ABOUT THE SPEAKER
Yves Morieux - Consultant
BCG's Yves Morieux researches how corporations can adapt to a modern and complex business landscape.

Why you should listen

Yves Morieux thinks deeply about what makes organizations work effectively. A senior partner in BCG’s Washington D.C. office and director of the BCG Institute for Organization, Morieux considers how overarching changes in structure can improve motivation for all who work there. His calls his approach "Smart Simplicity." Using six key rules, it encourages employees to cooperate in order to solve long-term problems. It isn’t just about reducing costs and increasing profit -- it’s about maximizing engagement through all levels of a company. Morieux has been featured in articles on organizational evolution in Harvard Business Review, The Economist, The Wall Street Journal, Fast Company and Le Monde.

More profile about the speaker
Yves Morieux | Speaker | TED.com
TED@BCG London

Yves Morieux: How too many rules at work keep you from getting things done

イブ・モリュー: ルールが多すぎると仕事は捗らない

Filmed:
2,117,108 views

現代的な仕事とは、飲食店の運営から新製品開発の予算に至るまで、日々際限のない課題を柔軟かつ斬新な方法で解決することです。しかし、イブ・モリューの洞察力に富むトークは、過剰な過程や数々の契約の締結、内部判断基準といったものがあまりにも多く私達を最良の結果から遠ざけていることを示します。モリューは仕事で競うのではなく、協力することを提案します。
- Consultant
BCG's Yves Morieux researches how corporations can adapt to a modern and complex business landscape. Full bio

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00:12
Paulポール Krugmanクルーグマン, the Nobelノーベル Prize
[winner勝者] in economics経済, once一度 wrote書きました:
0
972
5933
ノーベル経済学賞を受賞した
ポール・クルーグマンはかつて
00:18
"Productivity生産性 is not everything,
but in the long run走る,
1
6929
5396
「生産性が全てではないが
長期にわたると
ほとんど全てになってくる」と述べました
00:24
it is almostほぼ everything."
2
12349
2174
00:28
So this is serious深刻な.
3
16062
1406
これは深刻ですね
00:30
There are not that manyたくさんの things on earth地球
that are "almostほぼ everything."
4
18214
4804
「ほとんど全て」である事柄は
そう多いものではありません
00:36
Productivity生産性 is the principal主要な driverドライバ
of the prosperity繁栄 of a society社会.
5
24138
6773
生産性は社会の繁栄の
カギを握っています
00:43
So we have a problem問題.
6
31560
1555
ですから 問題になるのです
00:45
In the largest最大 Europeanヨーロッパ人 economies経済,
7
33837
2769
ヨーロッパ最大の経済圏では
50年代 60年代
70年代の初めまでは
00:48
productivity生産性 used to grow成長する
five percentパーセント per〜ごと annum
8
36630
3150
00:51
in the '50s, '60s, early早い '70s.
9
39804
3115
生産性は年間5%の成長をしたものです
00:54
From '73 to '83: three percentパーセント per〜ごと annum.
10
42943
4028
73年から83年は 年間3%でした
83年から95年は 年間2%です
00:58
From '83 to '95: two percentパーセント per〜ごと annum.
11
46995
3289
01:02
Since以来 1995: lessもっと少なく than
one percentパーセント per〜ごと annum.
12
50308
4710
1995年以降は 年間1%未満になっています
01:07
The same同じ profileプロフィール in Japan日本.
13
55042
2444
同じことが日本にも当てはまります
01:10
The same同じ profileプロフィール in the US,
14
58115
2870
米国も同様で
01:13
despite何と a momentary瞬間的な reboundリバウンド 15 years ago,
15
61009
5333
15年前のITバブルなど
01:18
and despite何と all
the technological技術的 innovationsイノベーション
16
66366
3364
私達の身の回りで
インターネットや情報
01:21
around us: the Internetインターネット, the information情報,
17
69754
2579
つまり 新しい情報や通信技術といった
01:24
the new新しい information情報
and communicationコミュニケーション technologiesテクノロジー.
18
72357
3221
技術的な革新があったにもかかわらずです
01:28
When productivity生産性 grows成長する
three percentパーセント per〜ごと annum,
19
76155
4579
生産性が年間3%成長すると
01:32
you doubleダブル the standard標準 of living生活
everyすべて generation世代.
20
80758
3642
生活レベルがどの世代でも
倍になります
01:37
Everyすべて generation世代 is twice二度
as well-off裕福である as its parents'親'.
