ABOUT THE SPEAKER
Elliot Krane - Pediatric anesthesiologist
At the Lucile Packard Children's Hospital at Stanford, Elliot Krane works on the problem of treating pain in children.

Why you should listen

It's an awful problem to contemplate: How do you help a young child in pain? As director of Pain Management Services at Lucile Packard Children's Hospital at Stanford, Elliot Krane works on solving this problem, studying and treating kids who are undergoing surgeries, suffering from complications of diabetes -- and kids suffering "neuropathic pain" resulting from injury to the nervous system itself.

More profile about the speaker
Elliot Krane | Speaker | TED.com
TED2011

Elliot Krane: The mystery of chronic pain

エリオット・クレーン:慢性痛の謎

Filmed:
2,012,954 views

「痛み」を何かの兆候だと思うかもしれませんが、神経が反応を繰り返し、痛み自体が恐ろしい病気になってしまうことがあります。エリオット・クレーンは、手首の捻挫が悪夢と化してしまったある少女の話を始めに、慢性痛の複雑な謎について、慢性痛がどのように機能するか、そしてどのようにそれを対処するかについて語ります。
- Pediatric anesthesiologist
At the Lucile Packard Children's Hospital at Stanford, Elliot Krane works on the problem of treating pain in children. Full bio

Double-click the English transcript below to play the video.

