immigrants who explores the legacy of slavery and its effect on modern generations of the African diaspora. In Negro with a Hat: The Rise and Fall of Marcus Garvey Grant chronicles the life of the controversial Jamaican politician and his obsession with a "redeemed" Africa; in I & I: The Natural Mystics, Marley, Tosh and Wailer he explores the struggles faced by now legendary Rastafarian reggae artists the Wailers; and in his most recent book, Bageye at the Wheel, Grant confronts his own father in a memoir about his lifelong inner conflict with the immigrant experience.
Grant is also an Associate Fellow in the Centre for Caribbean Studies at the University of Warwick and a producer for BBC Radio.
More profile about the speaker
Colin Grant | Speaker | TED.com

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