21
85169
5009
どの世代も自分の親よりも
2倍豊かになるわけです
01:42
When it grows成長する one percentパーセント per〜ごと annum,
22
90686
3326
年間1%の成長では
01:46
it takes three generations世代
to doubleダブル the standard標準 of living生活.
23
94036
3627
生活レベルが2倍になるには
3世代かかります
01:49
And in this processプロセス, manyたくさんの people
will be lessもっと少なく well-off裕福である than their彼らの parents.
24
97687
5794
そうなると 多くの人が
親よりも貧しくなってしまいます
01:55
They will have lessもっと少なく of everything:
25
103505
2514
何もかも 少なくなるということは
01:58
smaller小さい roofs屋根, or perhapsおそらく no roofルーフ at all,
26
106043
3491
持ち家が小さくなり
いや 家を持つことはかなわず
02:02
lessもっと少なく accessアクセス to education教育, to vitaminsビタミン,
to antibiotics抗生物質, to vaccination予防接種 --
27
110645
6399
教育やビタミン 抗生物質や
予防接種の機会といったものが
02:09
to everything.
28
117068
1275
何もかも減少するのです
02:11
Think of all the problems問題
that we're facing直面する at the moment瞬間.
29
119502
5861
今 直面している問題全てについて
考えてみましょう
02:18
All.
30
126347
1162
そう 全てです
02:20
Chancesチャンス are that they are rooted根付いた
in the productivity生産性 crisis危機.
31
128692
4439
すると 生産性の危機に端を発しているようです
02:27
Why this crisis危機?
32
135226
1681
なぜ 危機なのでしょうか?
02:30
Because the basic基本的な tenets教義
about efficiency効率 --
33
138438
5475
それは 効率性の基本理念―
02:35
effectiveness効果 in organizations組織,
in management管理 --
34
143937
4811
組織やマネジメントにおける
有効性といったものが
02:40
have become〜になる counterproductive逆効果
for human人間 efforts尽力.
35
148772
4251
人々の努力に水を差しているからです
02:45
Everywhereどこにでも in publicパブリック servicesサービス --
in companies企業, in the way we work,
36
153539
4166
公共サービスであれ 企業であれ
私達は働き方や
02:49
the way we innovate革新的, invest投資する --
try to learn学ぶ to work better.
37
157729
4336
創造や投資の仕方について
より良い方法を学ぼうとします
02:54
Take the holy聖なる trinity三位一体 of efficiency効率:
38
162954
4486
効率性の三種の神器である
03:00
clarity透明度, measurement測定, accountability説明責任.
39
168805
5912
明確さ 数値化 責任の所在を
考えてみてください
03:07
They make human人間 efforts尽力 derail脱線.
40
175870
2597
これが人の努力を無駄にしてしまうのです
03:11
There are two ways方法
to look at it, to prove証明する it.
41
179650
4072
これを証明するには
2つの方法があります
03:15
One, the one I prefer好む,
42
183746
2666
その内 私が好きなのは
03:18
is rigorous厳しい, elegantエレガント, niceいい -- math数学.
43
186436
5545
正確でエレガントそして
美しい数学のほうです
03:24
But the full満員 math数学 versionバージョン
takes a little while,
44
192593
3263
しかし 数学で全て説明するのは時間がかかるので
03:27
so there is another別の one.
45
195880
1795
別の方法をとります
リレー競争を見ていきます
03:29
It is to look at a relayリレー raceレース.
46
197699
2466
03:32
This is what we will do today今日.
47
200697
1668
本日の議題です
03:34
It's a bitビット more animatedアニメーション, more visualビジュアル
and alsoまた、 fasterもっと早く -- it's a raceレース.
48
202389
6350
より快活で 視覚的に優れていて速い―レースです
03:41
Hopefullyうまくいけば, it's fasterもっと早く.
49
209572
1294
きっと速いと思います
03:42
(Laughter笑い)
50
210890
1364
(笑)
03:44
World世界 championshipチャンピオンシップ final最後の -- women女性.
51
212278
4958
世界大会決勝戦
女子
03:49
Eight8 teamsチーム in the final最後の.
52
217260
2111
決勝では8チームが走ります
03:51
The fastest最も速い teamチーム is the US teamチーム.
53
219395
2805
一番速いのは米国チームです
03:55
They have the fastest最も速い women女性 on earth地球.