00:15
I'm a pediatrician小児科医 and an anesthesiologist麻酔医,
0
0
2000
私は小児科医であり、麻酔科医でもあるので
00:17
so I put children子供 to sleep睡眠 for a living生活.
1
2000
2000
子供を寝かせることが仕事です。
00:19
(Laughter笑い)
2
4000
2000
(笑)
00:21
And I'm an academicアカデミック, so I put audiences観客 to sleep睡眠 for free無料.
3
6000
3000
そして学者でもあるので、トークを通して、無料で観客のみなさんを寝かせます。
00:24
(Laughter笑い)
4
9000
4000
(笑)
00:28
But what I actually実際に mostly主に do
5
13000
2000
しかし、実際の私の仕事は
00:30
is I manage管理する the pain痛み management管理 serviceサービス
6
15000
2000
パロ・アルトのスタンフォードにあるパッカード児童病院の
00:32
at the Packardパッカード Children's子供の Hospital病院 up at Stanfordスタンフォード in Paloパロ Altoアルト.
7
17000
3000
疼痛管理部署の監督です。
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And it's from the experience経験
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20000
2000
今日、みなさんに伝えたいことは
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from about 20 or 25 years of doing that
9
22000
2000
20~25年間、この仕事に従事して
00:39
that I want to bring持参する to you the messageメッセージ this morning,
10
24000
2000
得ることができた「痛みは病気である」という
00:41
that pain痛み is a disease疾患.
11
26000
2000
理解です。
00:43
Now most最も of the time,
12
28000
2000
ほとんどの場合、痛みとは
00:45
you think of pain痛み as a symptom症状 of a disease疾患,
13
30000
2000
何かしらの病気の兆候であると思うでしょう。
00:47
and that's true真実 most最も of the time.
14
32000
2000
ほとんどの場合がその通りです。
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It's the symptom症状 of a tumor腫瘍 or an infection感染
15
34000
3000
腫瘍や、感染症、
00:52
or an inflammation炎症 or an operation操作.
16
37000
2000
炎症や薬品による病気の兆候です。
00:54
But about 10 percentパーセント of the time,
17
39000
3000
しかし、そういった病気から回復した後でさえ
00:57
after the patient患者 has recovered回復した from one of those eventsイベント,
18
42000
3000
10%ほどの患者に
01:00
pain痛み persists持続する.
19
45000
2000
痛みが残ります。
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It persists持続する for months数ヶ月
20
47000
2000
ひと月で済む場合もあれば
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and oftentimesしばしば for years,
21
49000
2000
何年も続くことがあります。
01:06
and when that happens起こる,
22
51000
2000
そして、それが起こると
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it is its own自分の disease疾患.
23
53000
2000
痛み自体が病気になってしまうのです。
01:10
And before I tell you about how it is that we think that happens起こる
24
55000
3000
どのようにしてそれが起こるのか、そして
01:13
and what we can do about it,
25
58000
2000
それに対して何ができるのかをお話しする前に
01:15
I want to showショー you how it feels感じる for my patients患者.
26
60000
3000
痛みがどのようにして私の患者たちを苦しめるのかをお見せしたいと思います。
01:18
So imagine想像する, if you will,
27
63000
2000
私が自分の腕をなでているように
01:20
that I'm strokingストローク your arm with this featherフェザー,
28
65000
2000
あなたの腕をこの羽でなでたら
01:22
as I'm strokingストローク my arm right now.
29
67000
3000
どうなるか想像してみてください。
01:25
Now, I want you to imagine想像する
30
70000
2000
次に、このバーナーでなでたらどうかを
01:27
that I'm strokingストローク it with this.
31
72000
2000
想像して下さい。
01:29
Please keep your seatシート.
32
74000
2000
大丈夫、そんなことしませんから。
01:31
(Laughter笑い)
33
76000
2000
(笑)
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A very different異なる feeling感じ.
34
78000
2000
かなり異なった感覚が起こるはずです。
01:35
Now what does it have to do with chronic慢性の pain痛み?
35
80000
2000
これがどのように慢性的な痛みと関係しているのか。
01:37
Imagine想像する, if you will, these two ideasアイデア together一緒に.
36
82000
3000
次に挙げる2つのことを考えてみてください。
01:40
Imagine想像する what your life would be like
37
85000
2000
もしも、実際にはこの羽でなでられているのに
01:42
if I were to strokeストローク it with this featherフェザー,
38
87000
3000
脳はバーナーでなでられてると判断し
01:45
but your brain was telling伝える you
39
90000
2000
その感覚をあなたに伝えたら、
01:47
that this is what you are feeling感じ --
40
92000
2000
あなたの人生はどうなるでしょうか。
01:49
and that is the experience経験 of my patients患者 with chronic慢性の pain痛み.
41
94000
3000
実は、私の慢性的な痛みを患っている患者たちは、これを経験しているのです。
01:52
In fact事実, imagine想像する something even worse悪化する.
42
97000
2000
もっと悪い状況を考えてみてください。
01:54
Imagine想像する I were to strokeストローク your child's子供の arm with this featherフェザー,
43
99000
3000
もし私が、あなたの子供たちの腕をこの羽でなでているのに
01:57
and their彼らの brain [was] telling伝える them
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102000
2000
彼らの脳がこの熱いバーナーでなでられている
01:59
that they were feeling感じ this hotホット torchトーチ.
45
104000
3000
と判断したらどうなるでしょう。
02:02
That was the experience経験 of my patient患者, Chandlerチャンドラー,
46
107000
2000
これは、写真に写っている私の患者、シャンドラーが
02:04
whom you see in the photograph写真.
47
109000
2000
実際に経験したことです。