54
223129
2667
世界最速の女性がいますからね
03:58
They are the favoriteお気に入り teamチーム to win勝つ.
55
226153
2775
このチームが勝ちそうです
04:00
Notably特に, if you compare比較する them
to an average平均 teamチーム,
56
228952
4190
平均的なチームと比較すると―
04:05
say, the Frenchフランス語 teamチーム,
57
233166
1374
例えば フランスチームですが
(笑)
04:06
(Laughter笑い)
58
234564
1587
04:08
basedベース on their彼らの bestベスト performances公演
in the 100-meter計量器 raceレース,
59
236175
5195
100メートル競争での最高記録に基づき
04:13
if you add追加する the individual個人 times
of the US runnersランナー,
60
241394
5769
米国の走者の個人タイムを
足してみると
04:19
they arrive到着する at the finish仕上げ lineライン
3.2 metersメートル ahead前方に of the Frenchフランス語 teamチーム.
61
247187
6912
フランスチームに3.2mの差をつけて
ゴールインします
04:26
And this year, the US teamチーム
is in great shape形状.
62
254438
3024
おまけに今年の米国チームは
絶好調です
04:30
Basedベース on their彼らの bestベスト performanceパフォーマンス this year,
63
258034
2386
今年の最高記録に基づくと
04:32
they arrive到着する 6.4 metersメートル
ahead前方に of the Frenchフランス語 teamチーム,
64
260444
4905
フランスチームに6.4mの差をつけられますが
これはデータに基づくものです
04:37
basedベース on the dataデータ.
65
265373
1365
04:39
We are going to look at the raceレース.
66
267274
1579
レースを見てみましょう
04:40
At some pointポイント you will see,
towards方向 the end終わり,
67
268877
2423
最後まで見ていくと分かるのですが
04:43
that Torriトッリ Edwardsエドワーズ,
the fourth第4 US runnerランナー, is ahead前方に.
68
271324
6306
米国4番目の走者トーリ・エドワーズが
先行しています
04:49
Not surprising驚くべき -- this year she got
the goldゴールド medalメダル in the 100-meter計量器 raceレース.
69
277654
6489
当然ですね 100メートル走で
金メダルを取っていますから
04:56
And by the way, Chrysteクリス Gainesゲインズ,
the second二番 runnerランナー in the US teamチーム,
70
284167
4942
米国2番手の走者である
クリスティ・ゲインズは
05:01
is the fastest最も速い woman女性 on earth地球.
71
289133
2637
世界最速の女性です
05:03
So, there are 3.5 billion women女性 on earth地球.
72
291794
5153
世界には35億人の女性がいます
05:09
Where are the two fastest最も速い? On the US teamチーム.
73
297890
3173
最速の2人はというと
米国チームにいます
05:13
And the two other runnersランナー
on the US teamチーム are not bad悪い, eitherどちらか.
74
301087
3273
米国の他の2人の選手も
なかなかのものですよ
(笑)
05:16
(Laughter笑い)
75
304384
1716
05:18
So clearlyはっきりと, the US teamチーム has won勝った
the war戦争 for talent才能.
76
306124
4671
米国チームは明らかに才能で勝っています
05:24
But behind後ろに, the average平均 teamチーム
is trying試す to catchキャッチ up.
77
312391
3981
でも その後ろの平均的なチームも
追いつこうと必死です
05:28
Let's watch the raceレース.
78
316396
1349
レースを見てみましょう
05:30
(Videoビデオ: Frenchフランス語 sportscastersスポーツキャスター narrateナレーション raceレース)
79
318300
5025
(ビデオ: フランス語のキャスターの実況中継)
06:18
(Videoビデオ: Raceレース narrationナレーション ends終わり)
80
366886
2000
(ビデオ: ナレーション終了)
06:22
Yvesイヴ MorieuxMorieux: So what happened起こった?
81
370112
1495
(イブ・モリュー) さて結果は?
06:23
The fastest最も速い teamチーム did not win勝つ;
the slowerもっとゆっくり one did.
82
371631
4411
最速ではないチームの方が勝ちました
06:28
By the way, I hope希望 you appreciate感謝する
83
376809
1937
フランスが良く見えるような
深遠なリサーチを私が行ったことを
評価していただければと思います
06:30
the deep深い historical歴史的 research研究 I did
to make the Frenchフランス語 look good.