02:06
As you can see, she's a beautiful綺麗な, young若い woman女性.
48
111000
2000
ご覧の通り、彼女は美しい若い女性です。
02:08
She was 16 years old古い last year when I met会った her,
49
113000
2000
去年彼女に会ったとき、彼女は16歳で
02:10
and she aspired熱望する to be a professional専門家 dancerダンサー.
50
115000
3000
プロのダンサーになりたいと強く思っていました。
02:13
And during the courseコース of one of her danceダンス rehearsalsリハーサル,
51
118000
2000
ダンスの練習中に彼女は腕から転んでしまい
02:15
she fell落ちた on her outstretched伸ばした arm and sprained疲れた her wrist手首.
52
120000
3000
手首を捻挫してしまいました。
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Now you would probably多分 imagine想像する, as she did,
53
123000
2000
彼女がそうしたように、あなたも
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that a wrist手首 sprain捻挫 is a trivial自明 eventイベント
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125000
2000
手首の捻挫なんて、人生の中では
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in a person's life.
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127000
2000
微小なことだと思うはずです。
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Wrapラップ it in an ACEエース bandage包帯,
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129000
2000
包帯でテーピングして
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take some ibuprofenイブプロフェン for a week週間 or two,
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131000
2000
1週間か2週間鎮痛剤を飲む。
02:28
and that's the end終わり of the storyストーリー.
58
133000
2000
これでこの話は終わります。
02:30
But in Chandler'sチャンドラーズ case場合, that was the beginning始まり of the storyストーリー.
59
135000
3000
しかし、シャンドラーの場合、これこそがすべての始まりだったのです。
02:34
This is what her arm looked見た like
60
139000
2000
これは彼女が捻挫の3ヶ月後に私の診療所を
02:36
when she came来た to my clinic診療所 about three months数ヶ月 after her sprain捻挫.
61
141000
3000
訪れた時の彼女の腕の様子です。
02:39
You can see that the arm is discolored変色した,
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144000
2000
腕の色はくすみ
02:41
purplish紫がかった in color.
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146000
2000
紫色になっているのがわかります。
02:43
It was cadaverically死体学的に coldコールド to the touchタッチ.
64
148000
2000
触ってみると、死人の腕のようでした。
02:45
The muscles筋肉 were frozenフローズン, paralyzed麻痺した --
65
150000
2000
筋肉は硬直しており、ジストニアと言うのですが
02:47
dystonicジストニック is how we refer参照する to that.
66
152000
3000
麻痺していました。
02:50
The pain痛み had spread普及 from her wrist手首 to her hands,
67
155000
3000
痛みは手首から手、指先、
02:53
to her fingertips指先, from her wrist手首 up to her elbow,
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158000
3000
ひじから先までも広がり
02:56
almostほぼ all the way to her shoulderショルダー.
69
161000
2000
ほとんど彼女の肩に届く勢いでした。
02:58
But the worst最悪 part was,
70
163000
2000
しかし、さらに悪いことに、この痛みは一時的なものではなく
03:00
not the spontaneous自発 pain痛み that was there 24 hours時間 a day.
71
165000
3000
24時間、1日中続くものだったのです。
03:03
The worst最悪 part was that she had allodynia異痛症,
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168000
3000
最悪なことに、彼女は、
03:06
the medical医療 term期間 for the phenomenon現象 that I just illustratedイラスト
73
171000
3000
ちょうど今私がこの羽とバーナーを使って説明した医学現象、
03:09
with the featherフェザー and with the torchトーチ.
74
174000
2000
異痛症を患っていたのです。
03:11
The lightest最も軽い touchタッチ of her arm --
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176000
2000
彼女の腕にとって、ちょっとした刺激、
03:13
the touchタッチ of a handハンド,
76
178000
2000
たとえば手で触られたり、
03:15
the touchタッチ even of a sleeveスリーブ, of a garment衣服, as she put it on --
77
180000
3000
着ている服や袖が触れただけでさえ、
03:18
caused原因 excruciating悲惨な, burning燃焼 pain痛み.
78
183000
4000
激烈な、耐えがたい痛みの原因となります。
03:22
How can the nervous神経質な systemシステム get this so wrong違う?
79
187000
3000
どうやったらここまで神経はおかしくなってしまうのか。
03:25
How can the nervous神経質な systemシステム
80
190000
2000
どうやったら神経は
03:27
misinterpret誤解する an innocent無実 sensation感覚
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192000
2000
腕が触れるといった害のない感覚を
03:29
like the touchタッチ of a handハンド
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194000
2000
誤解し、その感覚を
03:31
and turn順番 it into the malevolent悪質な sensation感覚
83
196000
3000
バーナーが触れたかのような害のある感覚と
03:34
of the touchタッチ of the flame火炎?
84
199000
2000
勘違いしてしまうのでしょうか。
03:36
Well you probably多分 imagine想像する that the nervous神経質な systemシステム in the body
85
201000
3000
私たちの体の中の神経は、まるで家の中の
03:39
is hardwiredハードワイヤード like your house.
86
204000
2000
配線のようなものだと思うでしょう。
03:41
In your house, wiresワイヤー run走る in the wall,
87
206000
2000
配線は、壁の中を電球のスイッチから天井の
03:43
from the light switchスイッチ to a junctionジャンクション boxボックス in the ceiling天井
88
208000
3000
接続箱へとつながれ、接続箱からも
03:46
and from the junctionジャンクション boxボックス to the light bulbバルブ.
89
211000
3000
電球に配線がつながっています。
03:49
And when you turn順番 the switchスイッチ on, the light goes行く on.
90
214000
2000
スイッチを入れると、ライトがつき、
03:51
And when you turn順番 the switchスイッチ off, the light goes行く off.
91
216000
3000
スイッチを切ると、ライトも消えます。
03:54
So people imagine想像する the nervous神経質な systemシステム is just like that.
92
219000
4000
なので、神経もこのようなものだと思うでしょう。
03:58
If you hitヒット your thumb親指 with a hammerハンマー,
93
223000
2000
親指をカナヅチで叩くと、
04:00
these wiresワイヤー in your arm -- that, of courseコース, we call nerves神経 --
94
225000
3000
腕の中の配線、もちろん、神経のことですが、
04:03
transmit送信する the information情報 into the junctionジャンクション boxボックス in the spinal脊髄 cordコード
95
228000
3000
脊髄の中の接続箱へと情報が伝達され
04:06
where new新しい wiresワイヤー, new新しい nerves神経,
96
231000
2000
そこで、新しい配線、すなわち新しい神経が
04:08
take the information情報 up to the brain
97
233000
2000
その情報を、親指が傷つけられたと認識する
04:10
where you become〜になる consciously意識的に aware承知して that your thumb親指 is now hurt傷つける.
98
235000
4000
脳へと伝達します。
04:14
But the situation状況, of courseコース, in the human人間 body
99
239000
2000
しかしながら、当然のことですが
04:16
is far遠い more complicated複雑な than that.
100
241000
3000
人間の体は、家よりもはるかに複雑です。
04:19
Instead代わりに of it beingであること the case場合
101
244000
2000
本来なら
04:21
that that junctionジャンクション boxボックス in the spinal脊髄 cordコード
102
246000
2000
脊髄の中の接続箱は、
04:23
is just simple単純 where one nerve神経 connects接続する with the next nerve神経
103
248000
3000
神経伝達物質と呼ばれる化学的な情報を
04:26
by releasing解放する these little brown褐色 packetsパケット
104
251000
2000
発することにより、1つの神経を
04:28
of chemical化学 information情報 calledと呼ばれる neurotransmitters神経伝達物質
105
253000
3000
次の神経に1対1の形で、
04:31
in a linearリニア one-on-one一対一 fashionファッション,
106
256000
3000
つなぐだけなのですが
04:34
in fact事実, what happens起こる
107
259000
2000
実際には何が起きたかと言うと
04:36
is the neurotransmitters神経伝達物質 spillこぼれる out in three dimensionsディメンション --
108
261000
2000
神経伝達物質が、四方八方、脊髄中
04:38
laterally横方向, vertically垂直に, up and down in the spinal脊髄 cordコード --
109
263000
3000
至るところにこぼれだし、
04:41
and they start開始 interacting相互作用する
110
266000
2000
周りにある他の細胞たちと
04:43
with other adjacent隣接 cells細胞.
111
268000
3000
作用しあうのです。
04:46
These cells細胞, calledと呼ばれる glialグリア cells細胞,
112
271000
2000
これらの、神経こう細胞と呼ばれる細胞は
04:48
were once一度 thought to be
113
273000
2000
かつては脊髄の中でも
04:50
unimportant重要でない structural構造的 elements要素 of the spinal脊髄 cordコード
114
275000
2000
神経のように、重要な情報をまとめておくためだけの
04:52
that did nothing more than holdホールド all the important重要 things together一緒に,
115
277000
2000
そんなに重要ではない構造であると
04:54
like the nerves神経.
116
279000
2000
思われていました。
04:56
But it turnsターン out
117
281000
2000
しかしながら、神経こう細胞は
04:58
the glialグリア cells細胞 have a vital重要な role役割
118
283000
2000
調整や増幅、さらには痛みの
05:00
in the modulation変調, amplification増幅
119
285000
2000
感覚を歪める上で、
05:02
and, in the case場合 of pain痛み, the distortionねじれ
120
287000
3000
必要不可欠であるということが
05:05
of sensory感覚 experiences経験.
121
290000
3000
分かりました。
05:08
These glialグリア cells細胞 become〜になる activated活性化した.
122
293000
2000
これらの神経こう細胞が起動されると
05:10
Their彼らの DNADNA starts開始する to synthesize合成する new新しい proteinsタンパク質,
123
295000
2000
DNAは、隣接する神経と交流する
05:12
whichどの spillこぼれる out
124
297000
2000
新しいたんぱく質の合成を
05:14
and interact相互作用する with adjacent隣接 nerves神経,
125
299000
2000
始めます。
05:16
and they start開始 releasing解放する their彼らの neurotransmitters神経伝達物質,
126
301000
3000
そのたんぱく質が、神経伝達物質を放出します。
05:19
and those neurotransmitters神経伝達物質 spillこぼれる out
127
304000
2000
この神経伝達物質は、あふれだし
05:21
and activate活性化する adjacent隣接 glialグリア cells細胞, and so on and so forth前進,
128
306000
3000
私達がこの反応は害のないものだと思うまで、
05:24
until〜まで what we have
129
309000
2000
繰り返し、隣接する神経こう細胞を
05:26
is a positiveポジティブ feedbackフィードバック loopループ.
130
311000
2000
活性化させます。
05:28
It's almostほぼ as if somebody誰か came来た into your home
131
313000
2000
これはまるで、誰かが家にやってきて
05:30
and rewired再配線された your walls
132
315000
2000
壁の中の配線を
05:32
so that the next time you turned回した on the light switchスイッチ,
133
317000
2000
電気のスイッチを入れると、
05:34
the toiletトイレ flushedフラッシュした three doorsドア down,
134
319000
2000
他の場所でトイレの水が流れたり、
05:36
or your dishwasher食器洗い機 went行った on,
135
321000
2000
食器洗い機が起動したり、コンピューターの
05:38
or your computerコンピューター monitorモニター turned回した off.