84
378770
5926
06:36
(Laughter笑い)
85
384720
2295
(笑)
06:41
But let's not exaggerate誇張する --
it's not archeology考古学, eitherどちらか.
86
389485
4419
でも 控えめにしておきましょう
これは 考古学でもありませんから
06:45
(Laughter笑い)
87
393928
1981
(笑)
06:47
But why?
88
395933
1166
でもどうして?
06:49
Because of cooperation協力.
89
397123
1540
協力したからです
06:50
When you hear聞く this sentence:
90
398687
1834
こんなことを耳にすることでしょう
06:52
"Thanksありがとう to cooperation協力, the whole全体
is worth価値 more than the sum of the parts部品."
91
400545
4401
「協力すれば 合算以上の結果が
全体にもたらされる」
06:57
This is not poetry;
this is not philosophy哲学.
92
405707
3315
これは詩作ではないし
ましてや哲学でもありません
07:01
This is math数学.
93
409046
1515
数学なのです
07:03
Those who carryキャリー the batonバトン are slowerもっとゆっくり,
94
411196
3280
バトン走者は遅くとも
07:06
but their彼らの batonバトン is fasterもっと早く.
95
414500
1697
そのバトンは速かった
07:08
Miracle奇跡 of cooperation協力:
96
416848
1635
協力の奇跡
07:11
it multiplies乗算する energyエネルギー,
intelligenceインテリジェンス in human人間 efforts尽力.
97
419057
5280
これでエネルギーや人の努力の持つ知力が
何倍にもなります
07:16
It is the essenceエッセンス of human人間 efforts尽力:
98
424361
2975
人の努力の本質は
07:19
how we work together一緒に, how each effort努力
contributes貢献する to the efforts尽力 of othersその他.
99
427360
5816
いかに力を合わせて
他の人のために努力をするかです
07:26
With cooperation協力,
we can do more with lessもっと少なく.
100
434017
3248
協力する事で
より大きなことができるのです
07:29
Now, what happens起こる to cooperation協力
when the holy聖なる grailグレイル --
101
437788
5548
さて協力すると
聖杯には―
07:35
the holy聖なる trinity三位一体, even --
102
443360
2438
三種の神器には
07:37
of clarity透明度, measurement測定, accountability説明責任 --
103
445822
6221
明確さ 数値化 責任の所在に―
07:44
appears登場する?
104
452067
1169
どんな変化が現れるのか?
07:46
Clarity透明性.
105
454952
1152
まず 明確さ
07:48
Management管理 reportsレポート are full満員 of complaints苦情
about the lack欠如 of clarity透明度.
106
456128
4581
管理報告書には不明確さに対する
指摘であふれています
07:53
Complianceコンプライアンス audits監査,
consultants'コンサルタントは、 diagnostics診断.
107
461424
3717
順守監査にコンサルタントの診断
07:58
We need more clarity透明度, we need
to clarify明らかにする the roles役割, the processesプロセス.
108
466490
4532
私達はさらなる明確さと
役割や進行方法の明確化が必要です
08:04
It is as thoughしかし the runnersランナー
on the teamチーム were saying言って,
109
472092
4016
これはチームメンバーが
こう言うようなものです
08:08
"Let's be clearクリア -- where does my role役割
really start開始 and end終わり?
110
476132
5948
「私の役割分担を明確にしましょう
08:14
Am I supposed想定される to run走る for 95 metersメートル,
96, 97...?"
111
482938
4832
95m走るのかそれとも
96mか97mでしょうか?」
大切なことだから
明確にしましょう
08:19
It's important重要, let's be clearクリア.
112
487794
1790
08:22
If you say 97, after 97 metersメートル,
113
490885
3006
例えば97mなら とにかく97m走ったら
08:25
people will dropドロップ the batonバトン, whetherかどうか
there is someone誰か to take it or not.
114
493915
3532
例え 受け取る相手がいなくても
バトンを手離すのです
08:31
Accountabilityアカウンタビリティ.
115
499145
1222
責任の所在
08:33
We are constantly常に trying試す
to put accountability説明責任
116
501084
3450
私達は常に責任を
08:36
in someone's誰かの hands.
117
504558
1573
誰かの手にゆだねようとしますね
08:38
Who is accountable説明責任 for this processプロセス?
118
506559
2573
進行責任者は誰なのか?
08:41
We need somebody誰か accountable説明責任
for this processプロセス.