136
323000
2000
画面が切れるように細工するのと同じです。
05:40
That's crazy狂った,
137
325000
2000
こんなの、あり得ません。
05:42
but that's, in fact事実, what happens起こる
138
327000
2000
あり得ないはずですが、これは実際に
05:44
with chronic慢性の pain痛み.
139
329000
2000
慢性痛で起こることなのです。
05:46
And that's why pain痛み becomes〜になる its own自分の disease疾患.
140
331000
3000
そして、これこそが痛みが病気になる理由でもあります。
05:49
The nervous神経質な systemシステム has plasticity可塑性.
141
334000
2000
神経系には柔軟性があります。
05:51
It changes変更, and it morphsモーフ
142
336000
2000
刺激によって、変化し
05:53
in response応答 to stimuli刺激.
143
338000
2000
変形もします。
05:55
Well, what do we do about that?
144
340000
2000
では、私たちは、シャンドラーのような
05:57
What can we do in a case場合 like Chandler'sチャンドラーズ?
145
342000
3000
場合に、何ができるのでしょうか。
06:00
We treat治療する these patients患者 in a ratherむしろ crude原油 fashionファッション
146
345000
2000
この状態では、そういった患者には、かなり雑な方法で
06:02
at this pointポイント in time.
147
347000
2000
治療を行います。
06:04
We treat治療する them with symptom-modifying症状を修正する drugs薬物 --
148
349000
3000
率直に言うと、この種の痛みには
06:07
painkillers鎮痛剤 --
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352000
2000
あまり効果のない、
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whichどの are, frankly率直に, not very effective効果的な
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2000
症状を緩和する薬や痛み止めを
06:11
for this kind種類 of pain痛み.
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2000
使用します。
06:13
We take nerves神経 that are noisyうるさい and activeアクティブ
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2000
痛みの原因となっている細胞を
06:15
that should be quiet静か,
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2000
捕えて、
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and we put them to sleep睡眠 with local地元 anesthetics麻酔薬.
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2000
局部麻酔によって眠らせます。
06:19
And most最も importantly重要なこと, what we do
155
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3000
最も重要なことですが、私たちは
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is we use a rigorous厳しい, and oftenしばしば uncomfortable不快な, processプロセス
156
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4000
日常生活の一部である活動や感覚に、
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of physical物理的 therapy治療 and occupational職業の therapy治療
157
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3000
普通に反応できるように、
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to retrain再訓練する the nerves神経 in the nervous神経質な systemシステム
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神経系の中にある
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to respond応答する normally通常は
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神経を再教育するために
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to the activitiesアクティビティ and sensory感覚 experiences経験
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苛烈で、時として不快な理学療法や
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that are part of everyday毎日 life.
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作業療法を用います。
06:40
And we supportサポート all of that
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そしてその全ての行程で
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with an intensiveインテンシブ psychotherapy心理療法 programプログラム
163
387000
3000
慢性痛にいつも伴う落胆や、絶望感、
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to address住所 the despondency落胆, despair絶望 and depressionうつ病
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3000
憂鬱な気持ちなどに対処するために
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that always accompanies付随する
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徹底的な精神療法プログラムを
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severe厳しい, chronic慢性の pain痛み.
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2000
用います。
06:52
It's successful成功した,
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2000
治療を始めてから
06:54
as you can see from this videoビデオ of Chandlerチャンドラー,
168
399000
2000
2か月でバックフリップができるようになった
06:56
who, two months数ヶ月 after we first met会った her,
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2000
このシャンドラーを見ていただくと分かりますが、
06:58
is now doings行為 a back flipフリップ.
170
403000
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この療法は成功を収めました。
07:00
And I had lunchランチ with her yesterday昨日
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405000
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昨日のことですが、ここ、ロングビーチの大学で