119
509156
3121
進行させるには責任者が必要ですね
08:44
So in the relayリレー raceレース,
since以来 passing通過 the batonバトン is so important重要,
120
512634
4461
リレー競争では
バトンを渡していくことが大切ですから
08:49
then we need somebody誰か
clearlyはっきりと accountable説明責任 for passing通過 the batonバトン.
121
517119
3747
バトンを渡す時の責任者を
決めなくてはなりません
これで各走者は
08:53
So betweenの間に each runnerランナー,
122
521786
2179
08:55
now we will have a new新しい dedicated専用 athleteアスリート,
123
523989
4724
献身的なアスリートの一人として
09:00
clearlyはっきりと dedicated専用 to taking取る
the batonバトン from one runnerランナー,
124
528737
4545
確実にバトンを受け取り
09:05
and passing通過 it to the next runnerランナー.
125
533306
2296
次の走者に渡していきます
09:08
And we will have at least少なくとも two like that.
126
536284
2509
これで少なくとも2つを確保しました
09:12
Well, will we, in that case場合, win勝つ the raceレース?
127
540381
6460
これならレースに勝てるでしょうか?
09:19
That I don't know, but for sure,
128
547903
2001
それはわかりませんが
でも少なくとも
09:21
we would have a clearクリア interfaceインタフェース,
129
549928
3270
橋渡し役が明確になり
09:25
a clearクリア lineライン of accountability説明責任.
130
553222
2644
責任の所在が明確になります
09:27
We will know who to blame責任.
131
555890
1928
誰が悪いのかは分かるでしょう
09:30
But we'll私たちは never win勝つ the raceレース.
132
558834
2241
でもこれではレースには勝てません
09:33
If you think about it,
we pay支払う more attention注意
133
561099
4987
よく考えてみてください
これでは
09:38
to knowing知っている who to blame責任 in case場合 we fail失敗します,
134
566110
4155
成功する状況を作り出すことよりも
09:42
than to creating作成
the conditions条件 to succeed成功する.
135
570289
3721
失敗した時の
責任者は誰なのかを気にしています
09:47
All the human人間 intelligenceインテリジェンス
put in organization組織 design設計 --
136
575384
3363
持てる人間の知力を注ぎ込み
組織設計―
09:50
urban都市 structures構造, processing処理 systemsシステム --
137
578771
2785
都市計画や
行程システムの設計を行いますが
09:53
what is the realリアル goalゴール?
138
581580
1624
真の目的は何だったのでしょうか
09:56
To have somebody誰か guilty有罪 in case場合 they fail失敗します.
139
584347
2930
失敗した時に
誰かを後ろめたい気持ちにすること
10:00
We are creating作成
organizations組織 ableできる to fail失敗します,
140
588499
4887
私達は規則に則り
10:05
but in a compliant準拠する way,
141
593410
2977
失敗の責任を明確にすることで
失敗する組織を作っているのです
10:08
with somebody誰か clearlyはっきりと
accountable説明責任 when we fail失敗します.
142
596411
3442
10:11
And we are quiteかなり effective効果的な
at that -- failing失敗する.
143
599877
3824
失敗するには
実に効果的な方法です
10:16
Measurement測定.
144
604892
1161
数値化
10:18
What gets取得 measured測定された gets取得 done完了.
145
606674
1428
仕事をいかに評価するのか
10:20
Look, to passパス the batonバトン,
you have to do it at the right time,
146
608126
4391
バトンを渡す時は
適切なタイミングで
10:24
in the right handハンド, at the right speed速度.
147
612541
2475
適切な速さで次の選手に渡しますね
10:27
But to do that, you have to put
energyエネルギー in your arm.
148
615457
2559
それには腕に全力を注がなくてはなりません
あくまで腕であって
脚にではありません
10:30
This energyエネルギー that is in your arm
will not be in your legs.
149
618040
2991
10:33
It will come at the expense費用
of your measurable測定可能な speed速度.
150
621491
2979
すると自分の走る速度を
犠牲にすることになります
10:37
You have to shout叫ぶ early早い enough十分な
to the next runnerランナー
151
625367
3453
そしてバトンを渡す前に
次の走者に
声を上げて知らせなくてはなりません
10:40
when you will passパス the batonバトン,
to signal信号 that you are arriving到着,
152
628844
3311
10:44
so that the next runnerランナー
can prepare準備する, can anticipate予期する.
153
632179
3205
そうする事で次の走者の
心の準備ができます
10:47
And you have to shout叫ぶ loud大声で.
154
635408
2163
大声で叫ばなくてはなりません
10:50
But the blood血液, the energyエネルギー
that will be in your throat
155
638182
3973
そうすると 血流やエネルギーは喉へ向かい
10:54
will not be in your legs.
156
642179
1400
脚には回らなくなります
10:55
Because you know, there are
eight8 people shouting叫ぶ at the same同じ time.
157
643603
3756
おまけに8人が同時に叫ぶのです
10:59
So you have to recognize認識する the voice音声
of your colleague同僚.
158
647383
2639
仲間の声を聞き分けなくてはなりません
11:02
You cannotできない say, "Is it you?"
159
650372
1753
「あなたなの?」とは聞けません
11:04
Too late遅く!
160
652570
1154
遅すぎますよ!
11:05
(Laughter笑い)
161
653748
1206
(笑)
11:06
Now, let's look at the raceレース
in slowスロー motionモーション,
162
654978
4976
ここでレースを
スローモーションにして
11:11
and concentrate集中 on the third三番 runnerランナー.
163
659978
2548
3番目の走者に注目してみましょう
11:14
Look at where she allocates割り振る her efforts尽力,
164
662550
4423
彼女は一体どこで努力をして
11:18
her energyエネルギー, her attention注意.
165
666997
2707
エネルギーや注意を払っているのかを見るのです
11:22
Not all in her legs -- that would
be great for her own自分の speed速度 --
166
670878
3144
走ることだけに集中するのではなくて
11:26
but in alsoまた、 in her throat,
arm, eye, brain.
167
674046
3490
喉や腕
目や頭脳も使わなくては
11:29
That makes作る a difference in whoseその legs?
168
677560
2346
これが誰の利益になるのかというと
11:32
In the legs of the next runnerランナー.
169
680314
2112
次の走者ですよね
11:34
But when the next runnerランナー runs走る super-fast超早い,
170
682728
2834
すると 次の走者が非常に速かった場合
11:37
is it because she made a superスーパー effort努力,
171
685586
2128
その走者の努力によるものか
11:39
or because of the way
the third三番 runnerランナー passed合格 the batonバトン?
172
687738
3237
3番目の走者のバトンの渡し方のおかげなのか
11:43
There is no metricメトリック on earth地球
that will give us the answer回答.
173
691403
3855
その答えを判断する方法はありません
11:48
And if we reward褒賞 people on the basis基礎
of their彼らの measurable測定可能な performanceパフォーマンス,
174
696310
4511
評価することが可能な功績に
報いるとなると
11:52
they will put their彼らの energyエネルギー,
their彼らの attention注意, their彼らの blood血液
175
700845
3054
それができる事にエネルギーや
集中力や血液を割り当てるので
11:55
in what can get measured測定された -- in their彼らの legs.
176
703923
2023
脚に向けてしまいます
11:58
And the batonバトン will fall and slowスロー down.
177
706581
2246
すると バトンを落とし
結局遅くなるのです
12:01
To cooperate協力する is not a superスーパー effort努力,
178
709534
2572
協力とは やみくもに
努力することではありません
12:04
it is how you allocate割り当て your effort努力.
179
712130
2023
どこで努力をするのかにかかっています
12:07
It is to take a riskリスク,
180
715280
1840
それにはリスクが伴います
12:09
because you sacrifice犠牲
the ultimate究極 protection保護
181
717144
4230
なぜなら数値化できる自分の功績を
12:13
granted付与された by objectively客観的に measurable測定可能な
individual個人 performanceパフォーマンス.
182
721398
5427
犠牲にするわけですから
12:20
It is to make a superスーパー difference
in the performanceパフォーマンス of othersその他,
183
728516
3877
しかもこれはライバルに
12:24
with whom we are compared比較した.
184
732417
1690
非常に良い結果をもたらします
12:26
It takes beingであること stupid愚か to cooperate協力する, then.
185
734757
2334
そうなると 協力するのはばかげています
12:29
And people are not stupid愚か;
they don't cooperate協力する.
186
737551
2730
人は愚かではありませんから
協力するのを止めます
12:32
You know, clarity透明度, accountability説明責任,
measurement測定 were OK
187
740738
5140
これで世界がシンプルな頃なら
12:37
when the world世界 was simplerより単純な.
188
745902
2416
明確さ 責任の所在
数値化についてはOKですね
12:40
But businessビジネス has become〜になる much more complex複合体.