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because she's a collegeカレッジ student学生 studying勉強する danceダンス at Long Beachビーチ here,
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3000
ダンスを勉強している彼女と昼食をとりました。
07:05
and she's doing absolutely絶対に fantastic素晴らしい.
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410000
2000
今では彼女は素晴らしいダンサーです。
07:07
But the future未来 is actually実際に even brighterより明るい.
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412000
4000
しかし、この療法の未来はより一層輝かしいものです。
07:11
The future未来 holds保持 the promise約束する
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3000
将来的には、今現在使われている、
07:14
that new新しい drugs薬物 will be developed発展した
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419000
2000
単純に問題をまぎらわし、
07:16
that are not symptom-modifying症状を修正する drugs薬物
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3000
症状を緩和するだけの
07:19
that simply単に maskマスク the problem問題,
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2000
薬ではなく、
07:21
as we have now,
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2000
問題の根本に
07:23
but that will be disease-modifying疾患を改変する drugs薬物
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直接作用し、神経こう細胞、もしくは
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that will actually実際に go right to the rootルート of the problem問題
181
431000
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その神経こう細胞が作り出す、こぼれ出して
07:28
and attack攻撃 those glialグリア cells細胞,
182
433000
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中枢神経系を緊張させる
07:30
or those pernicious悪性 proteinsタンパク質
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有害なたんぱく質を
07:32
that the glialグリア cells細胞 elaborate精巧な,
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437000
3000
攻撃するような治療薬、すなわち、
07:35
that spillこぼれる over and cause原因 this central中央 nervous神経質な systemシステム wind-upウィンアップ,
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3000
私たちが痛みと呼ぶ感覚を
07:38
or plasticity可塑性,
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歪めたり拡大したりできる
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that so is capable可能な
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445000
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形成性を持つ
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of distorting歪ませる and amplifying増幅する
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治療薬を開発できると
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the sensory感覚 experience経験 that we call pain痛み.
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449000
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確信しています。
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So I have hope希望
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ですから、私は、
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that in the future未来,
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453000
2000
近い将来、
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the prophetic預言的な words言葉 of Georgeジョージ Carlinカーリン will be realized実現した,
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455000
3000
ジョージ・カーリンが残した、「痛みがなければ
07:53
who said, "My philosophy哲学:
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458000
2000
それでいい」という言葉が
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No pain痛み, no pain痛み."
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460000
3000
実現されてほしいと思います。
07:59
Thank you very much.
195
464000
2000
ご清聴、ありがとうございます。
08:01
(Applause拍手)
196
466000
6000
(拍手)
Translated by Yuta Baba
Reviewed by Lisa Akiyama

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ABOUT THE SPEAKER
Elliot Krane - Pediatric anesthesiologist
At the Lucile Packard Children's Hospital at Stanford, Elliot Krane works on the problem of treating pain in children.

Why you should listen

It's an awful problem to contemplate: How do you help a young child in pain? As director of Pain Management Services at Lucile Packard Children's Hospital at Stanford, Elliot Krane works on solving this problem, studying and treating kids who are undergoing surgeries, suffering from complications of diabetes -- and kids suffering "neuropathic pain" resulting from injury to the nervous system itself.

More profile about the speaker
Elliot Krane | Speaker | TED.com

Data provided by TED.

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