189
748929
3024
しかし ビジネスは更に複雑になりました
12:43
With my teamsチーム, we have measured測定された
190
751977
2031
私のチームはビジネスにおける
12:46
the evolution進化 of complexity複雑 in businessビジネス.
191
754032
3024
複雑性の進化を評価しました
12:49
It is much more demanding要求の厳しい today今日
to attract引き付ける and retain保持する customers顧客,
192
757080
5603
以前にも増して
世界規模で顧客を引き付け
12:54
to buildビルドする advantage利点 on a globalグローバル scale規模,
193
762707
3311
利益を生み出すことが
12:58
to create作成する value.
194
766042
1459
求められています
13:00
And the more businessビジネス gets取得 complex複合体,
195
768691
2757
ビジネスでは 明確さや責任の所在
数値化の名の元に
13:03
the more, in the name of clarity透明度,
accountability説明責任, measurement測定
196
771472
5301
構造や進行やシステムが
13:08
we multiplyかける structures構造,
processesプロセス, systemsシステム.
197
776797
3664
さらに複雑になっていきます
13:13
You know, this driveドライブ for clarity透明度
and accountability説明責任 triggersトリガー
198
781083
4809
明確さと責任の所在を追い求めるあまり
13:17
a counterproductive逆効果 multiplication乗算
of interfacesインタフェース, middle中間 officesオフィス,
199
785916
5355
却って 非生産的な橋渡しや
経営管理部門を生み出し
13:23
coordinatorsコーディネーター that do not only
mobilize動員する people and resourcesリソース,
200
791295
5037
進行役が人や
リソースを止めてしまうだけでなく
13:28
but that alsoまた、 add追加する obstacles障害.
201
796356
2309
厄介ごとを加えるのです
13:31
And the more complicated複雑な the organization組織,
202
799276
4570
組織が複雑になるほど
13:35
the more difficult難しい it is to understandわかる
what is really happeningハプニング.
203
803870
3653
現状を把握することが
ますます難しくなります
13:39
So we need summaries要約, proxies代理, reportsレポート,
204
807547
5420
すると サマリーや委任状
報告書や
13:44
keyキー performanceパフォーマンス indicators指標, metricsメトリック.
205
812991
3300
主要業績評価指標や
測定基準が必要になります
13:48
So people put their彼らの energyエネルギー
in what can get measured測定された,
206
816315
4712
すると 会社の経費を使って
評価されるものに
誰もが力を入れるようになります
13:53
at the expense費用 of cooperation協力.
207
821051
2095
13:55
And as performanceパフォーマンス deteriorates劣化する,
208
823170
2532
業績が悪化すれば
13:57
we add追加する even more structure構造,
processプロセス, systemsシステム.
209
825726
3129
さらに新たな構造や過程や
システムを導入します
すると 人々は会議に
時間を取られるようになり
14:00
People spend費やす their彼らの time in meetings会議,
210
828879
2832
14:03
writing書き込み reportsレポート they have
to do, undo元に戻す and redoやり直す.
211
831735
4126
必要な報告書を書いては消して
再びやり直すのです
14:08
Basedベース on our analysis分析,
teamsチーム in these organizations組織
212
836289
3422
私達の分析では
こういった組織のチームは
14:11
spend費やす betweenの間に 40 and 80 percentパーセント
of their彼らの time wasting無駄にする their彼らの time,
213
839735
6171
40%から80%の時間を
無駄にしており
14:17
but workingワーキング harderもっと強く and harderもっと強く,
longerより長いです and longerより長いです,
214
845930
3993
仕事はますます忙しく
長くなる一方で
14:21
on lessもっと少なく and lessもっと少なく value-adding付加価値 activitiesアクティビティ.
215
849947
2943
有意義な活動が減っていきます
14:26
This is what is killing殺す productivity生産性,
216
854242
2310
これが生産性を破壊し
14:28
what makes作る people suffer苦しむ at work.
217
856576
2198
仕事で人々を苦しめているのです
14:31
Our organizations組織 are wasting無駄にする
human人間 intelligenceインテリジェンス.
218
859226
4537
組織が人の知力を無駄にしています
14:35
They have turned回した againstに対して human人間 efforts尽力.
219
863787
3648
人の努力を水の泡にしているわけです
14:40
When people don't cooperate協力する,
220
868673
2890
人々が協力しようとしない時は
14:43
don't blame責任 their彼らの mindsets考え方,
their彼らの mentalities精神, their彼らの personality --
221
871587
4395
その考え方や精神面
人格を攻撃するのではなく
14:48
look at the work situations状況.
222
876006
2151
仕事の状況を考えてみてください
14:51
Is it really in their彼らの personal個人的 interest利子
to cooperate協力する or not,
223
879125
4249
協力することに
誰もが関心を持っていて
14:55
if, when they cooperate協力する,
they are individually個別に worse悪化する off?
224
883398
3985
協力すれば
その人は報われるだろうか?
14:59
Why would they cooperate協力する?
225
887914
1619
なぜ人は協力するのか?
15:01
When we blame責任 personalities人格
226
889922
3592
明確さや責任の所在や
評価の代わりに
15:05
instead代わりに of the clarity透明度,
the accountability説明責任, the measurement測定,
227
893538
6158
人格を責めると
15:11
we add追加する injustice不正 to ineffectiveness無効.
228
899720
3658
非効率性に更に不平等さを
もたらすからです
15:17
We need to create作成する organizations組織
229
905654
1913
誰にとっても有用で
協力体制にある
15:19
in whichどの it becomes〜になる individually個別に useful有用
for people to cooperate協力する.
230
907591
4314
組織を作らなくてはなりません
15:24
Remove削除する the interfacesインタフェース,
the middle中間 officesオフィス --
231
912807
4795
橋渡し役や経営管理部門といった
15:29
all these complicated複雑な
coordination調整 structures構造.
232
917626
3058
複雑な構造を持つ組織はどれも不要です
15:33
Don't look for clarity透明度; go for fuzziness曖昧さ.
233
921573
4380
明確さを求めるのではなく
むしろ曖昧さを求めましょう
15:37
Fuzzinessファジー性 overlapsオーバーラップ.
234
925977
2015
境界線を曖昧にしましょう
15:41
Remove削除する most最も of the quantitative定量的 metricsメトリック
to assess評価する performanceパフォーマンス.
235
929244
4480
業績の評価に数値化は不要です
15:46
Speed速度 the "what."
236
934200
1532
「何をするか」を促すのです
15:48
Look at cooperation協力, the "how."
237
936414
2817
「いかに」協力するのかに注目しましょう
15:51
How did you passパス the batonバトン?
238
939255
1601
どうやってバトンを渡したのか?
15:52
Did you throwスロー it,
or did you passパス it effectively効果的に?
239
940880
3562
投げたのか それとも上手く渡したのか?
15:58
Am I puttingパッティング my energyエネルギー
in what can get measured測定された --
240
946569
6058
自分がエネルギーを傾ける先は
脚なのかスピードなのか
それともバトンの渡し方でしょうか
16:04
my legs, my speed速度 --
or in passing通過 the batonバトン?
241
952651
4135
16:08
You, as leaders指導者, as managersマネージャー,
242
956810
4343
私達はリーダーやマネージャーとして
16:13
are you making作る it individually個別に useful有用
for people to cooperate協力する?
243
961177
5552
一人一人が協力できる体制を
作っているでしょうか?
16:20
The future未来 of our organizations組織,
244
968205
3138
私達の組織や
16:23
our companies企業, our societies社会
245
971367
3793
企業や社会の未来は
16:27
hingesヒンジ on your answer回答 to these questions質問.
246
975184
5093
その答えにかかっています
16:33
Thank you.
247
981035
1181
ありがとうございます
16:34
(Applause拍手)
248
982240
3485
(拍手)
Translated by Misaki Sato
Reviewed by Takafusa Kitazume

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ABOUT THE SPEAKER
Yves Morieux - Consultant
BCG's Yves Morieux researches how corporations can adapt to a modern and complex business landscape.

Why you should listen

Yves Morieux thinks deeply about what makes organizations work effectively. A senior partner in BCG’s Washington D.C. office and director of the BCG Institute for Organization, Morieux considers how overarching changes in structure can improve motivation for all who work there. His calls his approach "Smart Simplicity." Using six key rules, it encourages employees to cooperate in order to solve long-term problems. It isn’t just about reducing costs and increasing profit -- it’s about maximizing engagement through all levels of a company. Morieux has been featured in articles on organizational evolution in Harvard Business Review, The Economist, The Wall Street Journal, Fast Company and Le Monde.

More profile about the speaker
Yves Morieux | Speaker | TED.com

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